ジョシュア 大国に抗った少年

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映画レビュー

5.0あっぱれジョシュア!

2019年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

『ジョシュア』をネットフレックスで観た。これはドキュメンタリー映画、香港の学生運動のリーダージョシュアウォン(黄 之鋒(こう しほう、英語:Joshua Wong、1996年10月13日 - )の動きを追った映画。

ジョシュアは14歳の時、『学民思想』という団体に参加して、中国本土の国民教育の香港に対する押し付けに反対し始める。共産党の洗脳思想の受け入れに反対し、デモを始める。ネットや Tutube などで、彼中心の活動は香港の街に広まっていく。最後に、香港の行政長官は中国の国民教育撤回を認める。14歳で始めたこの活動が、実を結んだのは天安門スクエアの数多くの死者を出したデモと比べると、簡単に成功したように思える。しかし、香港の基盤は共産党ではないから、多くの人々はジョシュアをはじめとするアクティビスト、学民思想をサポートできると思う。

しかし、この成功のあとに、、習近平が就任することにより、中国本土と香港の『一国二制度』は保たれず、中国本土、同化政策に発展していく。香港の政治家は中国本土の承認をもらった人がなれるとかいう制度に大学の教授たちが反対する。この運動に、ジョシュアたちも加わる。

ジョシュアというタイトルだから、彼の動きを追っているが、ジョシュアという青年の考えていることは自分の将来だけのことではなく、例えば、勉強して良い大学に言って、云々ではなく、コミュニティー、香港の将来、広い意味での世界の将来を頭に入れて動いている。なにが、正しいかを知っているから、正しいことをするためにはどうするかも、見極めている。ジョシュアあっぱれ。

これは今日、仕事場で見た映画だが、久々に体の動きが止まって凝視した映画だった。

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