劇場公開日 2018年6月15日 PROMOTION

ワンダー 君は太陽 : 特集

2018年6月4日更新

いま一番“すすめたい”映画【「美女と野獣」製作陣が興収320億円の世界ヒット!】
映画ライターは感涙し、映画ファンは共感し、映画.comはハッピーに!
「僕は10歳、“普通の子”じゃない」オギーと“みんな”の《ワンダーな心の旅》

全米有力批評サイトで高評価&全世界320億円超の大ヒットを記録したヒューマンドラマ
全米有力批評サイトで高評価&全世界320億円超の大ヒットを記録したヒューマンドラマ

映画ライターは涙し、映画ファンは共感、そして映画.comは幸せな気持ちに包まれた──いま、最もすすめたくなる全世界ヒットのヒューマン・ドラマが、6月15日から全国公開される。それは、「ワンダー 君は太陽」。「ルーム」の天才子役ジェイコブ・トレンブレイ、ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソンらが共演、遺伝子疾患により、他の子とは違う容姿を持って生まれてきた10歳の少年オギーと、彼を支える両親、姉、そして友人たちの成長が、温かく爽やかに描かれる。


[いま、本作をすすめたい! ケース(1):映画ライターの場合]
オギーたちの小さな一歩に“涙”、でも何だろう“この温かい気持ち”は──

「僕は10歳、普通の子じゃない」オギーが家族と離れ、ついに小学校への一歩を踏み出す
「僕は10歳、普通の子じゃない」オギーが家族と離れ、ついに小学校への一歩を踏み出す

鑑賞した人みんなが、「あの映画良かったよ」と大切な人にすすめたくなってしまうのが本作。まずは映画ライター、解説者の3名、折田千鶴子氏、新谷里映氏、中井圭氏が、涙に包まれ、そして温かく優しい気持ちになったことを表明した。それぞれが感じた涙と気持ちから、この物語が見る者が共感してやまない“ワンダー”な作品であることがしみじみと伝わってくる。

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強さと優しさは時に同義だが、まさにそんなことを実感させられる本作。初登校、チューバッカの空想で最初の難関を乗り越えるオギーの姿も、家族が涙をグッと堪(こら)えて彼を見守る姿も。落涙を免れない前半から、家族や友達、みなの心情が痛いほどスクリーンから溢(あふ)れてきて、観る者をザブーンと包み込む。色んな困難に瀕(ひん)するたび胸を締め付けられるが、映画には終始ポジティブな空気が流れている。オギーのユーモアを解する性格も大きいが、頑張る強さ、見守る強さ、乗り越える強さがあるからこそ、差し込まれるジョークや軽口が効く。その笑いが、勇気や希望を灯(とも)す。胸ムギュウと涙を搾り取られつつ、奇跡のような清々(すがすが)しい感動が唇に微笑みをもたらす。

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人を見た目で判断しない、相手の立場になって考える……人に優しくする方法はたくさんありますが、オギーが教えてくれたのは、“受け入れる”ということ。どちらか一方ではなくお互いが受け入れ合うことでした。オギー自身はもちろん優しくて、彼の両親もお姉ちゃんも優しくて、そしてオギーと出会った人たちが、次々と“受け入れる”ことを学んで優しくなっていく。ラストシーンはもう、みんなの優しさを全身で浴びている感じ、まるでひなたぼっこをしているような温かさに包まれました。微笑みと一緒に涙がこぼれ落ちるなんて、あんなに優しく爽やかな涙はいつぶりでしょう。オギーに出会えて、本当によかった!

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遺伝子の疾患を抱えたオギーのしなやかで静かな強さが周囲の人々の心を溶かし掴(つか)んでいく様はとても感動的だが、もうひとつ、本作のドラマが秀逸なのは、登場人物それぞれに苦悩があることを描いた点。特に、弟に両親の注目を持っていかれた“手のかからない姉”のヴィアの寂しさも、映画は見逃さずにきちんと昇華する。本作の主役はオギーだが、登場人物それぞれが人生の主役であることを描き、それを見つめる目線が優しい。誰にとっても人生はタフだけど素晴らしいことを本作は随所で示唆する。だからこそ感動の涙の後に、すべての人生が祝福されたような大きな幸福感が押し寄せるのだ。


[いま、本作をすすめたい! ケース(2):映画ファンの場合]
複数視点からの物語が、年齢・性別・立場を超えた“強い共感”を生む──

オギー(中央)を中心にして、家族や友人たちそれぞれの思いが丹念に描き出される
オギー(中央)を中心にして、家族や友人たちそれぞれの思いが丹念に描き出される

ライター陣の思いに続けて紹介するのは、試写会で本作の温かみに触れた「映画ファン」の気持ち。250人を超える回答者数の満足度は、「98%」という驚異的な数字。そして「97%」が、「泣いた」と答えている。そのアンケートにしたためられた真摯なコメントからは、主人公オギーだけではなく、登場人物たちそれぞれの視点から描かれる物語に、強い共感が高まったことが伝わってくる(ちなみに当日の試写会場では終映後、年齢、性別、立場を超えて、温かな拍手が湧きあがったという)。

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[いま、本作をすすめたい! ケース(3):映画.comの場合]
見た後は「いい映画に出合えた」という“満足感”に包まれる──

姉ヴィア(右・イザベラ・ビドビッチ)ら、周囲の人々にも向けられている優しい眼差し
姉ヴィア(右・イザベラ・ビドビッチ)ら、周囲の人々にも向けられている優しい眼差し

本当にいい映画を見た。何と言うか……会う人全員に伝えたくなるくらいの満足感だ。「いい映画」を探している人はもちろん、そうじゃない人にも、「あの映画よかったよ」と自然に口にしてしまう。全米では5週連続で週末ボックスオフィスランキング・ベスト5入りし、累計約144億円の興行収入を記録。全世界で約320億円という大ヒットとなっただけではなく、全米有力批評サイト「Rotten Tomatoes」では、「85%」という高評価を集めた(18年5月1日現在)のが、本作。この「素晴しい映画」が、興業と評価の両面において大成功を収めた理由を考察したとき、そこには、「原作力」と「製作力」と「演技力」という3つの「力」が浮かび上がってくる。

名著「ワンダー」(R・J・パラシオ作 中井はるの訳 ほるぷ出版刊)が映画化!
名著「ワンダー」(R・J・パラシオ作 中井はるの訳 ほるぷ出版刊)が映画化!

映画.comがまずお伝えしたいのは、全世界800万部(シリーズ累計1200万部)を誇る「原作力」だ。新人作家だったR・J・パラシオが13年に著し、SNSを通じてまたたく間に話題となった原作は、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーリスト第1位も記録。日本でも子どもたちを中心に愛されている物語だけに、本作が日本でも響くのは間違いないと推察できる。

「美女と野獣」の製作者&脚本家が、またもや驚きと優しさに満ちた作品を生み出した
「美女と野獣」の製作者&脚本家が、またもや驚きと優しさに満ちた作品を生み出した

そして、世界中の人々の胸を打った温かな物語に注目し、映画化に奔走したスタッフの力──つまりは「製作力」も重要だったと気づかされた。大ヒット作の実写版「美女と野獣」を手掛けたプロデューサーが映画化権を取得。同じく「美女と野獣」の脚本を担当し、「ウォールフラワー」の監督としても知られるスティーブン・チョボウスキーを監督に抜てきして本作を実現させたのだ。その思惑は見事と言うしかない。

息子のことを心から心配しながらも、決して過保護には扱わない母の姿に勇気をもらえる
息子のことを心から心配しながらも、決して過保護には扱わない母の姿に勇気をもらえる

もちろん、本作の完成・成功にはキャスト陣「演技力」も欠かせなかったと考えられる。「ルーム」の天才子役、ジェイコブ・トレンブレイのオギー役と、オスカー女優ジュリア・ロバーツの母親役が紡ぎ出した親子の尊いきずながその中心にあるのは明らか。そして、父親役のオーウェン・ウィルソン、姉役のイザベラ・ビドビッチらがそれぞれの成長を表現する熱演ぶりも、大きな力となっているのだ。

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