ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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連続ドラマなら超感動した
完全ノーマークの映画でしたが、巷の超高評価を受けて鑑賞。
確かに感動ポルノなどではなく、オギーとその周辺の人たちの葛藤を誠実に描いた映画でした。
が、個人的にはピンとこず。
序盤、オギーの初登校シーンで父親の「孤独ではないんだ」という励ましには涙しましたが、それ以降はいじめっ子ジュリアンの背景が語られるパートでグッと来た以外、特に胸に迫るものはなかったです。結構、フーンって感じで終わってしまった印象。
原因ははっきりしています。それは、たくさんのエピソードを詰め込み過ぎており、それらがしっかり掘り下げきれてないからです。時間ないなら絞り込めよ。ミランダの話とかなんなんだよ。
本作への不満は正直そこくらいで、テーマやストーリーはかなり素晴らしいと思ってます。しかし、私はエピソードを丁寧に掘り下げて描写しない映画を好まないため、本作は十分に楽しめませんでした。
つまり、構成が好みに合わなかったのです。
物語は好きです。善人ばかりの都合のいい夢物語に見えますが、内容やテーマはリアルだと感じました。外見は慣れるとか、友人が出来て世界が変わる感覚とか、聞き訳の良い子が実は葛藤を抱えているとか、問題を抱えている子には必ずなんらかの背景があるとか、安定した守りがあれば一歩踏み出す勇気で自分の世界を変えられるとか。このように結構本質的なことが語られており、だからこそただの泣かせ映画ではなく、かなりの高評価を勝ち得たのだと思います。
また、本作は身も蓋もないスーパーリアリズムを語っています。それは、
『経済的に安定した家庭と、豊かな愛情を与えつつ本人の主体的を重んじる素晴らしい家族を持ち、それに裏付けられた柔軟で前向きな性格、さらに高い知能を有するとなると、問題解決能力が非常に高くなるため、自尊心と自己効力感に恵まれ、その結果人生イージーモードとなる』
ということ。オギーを見ているとしみじみそう感じます。
確かにあの顔で生きるのは大変ですが、オギーよりもジュリアンの方がしんどい人生を送ることになると思います(すでに送っているか)。
そんなジュリアンがトラブルを起こした後に、校長に語った言葉は良かったです。ジュリアンの物語は、短いながらも説得力がありました。
続編はジュリアンでお願いします。
素直に観ると良い
母親目線
見応えのあるいいお話
温かい人たちでいっぱいの映画です。
星、5つじゃ足りない!
6年ぶりにテレビで再鑑賞。先日映画館で、この作品の続編の予告編でオギーが大学生になった作品だと思ってたら、ヘレンミレンが主役の、全然違う世界でしたー!
続編はいじめっ子で学校を辞めたジュリアンが中心の作品ですが、そこそこの高評価なので、今からめちゃめちゃ楽しみにしています。きっと日本でも近いうちにこの作品はテレビ放映されることでしょう。
この作品はやっぱり何度観ても、しかも、いくつものシーンで泣けますね。カナダの高校は一クラスせいぜい20人くらい、日本の半分だから、教育法とか学校文化とか全然違いますが、やっぱり学校に馴染めない子はフリースクール的な道もあるし、日本でも不登校が増えているし、その後の選択肢は多岐に渡っていい時代になりました。
とはいえ、もしオギーがもう学校行きたくない!ってあきらめてしまえば、あの卒業式の感動的な景色が見られないんですよね。
昔から子供は誰かをバイキン扱いするような残酷な生き物だけど、ルッキズムが強くなった昨今はもっと陰湿なイジメもあるでしょう。
オギーのようにイジメに立ち向かい、いじめっ子に対しても卑屈になることなく、毅然と孤高のプライドを保ち、頑張って勉強をして成績優良でい続けることで、周りに友達が集まるんだなぁと思いました。
オギー役のジェイコブくんはバンクーバー出身、最近高校を卒業したばかり(北米は6月が卒業式!)です。…そうか、ブリーラーソン主演の「ルーム」に出てた、シングルマザーの息子役、こんなに大きくなったんだなぁ…♪
この作品の素晴らしさはオギーだけに焦点を当ててるわけでなく、お姉ちゃんの寂しさ、姉弟の友達たちの視点もそれぞれ描いてることです。だから登場人物の誰かしらに共感できたり、立体的に作品を味わえる深みが感じられます。
もちろん、両親の大切さ、おばあちゃんのありがたさ、先生たちの熱さなど、家族の温もりとヒーローな大人たちを多面的に描けたところも、この作品の成功のカギですね。
あ、この作品の撮影地、ほとんどバンクーバーwww
ちょいちょいダウンタウンにある図書館がロケで封鎖されてますが、今度は何撮ってるか聞こう!
予算2000万ドル、世界興行収入3億ドル越えの大ヒット作品、続編も超期待してます!
〈映画館で観た直後の感想〉
これ、頭から最後まで泣けるやつじゃないですか!少年成長物語好きにはたまらない話、しかもお姉ちゃんが黒人の彼氏とラブラブになるところまで嬉しい。
差別をされてきた家族を持つからこその優しさ、みんな違ってみんないいのだ!
言葉のやりとりのない、どこかギスギスしてきた現代に生きる私達はちゃんと観てなきゃいけない作品だと思います!
心を豊かにする
修了式の
万国共通
感動した!!
心が洗われる作品です。
遺伝子の問題で奇形で産まれてきた男の子オギー。
初めはオギーの目線で物語が進むのですが、彼だけを中心として見ていくのではなく、姉のヴィアだったり、友達のジャックだったり周りの人達の目線で物語が進んでいくので、色んな人の立場で彼のことを考えることができます。
ヴィアがオギーを太陽だと表現したり、ジャックがオギーと仲良くなって学ぶことなど、登場人物がオギーをどう考えているかなど様々な気持ちが分かるのがこの作品のいいところです。
作中で散りばめられた素敵なシーンでは、色んな愛情がたっぷりでこちらまで嬉しい気持ちになったり、感動して涙してしまうことも。
中でもお父さんがヘルメットを隠した理由がとても素敵でした。オギーの顔が見たかったから。なんて愛情深い父親なんだろう。
もちろん家族愛だけではなく、友情や劣等感、嫉妬など様々な感情が散りばめられた作品となっています。
人を見た目で判断してはいけない。
このようなことを小さい頃から親や学校の道徳などで度々学んできたと思います。
だけどそれはやっぱり大人になるに連れて忘れていってしまったり、子どもだって全てを理解できるわけじゃない。
この作品はそのことを理解したり思い出させたりすることに役立つ作品です。
そして観た後には少し自分がいい人になったかのような気持ちになれる。そんな温かい作品です。
もっとワンダーの世界を知りたくて久しぶりにパンフレットを購入してしまいました。
パンフレットを読んでまた涙する(笑)
wonder君は太陽は私にとって、とても大切な作品であり宝物となりました。
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