レディ・バードのレビュー・感想・評価
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思春期の日常をうまく描いていたけど、何か強さを感じない。ヒロインが...
思春期の日常をうまく描いていたけど、何か強さを感じない。ヒロインが突飛なキャラクターな作品かと思っていたけど平凡であることを描いてた。
準備期間
思春期とは、周りの全てが気にくわなくて、周りの全てが気になってしょうがないお年頃。自分が一番凄い奴だと思っていたのに、すぐに一番ダメな奴だと落ち込んでしまう。だけどそれも一匹の「猿もどき」からひとりの「人間」へ変化する為の準備期間だと思うと納得。いろいろなものが過剰分泌して、わけがわからなくなる感じが上手かったです。
ティモシー・シャラメ君は、「君の名前で僕を呼んで」とは違った魅力で、登場するだけで場が華やかになります。釘付けになってしまいました。
シアーシャちゃん可愛い
2002年、進学を控えた高校3年生の自称レディバードという女の子の学校生活と、母親や他の家族を描く。
明け透けな負け組女子を描いた映画なら「スィート17モンスター」、子供に巣立たれる母親なら「6歳のボクが大人になるまで」の方が上だと思うが、この映画は全体的におしゃれ。主演女優の魅力によると思う。若手俳優が豪華!また「なぜこの両親にこの息子?」といった家族構成の裏側も、描き方がなかなか面白い。
主人公たちは「うちはお金がない」と繰り返しているが、日本人から見てそれほど貧しそうに見えないが…。
後悔と失敗だらけの青春だから
グレタ・ガーウィグと言えば、「マギーズ・プラン」「トッド・ソロンズの子犬物語」「ジャッキー」「20センチュリー・ウーマン」などなどなど、目下売れっ子真っ最中な女優さん...ではあるけれど、「フランシス・ハ」で、イタくて失敗の連続を繰り返しながらも真っ直ぐ(かなりズレてはいるけど...)に生きる女性を演じて共同で脚本も書いていた頃が良かったなあ...と本人も思っていたのかは知らないが、自身が裏方に徹した初監督作品である今作は、「フランシス・ハ」に匹敵する魅力に満ちていた!高校最後の日々を描いた青春映画ではあるが、ロマンチックばかりでも、トンチキ騒ぎばかりでも、増してや友情と涙ばかりでもないが、そのすべてを等身大に、受け止める”ダメなアタシ”に好感が持てる。背伸びして失敗、恋がしたい!で失敗、親に逆らって...失敗。そんな、青春なんて良い事とか悪い事ばっかじゃない、しかもはっきり言ってパッとしない。そんなフツーの高校生の日々が何とも愛おしく思えてしまう。「ラブリーボーン」のスージーと言えば分かりやすいシアーシャ・ローナンが演じる主人公”レディバード”に、男女関係なく共感を覚えてしまうから不思議。シアーシャはもちろん、ルーカス・ヘッジズ、ティモシー・シャラメという目下売出し中の男の子を、しれっとさらっと自然体に使ってしまうのも良いなあ。ガーウィグ監督がマンブルコア出身だって事をネガティヴに捉える向きもあったようだが、この自然体で等身大の青春の日常は、マンブルコアの精神そのもの。ガーウィグの出身地のシンシナティを舞台に選んでいるのも、何かイイなあ。大傑作!
涙腺が、、
とにかく自分がこの手の話に弱いことはよくわかった。「嫌い」を公言してはばからない娘がニューヨークにでていく描写で崩壊。
そしてラストシーン。いろんなあるあるのうち、これはなかったな、という締めくくりが素晴らしい。
街並みが美しい
面白い!美しい街並み、魅力に溢れた登場人物、洗練された、共感できるストーリー。とにかく面白い!
主人公を演じたシアーシャローナン、よかった!『グランドブダペストホテル』でしか見たことなかったが、この役がとてもハマってる。あぁ…イタいな…感が滲み出ててよかった。
個人的にはあと、男性陣2人(ティモシーシャラメとルーカスヘッジズ)がかなり良かった。ティモシーシャラメはあの顔でこの役だから最高でしょ!どんどんこういう役をやってほしい。ルーカスヘッジズは青春映画にLGBT問題を導入してくれる役割を果たしていたのでとてもいい。かっこいいし。
一番気に入ったのは街並み。夜の雰囲気も昼の雰囲気もアメリカって感じで好きすぎる。時間も短いしDVDを買ってまた見たい…。
郷愁
地方から都会へ出た事がある人なら、
誰でも思い当たるのでは。
郷愁の感って、
この位の時期に実感します。
ラスト10分のために、
じっくりと、
“レディ・バード”に時間を使う。
そのおかげで、なんの変哲もない、
ありふれた郷愁の感情に、
大きなカタルシスを与える。
あらためて、
こういう丁寧な映画は、
好感が持てると思いました。
母娘の関係と高3JK
シアーシャローナンも23歳か。ブラこそしているが上に乗って腰をふるベッドシーンをやるようになるとは。でも高3にみえる。
息を吸ったところでブチッと切るラストシーンは斬新。
西海岸郊外のサクラメントのカソリック高校
ニューヨークで大学生生活
家族、友人、恋人、身の回りにいる大切な人たち
どんな人もいつかは慣れて、平凡な日々を望んでしまう。
刺激を求めることで自分を変えられることもあれば、地元や家族、慣れ親しんだ友人たちの信頼を失ってしまうこともある。
親は子供を愛している
そんなことを学ばせてくれる作品だった。
大学進学前の、漠然とした未来や都会への期待と、現実との間でふわふわと揺れ動く10代の女の子の心が、とても細かく表されていた。なんとなくで決めた大学に通っている私にとって、都会の大学へ強い憧れを抱いている主人公はとても眩しく見えた。
そしてティモシーシャラメが美しい。ひたすらに美しい。CMBYNの時とは違うシャラメを見れる〜!
娘とうまくいっていないお母さん方にお勧め。
楽しかったし、ちゃんと面白かった。
もう自分の歳になったら、お母さんの方の立場でこの映画を見てしまっていた。
娘と最近うまくいっていないお母さん世代の人たちにも、ぜひ見て欲しい。
田舎の女の子の物語
思ってたのと大分違ったけど、面白かった!
自分は普通じゃない、目立つべき存在だと思っている中二病を発症した高3。
片田舎がいやで東海岸に行きたいけど、家はあまり裕福ではない。
母親ともうまくいっていないそんな少女の一年。
NYに行ってみたら結局自分のアイデンティティーは、サクラメントの田舎にあるという葛藤。
アメリカなのに、カトリックの学校だし厳しめ(とはいえ田舎ってそんなもんだよね)なのがいやではみ出したい。
東海岸に対する葛藤がよくわかりました。
いろいろ知ってないと楽しめないかもしれないそんな映画。
サクラメントの街から抜け落ちた歯
グレタ・ガーウィッグがサクラメントへ、そして母親への愛情たっぷりに描く映画。クリスティン=レディ・バードがサクラメントの田舎町で育ち、抜け落ちた歯のように街へと巣立って行く。友達や家族の愛情の中、痛くもあり、頼もしくもあり、皆の青春を描いた映画でした。
娘と母親=女と女
男が割って入れない女同士のイザコザは何気に父親の存在で良いバランスが取れたりそうでは無かったり母にとっても娘にも不可欠なお父さん。
まるで「フランシス・ハ」でのフランシスの青春時代を描いているような主人公がG・ガーウィグそのものに見えてしまう。
娘を持つ母親や進路に迷い中だったりな女子高生やそんな家族が今観るべき映画!?
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