「レディバードが飛び立つまで。」レディ・バード takaさんの映画レビュー(感想・評価)
レディバードが飛び立つまで。
2002年、カリフォルニア州のサクラメントの街。
神学校のハイスクールに通うクリスティーンは
レディバード(てんとう虫)と家族に呼ばせ
大学進学を控えたティーンエイジャー。
恋に勉強に家族に今時の高校生の悩みを等身大に描く。
カトリック系の高校では過度な恋愛はNGとされ
家族では父がリストラの波にのまれそうで進学するにも
大学からの助成金がないと入学すらままならないのが現状。
恋愛も抑圧され、彼女自身が行きたいNYの大学へも
いけるか分からないという鬱憤の中、
自身を支えてくれる友人や家族などの愛を描いた作品。
同世代のティーンの人にはレディバードの気持ちが、
子供のいる世代にはレディバードの母の気持ちがわかる
両方の世代の心に刺さる作品ではないでしょうか。
見た後、レディバードがとても愛おしく思えます。
心を裸にした言葉って本人を目の前には言えないのかな。
だから手紙や電話なら伝えることが出来るのかな。
すごく良い映画でした。
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