ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書のレビュー・感想・評価
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その後の展開に驚嘆する
意外な事に初共演だというメリル・ストリープとトム・ハンクスを主演に迎えたスティーブン・スピルバーグ監督作。1970年代、ベトナム戦争に関する極秘文書の存在をスクープする作品...だと思っていたら、報道の自由を主張して情報の獲得に奔走して白日の元にしようという新聞社側の信念に満ちた行動と、それをもみ消そうとする政府の圧力との闘いを描いた作品だった。脚本、演出、全てが素晴らしいが、やはり俳優の演技が素晴らしかった。といっても主演の二人だけではなく、脇を固める新聞社のスタッフや弁護士、関わった政治家や政府の職員など、全ての人々の演技が素晴らしく、重厚な社会派ドラマとなっていました。主題が終わってのラスト、そこまで描くか!と驚いた程の緻密さとサービス精神(?)は、さすがスピルバーグ。圧巻でした。
いま観るべき
思っていた以上に演出が地味。
人の使命感と情熱と正義
字幕を読むと芝居がみれない・・・
調査報道と司法の健全性・独立性
日本でも、財務省のデータ偽装や防衛省の日報隠蔽がある昨今、
ベトナム戦争に関わる当該作品は、大変考えさせられる作品でした。
どこでも、権力者は情報を統制し隠蔽したがるものですが、
やはり、米国は健全な国です。
「報道の自由」というよりは、「正義感のある報道」に
心打たれました。
日本のメディアは、新聞特に朝日新聞は異なりますが、
TVは、うわべだけの報道が多く、
当該作品は、「調査報道」の必要性も訴えています。
また、「三権分立」と小学校で習うのに、
日本では、「原発に反対した裁判官が左遷させられる」など
内閣の暴走が強いのですが、
さすが米国!司法が健全に独立して機能している
と痛感しました。
ここ最近は、素晴らしい作品が続いています。
もちろん、当該作品も、満点の5点でした!
Michi
勇気ある決断
まったく内容についての予備知識なく見ました。
最初は夫が継いだ自分の父親の会社のオーナーになって、大きな決断をした女性の話。
私の世代の女性としては、おお!よくやった!すごい!
という感じでしょうか。
メリル・ストリープの洋服もとてもその時代を反映したもので、記事がシルクで柄が細かくてカラフルで、、ま、、まさに!おばあちゃんの時代の「よそいきの服や!」とか思ったり。楽しめるポイントが、細かいところでありました。
俳優陣もすごく味のある俳優さんがかためていて、よかったです。
ストーリーも、初めは「えーっと、、わからへん、、」だったのですが、途中から大筋がつかめてきて入り込んで見ていました。
終わりがわからなかったけど、、、
続編もあるのでしょうか?(終わり方の意味は、後でググって史実の意味を理解しました)
映画自体は内容は、すっきり!という感じした。
あと、印刷業のオフィスとかが素敵で、それも楽しめました。
アナログっていいなぁー!新聞紙イパーイ
暗闇の中では民主主義は死ぬのか?
ベトナム戦争の闇を暴露したワシントンポスト。
全社員が有罪になる可能性があった中での社主の判断は、報道の自由とは何かを鮮明に描いたものだった。
この直後にウォーターゲート事件で共和党の関与を暴き、ニクソン政権を退陣させたわけだが、真実を国民に知らせたワシントンポストの影響力は実に大きかっただろう。ポストは共和党に対する信頼がなくリベラル色が強すぎるのも、こうした一連の腐敗を見てきたからなのだろうと感じた。
メリル・ストリープはこの映画を通じて、トランプ政権に痛烈な批判を加えたいのだろうが、ニューヨークタイムズもポストもリベラルメディアも偏向報道の自由を行使している時点で、国民の信用を得られていないのも事実である。ワシントンポストは部数70万にも満たないローカル新聞であることからも分かるように。
国民に真実を伝えるための媒体であることを忘れてしまった人たちに見てほしい作品だ。
映画としては安定感があり、キャストも優れている。
ウォーターゲート事件の前の話
「私の兄はまだベトナムにいるの」
秀作
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