劇場公開日 2018年3月30日

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ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書のレビュー・感想・評価

全300件中、221~240件目を表示

4.0脚本がうまい

2018年4月5日
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鑑賞方法:映画館

脚本がうまいんだよね。メリル・ストリープをいかにも普通のおばちゃんって感じで描写してって「こりゃ決断するとき迷うわ」って感じにしてんの。だから文書を載せるかどうかのときに「どうするの、どうするの?」って観ちゃうんだよね。

でも途中で気付いたんだけど、このワシントン・ポストの社主って、お父さんも旦那さんもジャーナリストなんだよね。骨の髄までジャーナリスト魂みたいなのは染み込んでると思うんだよ。だから文書入手した瞬間に「絶対に公表する」って決めてた気がするな。

「私は断固公表する」って話だと盛り上がりに欠けるから、葛藤状況作って描いたんじゃないかな。

ワシントン・ポストが文書公表する動機というか、文書入手の動機って「ニューヨーク・タイムズにやられた!」って話で、別に国をどうこうしようと思ったわけじゃないんだよね。だから「国のことを思って」ってのは弱くなってんの。

「こいつは国のことを思ってやったな」ってのは文書持ち出した人だね。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストより偉い。次は最初に公開したニューヨーク・タイムズだよね。

そんな事情がありながら、映画化するときに一番印象的になるところを抜いてきたんだろうな。スピルバーグうまいと思ったよ。

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Scott

4.0メリルストリープとトムハンクスの演技の幅に感動する

2018年4月5日
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鑑賞方法:映画館

自分がやっていることは決して間違っていないのに、その正義を果たすが為に失うものの多さ。
難しいことばかりで字幕を追うのにかなり疲れる話ですが、
オラオラ系ジャーナリスト(海賊)トムハンクスと、普通のお嬢様が社主にならざるを得なくなって大きな決断を迫られる小鳩のようなメリルストリープを観るだけでも、大きな価値がある映画です。

大統領がく*そのニクソンのアメリカには、ジャーナリズムと司法が機能してることが羨ましく思えた

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アクアMARINE

4.5成長物語

2018年4月5日
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少年ジャンプとはまた別の。

そしてこれは脚色の薄いドキュメンタリーのようなもの。

製作されたステイツではそれなりの有名人故か、脚本としては若干端折られた感もあるけれど…キャサリン・グラハムは、筋金入りのお嬢さん人生から「社会への第一歩」を踏み出さざるを得なかった女性。

ヨーロッパのそれとはかなり異なるにせよ、所謂「上流社会丸出し」の、ある意味ではとても無垢なご婦人が致し方なく不似合い極まりない「社主」なんてものに収まってみるものの、なかなか一人称でビジネスの世界に入り込めずに「形ばかりのオーナー」という居心地の悪さを重ねる日々。

その覚悟のなさがIPOという重大案件への決意の緩さや戸惑い。しかし実はIPO自体は試金石ではなく布石だった。
まるで用意されたドラマのように、その縛りが伏線となり「社運を賭ける決断」を迫られる。

実際にthe Postが世間から一流紙と一目置かれるに至るのはラストにあるウォーターゲート報道を待たなくてはならないのだけれど、その助走はここから始まっている。

その助走をゆるゆると始め、しかし確実に一人称で走り始める姿、まさに成長物語。
「私は寝るわ」がターニングポイントか。

有名人故に「前提」が端折られた感のある脚本を補って余りあるメリル・ストリープの名演。
ややもすれば「ブン屋魂」が暴走するように描かれがちなベン・ブラッドリーの個性は活かした上で、実に味わい深い人物としたトム・ハンクスも流石。

「ノーラ・エフロンに捧ぐ」とあったのはカール・バーンスタインに係わることなのか?

個人的には、この映画が扱っている出来事そのものは(キャサリン・グラハムの自伝も読んでおり)有名な話だと認識していて新鮮味は薄かったのだが、実に素晴らしき成長譚だったと思う。

そしてこういった題材にすら適度にエンターティンメント性を与えてしまうのもスピルバーグの本懐だろうか。

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tq

4.0社会派エンタメ

2018年4月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

すごいすごいすごい!めっちゃ感動した!それぞれの信念を持って闘う人々の姿に泣いてしまった。ハンカチ用意してなくて焦りました。硬そうな題材だけどかなりエンタメで中だるみもまったくなく飽きない。抑え目なメリル・ストリープの演技もよかった。

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A.TAKE

4.0輪転機のスイッチを入れた時、賽は投げられた‼️

2018年4月4日
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フランスのシャルリー・エブドのテロ事件のような直接的な暴力にこそ晒されていないが、現政権との司法上の戦い、大人の判断や忖度を優先する身内からの説得、各々の正義や良心のあり方などがスリリングに絡みあい、ハラハラドキドキさせられました。それら全ての過程が活字となって形作られていく演出は、見事‼️の一言。
『輪転機を回す』だけで『ルビコン川を超える』程の決意と覚悟を悟らせ、痺れるような緊迫感を観客にもたらすなんて、さすがスピルバーグ監督だと思いました。

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グレシャムの法則

4.0スピルバーグ監督×メリル・ストリーブ×トムハンクスが作り出した傑作

2018年4月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

本当の「報道の自由」の意味を教えてもらえた。
始めから終わりまで、セリフが続くので、字幕と演技(映像)に集中して観入ってしまった。

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クララ

4.0スピルバーグ最高

2018年4月4日
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興奮

知的

この映画が良いなと思うのは、ジャーナリズムだけでなく、メリル・ストリープ演じる女社長の成長ぶりも描いているところ。経営者でありながら、その経緯のせいもあって自分に自信がないあの年代の女性が、徐々に強くなっていく姿が描かれていて、いくつでも成長できるのだというメッセージにもなっている。

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ミーノ

3.5グイグイと引き込まれた。

2018年4月4日
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鑑賞方法:映画館

緊迫の中に感動。
今の日本に欠けている報道姿勢と貫く報道の自由に拍手。!!

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ぴっかり親父

4.5その後の展開に驚嘆する

2018年4月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

意外な事に初共演だというメリル・ストリープとトム・ハンクスを主演に迎えたスティーブン・スピルバーグ監督作。1970年代、ベトナム戦争に関する極秘文書の存在をスクープする作品...だと思っていたら、報道の自由を主張して情報の獲得に奔走して白日の元にしようという新聞社側の信念に満ちた行動と、それをもみ消そうとする政府の圧力との闘いを描いた作品だった。脚本、演出、全てが素晴らしいが、やはり俳優の演技が素晴らしかった。といっても主演の二人だけではなく、脇を固める新聞社のスタッフや弁護士、関わった政治家や政府の職員など、全ての人々の演技が素晴らしく、重厚な社会派ドラマとなっていました。主題が終わってのラスト、そこまで描くか!と驚いた程の緻密さとサービス精神(?)は、さすがスピルバーグ。圧巻でした。

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foxheads

4.0いま観るべき

2018年4月4日
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フェイクニュースが世界に溢れ、ある国では自分に都合の悪いニュースはフェイクニュースと決めつける権力者が日々暴言を囁き、またある国では国民の知る権利など気にもせず公文書を改ざんしたり廃棄したと言い張ったりし、さらに別の国では情報へのアクセスが制限されるとともに権力者の任期の取り決めはなきものにされる、そんな現状の今こそ、みんなが観るべき映画です。こういう映画をこの時期に作らなければならないと思う人間がいる限りアメリカは捨てたもんではないと思う。

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sg_hori

3.5思っていた以上に演出が地味。

2018年4月4日
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興奮

知的

実話ですが、思っていた以上に演出が地味。
「新聞は政府を守る為ではなく、国民に寄り添う物で無くてはならない…」的な判事の言葉が象徴的。

1976年のロバート・レッドフォードとダスティ・ホフマンの『大統領の陰謀』を意識して作られているので、ラストのウォーターゲート事件は、『大統領の陰謀』のオープニングにピッタリとリンクしていて、合わせて観る事をオススメします。

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HIROKICHI

3.5人の使命感と情熱と正義

2018年4月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

メリル・ストリープ、トム・ハンクス、スティーヴン・スピルバーグときたら、もう最強コンビの最強映画というしかない本作品。

政府によって都合の悪い隠された真実と真っ向から対立したジャーナリスト達の闘いを描いた作品なんですが、1971年頃のアメリカの事情と新聞界のお話なので、本当に楽しみたいなら、勉強してから見た方がいいかな、ある意味、お話や因果関係などを追って行くのに大変でした。

ま、大変に面白い映画でしたが・・・・

本作品、別の見方をすれば、それぞれの人間が関わる仕事に関しての使命感など、私的には、、もう一度しっかり自分自身の関わる仕事への情熱や使命感などを再確認させて頂きました。

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sally

3.5字幕を読むと芝居がみれない・・・

2018年4月3日
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出た出た出たーメリル・ストリープの芝居力。字幕を読むか⁈芝居を見るか⁈

お嬢様育ちの天然感やそれゆえの腹の座り方などを視線やセリフの間など様々な手段で魅せてくれる。

椅子を倒すようなわかりやすいボケもやっておいて、その一挙手一投足で権利義務自由責任を背負う。
限られた俳優さんしかできない。

助かったなースピルバーグ。

見たんかなートランプ。

現在のワシントンポストVSトランプの状況も考えると笑える。

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蛇足軒瞬平太

2.0予習不足

2018年4月3日
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鑑賞方法:映画館

予習不足で話についていけず…前半は眠気との戦い。残念ながらこの作品の良さを感じることが出来なかった。
2018-71

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隣組

3.5報道マンの矜持

2018年4月3日
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鑑賞方法:映画館

興奮

スピルバーグ監督は昨年の2月に脚本を初めて読み、3月末にはもう撮影スタートしてたという。そのスピードで地味で重めなテーマを娯楽性ある2時間映画にするという天才的職人仕事。

各人が誇りを持って仕事する姿が熱い。今まさに日本人が観るべき内容。(疑惑の渦中の政治家と仲良く会食してる新聞社トップの面々はこれ観てどう思うのか)

輪転機が抜群に格好良く撮られた映画でした。

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散歩男

5.0調査報道と司法の健全性・独立性

2018年4月3日
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鑑賞方法:映画館

難しい

日本でも、財務省のデータ偽装や防衛省の日報隠蔽がある昨今、
ベトナム戦争に関わる当該作品は、大変考えさせられる作品でした。

どこでも、権力者は情報を統制し隠蔽したがるものですが、
やはり、米国は健全な国です。
「報道の自由」というよりは、「正義感のある報道」に
心打たれました。
日本のメディアは、新聞特に朝日新聞は異なりますが、
TVは、うわべだけの報道が多く、
当該作品は、「調査報道」の必要性も訴えています。

また、「三権分立」と小学校で習うのに、
日本では、「原発に反対した裁判官が左遷させられる」など
内閣の暴走が強いのですが、
さすが米国!司法が健全に独立して機能している
と痛感しました。

ここ最近は、素晴らしい作品が続いています。
もちろん、当該作品も、満点の5点でした!

Michi

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Michi-Japan

4.0勇気ある決断

2018年4月3日
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鑑賞方法:映画館、VOD

知的

まったく内容についての予備知識なく見ました。
最初は夫が継いだ自分の父親の会社のオーナーになって、大きな決断をした女性の話。
私の世代の女性としては、おお!よくやった!すごい!
という感じでしょうか。
メリル・ストリープの洋服もとてもその時代を反映したもので、記事がシルクで柄が細かくてカラフルで、、ま、、まさに!おばあちゃんの時代の「よそいきの服や!」とか思ったり。楽しめるポイントが、細かいところでありました。
俳優陣もすごく味のある俳優さんがかためていて、よかったです。
ストーリーも、初めは「えーっと、、わからへん、、」だったのですが、途中から大筋がつかめてきて入り込んで見ていました。
終わりがわからなかったけど、、、
続編もあるのでしょうか?(終わり方の意味は、後でググって史実の意味を理解しました)

映画自体は内容は、すっきり!という感じした。
あと、印刷業のオフィスとかが素敵で、それも楽しめました。
アナログっていいなぁー!新聞紙イパーイ

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pippin555

4.0暗闇の中では民主主義は死ぬのか?

2018年4月2日
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ベトナム戦争の闇を暴露したワシントンポスト。
全社員が有罪になる可能性があった中での社主の判断は、報道の自由とは何かを鮮明に描いたものだった。

この直後にウォーターゲート事件で共和党の関与を暴き、ニクソン政権を退陣させたわけだが、真実を国民に知らせたワシントンポストの影響力は実に大きかっただろう。ポストは共和党に対する信頼がなくリベラル色が強すぎるのも、こうした一連の腐敗を見てきたからなのだろうと感じた。

メリル・ストリープはこの映画を通じて、トランプ政権に痛烈な批判を加えたいのだろうが、ニューヨークタイムズもポストもリベラルメディアも偏向報道の自由を行使している時点で、国民の信用を得られていないのも事実である。ワシントンポストは部数70万にも満たないローカル新聞であることからも分かるように。

国民に真実を伝えるための媒体であることを忘れてしまった人たちに見てほしい作品だ。

映画としては安定感があり、キャストも優れている。

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TOKIES

3.5メリルリーブスかトムハンクスかどちらが男前?

2018年4月2日
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鑑賞方法:映画館

トムハンクス おっとこ前、女社長あっぱれ。

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びわ湖のこーちゃん

3.0ウォーターゲート事件の前の話

2018年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

ニクソン政権のウォーターゲート事件の前にこういう秘密漏洩事件があったという話。まあ事実を知ってしまったら報道せんわけにはいかないだろう、日本の新聞のように証拠もないのに事件をでっち上げるのとは大違いだ。まあ地味な映画で前半は眠気を要した。

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kohei1813
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