ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書のレビュー・感想・評価
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報道の自由
守らなければいけない機密もある。
報道の自由を履き違えてやりすぎな報道も多くある。
見る側も考えさせられる報道の自由。
隠蔽された文書(ベトナム戦争)の真実を公開すると言う一か八かの選択は本当に悩ましい決断。
ただ、この事実については国民にしてみれば公開して欲しいものだと思う。
それで国のあり方が改善されることを願う。変わって欲しいと希望を持つ。
自国の人達の思いを感じる内容でした。
トム・ハンクスとメリル・ストリープの貫禄。
佇まいや表情がもうついて行きたくなる二人。渋さとか全て素敵です。
そして、スピルバーグ監督の幅広さ!
そこが一番驚かされました。
この感想で分かる通り、感想も話も私には難しかったですΣ
感動作品!さすが巨匠!メディア関係者必見!
さすがスティーブン・スピルバーグと言うべきでしょう。トムハンクスの演技も素晴らしかったのですが、展開の仕方、演技においての演出は巨匠ならではだと思います。
演技1つに、奥深さがありますし、そこから生まれるストーリーがなんとも素晴らしい!
焦りを見せる時の表情、歩く歩幅、スピードの細部まで見どころがあるのではないでしょうか。そして、メリル・ストリープの演技力も圧巻です!緊張感のあるシーンでは、数秒の沈黙をおくことで、見てる側にも緊張感を与えてます!
何より、展開の仕方!これには感動でした。最後の最後まで、どんなシーンが見られるのか、どんな物語が待っているのか、そのワクワク感に浸されるのは演出の素晴らしさにあるでしょう。
実話として、新聞社、メディアの苦悩がしみじみ感じられます!メディア関係者なら必見です!
国家とは個人のものか、我々のものか。
ベトナム戦争の負けはすでに分かっていた。当時のアメリカにとっての衝撃的事実を伝えた新聞記者たちの戦いの物語。映画としてはそれだけといえばそれだけなんだけど。現代に生きる我々にも突きつけられてはいないだろうか。真実は覆い隠されてはいないか、国家に欺かれてはいないか。
日本において、新聞社やメディアは政府の不都合な真実を報道する気概はあるか。それを求める国民であるか。
政府を批判することは国家を批判することではない。政府はあくまで法律に則り統治を一時的に任されているに過ぎない。その政府の判断が間違っていた時、我々に求められるのは真実を知ろうとすることと、政府を批判する心だ。それを教えてくれるのが本作である。
今見るべき作品。
報道の責任とその重み
マクナマラ文書を巡って施政者と報道の在り方を見せつけられるとともにこの時代にこの報道を押し切った社主のキャサリンの立場そして彼女の苦悩が描かれている。
自分はこの立場(社主)にいるべき人間ではなかったのにと。
会社の将来。そして国の未来を考え決断する。
その決断の重みとは計り知れない。
メグライアンとトムハンクスの主演級の役者の掛け合いは見事。お互いの個性をぶつけ合い潰してしまいかねない個性同士だがお互いの演技をフォローして見事な映画に仕上げている。
腐っても鯛。流石スピルバーグだ。
洪水処理力
情報の交通整理が上手すぎてたくさん車が走っていることすらわからない車間距離3センチの混み混みの高速道路のような映画だって忘れちゃうけど、これもうものすごい情報量だし置いてけぼりになるに決まってるはずなのにこの面白さな!
過去のものに対するフェチズムとチームプレイの気持ちよさと、何より情報のスピード感でこんな地味な映画がアクションムービーになってしまう凄さ。
表現の自由か、社の存続か
新聞社の社主が記者ではなく、世襲制のような形で承継されていることがまず驚きだった。権力との結びつきがその性質上許されない新聞社の経済基盤を誰が支え、どのようにして経済基盤を守っていくのかは、今後のマスコミにとっても大きな課題であろう。
経済基盤の喪失の危険を前にすると、表現の自由もただの理念であるかのように思えてくるのは当然だ。しかし、マスコミに突っつかれたくない権力側は、そこにつけ込んでくる。これに対抗する戦いは、今後もずっと続くだろうし、マスコミが常に勝利できるわけでもないだろう。
マスコミが国民に仕えることを使命としている間は、国民がマスコミを守るよう心掛けるべきである。そうでないと、私たちは権力に対抗する重要な手段を失うことになるからだ。
気持ちがいい
正義のために身を賭す覚悟を決めるキャサリンの潔さ。女性でありながら、女性の生きツラい時代に、自信を貫き勝利を手にする姿は美しく、気持ちがいい。メリル・ストリープはいつも私に力と勇気を与えてくれます。
国民のための大統領の呪縛との対決で命がけの報道の自由。圧巻の演技
#ペンタゴンペーパーズ #試写会 やはり圧巻の二人の演技で戦争シーンは少なかったけれどワシントンポスト紙が大統領よりだったが戦い法定侮辱罪の投獄から全マスコミが報道の自由で戦い勝つのがかっこいい。レモネードぼったくりだけどねー笑
圧巻の勝利と演技。
#ペンタゴンペーパーズ #試写会 やはり圧巻の二人の演技で戦争シーンは少なかったけれどワシントンポスト紙が大統領よりだったが戦い法定侮辱罪の投獄から全マスコミが報道の自由で戦い勝つのがかっこいい。レモネードぼったくりだけどねー笑
これが噂の
メリル・ストリープとトムハンクスとゆう二大俳優の名演により、これが映画化される事が凄いのだと思う。
人は誰しも、仕事をしている上で、
判断に迫られる際、こういったケースがあるとゆう点で非常に共感。
無事にうまくいった?例だと思う。
日本のマスメディアよ奮起せよ
スピルバーグはやっぱり偉い!制作発表から僅か10ヶ月足らずで作り上げたと言うのだから、まずその行動力に拍手。映画は期待通りだがそれ以上のものでは無い。もちろんトランプ政権への異議申し立てなのだが、どうしても今の日本の現状(政権忖度報道)へのアンチテーゼとして観てしまうのだ。「報道機関は国民に仕えるものであり政権や政治家に仕えるものではない」byヒューゴ・ブラック判事。
質が収益を高める
映画「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
(スティーブン・スピルバーグ監督)から。
題材は「ベトナム戦争」だけど、テーマは「報道の自由」だ。
そして、報道の使命とは何か?を強く考えさせられた。
「権力を見張らなくてはならない、
我々がその任を負わなければ誰がやる?
報道の自由を守るのは報道しかない」と言い切るシーン。
また「趣意書にはこうもある」と前置きして
「新聞の使命はすなわち『優れた取材と記事』と。
「それに」とさらに付け加えるように
「新聞は国民の繁栄と報道の自由のために尽くすべきである」と。
ではどうするか?と考えた時、冒頭シーンにヒントがあった。
「10万の兵力を追加して改善せず、それは悪化と同じだ。
うちの読者はエリート層で教養があり要求も高い。
だから腕のいい記者に投資する。質が収益を高める」
そう、読者の要求に応えられるような記事を書ける記者こそ、
大切にしなければならない、と言っている。
最後に、裁判所の判事が、ダメ押しのように意見を述べた。
「建国の父たちは報道の自由に保護を与えた。
民主主義における基本的役割を果たすためだ。
報道が伝えるべきは、国民だ、統治者ではない」
質の良い記者の記事は誰もが読みたがるから、新聞が売れる。
そういうことなんだろうなぁ。
70年代臭が半端ない
言論の自由の映画であり、また、主人公のキャサリンを通してフェミニズムの映画でもあると思った。しかし話そのものには全く興味が湧かなかった。反戦運動が高まっていたこの時代に政府の欺瞞が暴かれたのだから、この時代を生きた人、監督のスピルバーグくらいの世代の人にとっては今でも忘れられない出来事だと思うが、個人的には全く引き込まれなかった。それより衣装や調度品などの70年代の時代感が半端なく、相当金をかけたのだろうと思った。当時の新聞を印刷する機械も圧倒的だった。また、秘密文書を全部コピーするのに1ヶ月かかったとか、そのコピーが部屋中につみあげられている様が、今やUSB1本で済む時代になったんだなと感慨深かった。
集中を欠いた鑑賞でした
たまたま『素敵なダイナマイトスキャンダル』と続けて観たため、紙媒体の両極が対比できて面白かったです。
視点が分散していて移入しにくかったですが、終盤に向けて集約していく様は、盛り上がって良かったです。
集約して緊張感高まった割に、能天気な(失礼)ラストで拍子抜けしましたね。
これが日本の新聞社だったら??とか、ゴーン・ショックのこととか、京都新聞社の地下で見た、輪転機が撤去された空間とか、いろいろ余計なことを考えがちな鑑賞でした。
スピルバーグ版 世界仰天ニュース再現VTR
ベトナム戦争敗北の可能性が高いこと示した報告書について、自分達の使命として新聞社が公表に至るまでを描く物語。
ドキュメンタリー的な作品でマスコミが戦ったという事実を後世に残す目的で作られたのだと思う。どのような過程で新聞社に報告書が届き、それを公表したか、そしてどのような抵抗を受けたかということを時系列に沿ってドキュメンタリータッチで描かれている。
ただスピルバーグ、ちょっと力が落ちてきてしまったかな、という印象。レディプレイヤー1と同様、どうも人物描写が荒い、というか雑なのである。
メリル・ストリープ演じる女社長が政府側と繋がりもありながら、なぜ自分の使命に気づけるようになったか、報告書を新聞に載せるという勇気ある行動に出れたのかという気持ちの変化の過程がよく分からなかった。ここで乗れなかったので幹部を目の前に報告書の公表に踏み切る場面のカタルシスが弱かった。
彼女は新聞社を人間に置き換えた存在で彼女の葛藤がそのまま新聞社の葛藤と重なる。ところが彼女の変化がよく分からなかった為、報告書公表までの葛藤や政府との戦いが、ただ事実を並べただけになっていて感動しずらかった。
スピルバーグといえばシンドラーのリストのように事実を映画に撮らせても超一級品の作品にしてしまう天才だった。
だが前作レディプレイヤー1からなんとなく人物描写が雑になっている気がする。
スピルバーグ演出の世界仰天ニュースの再現VTRという印象
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