「心よりご冥福を申し上げます。」日日是好日 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
心よりご冥福を申し上げます。
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遺作として、樹木さんの「武田先生」は適役でした。
典子が大学を卒業し社会に出て一人を暮らしを、茶道を通して人生の
一片を描いた作品であり、そこに「師」と仰ぐ武田先生が寄り添っているいう感じの作品で、樹木希林さんの遺作としては、気持ちの良い作品であったように思える。私自身も茶道の作法の難しさを分かって良かった。「茶法」というのは、
練習を積めば自然に手が覚えるという。「茶道」の奥深さを感じ取れた気がした。気持ちを「無」の状態で一連の作業を行う。
映画の中に、フェリーニの「道」のエピソードが描かれている。それも作品に何らかのアクセントをつけていて、今の私の年齢だと理解できるだろうかと思った。一度、ゆっくり見てみてみたい。そんな上品な作品でした。
私としては、樹木さんのハチャメチャな作品を最後観たかったような気もする。
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