カメラを止めるな!のレビュー・感想・評価
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なるほど!
なんか突然始まって、少人数だがドタバタが小気味よい。1時間足らずでエンドロール。これが噂の37分1本録りかと思ったら現実に引っ張り戻されて、またまたバタバタして気付いたらメイキングに突入。「おおっ?」「おおっ!」と感心しきり。思わず「こうやって録ってたのかー」と思ってラストは心の中で拍手ー。しかし本物のエンドロールが流れ出すと、今度は本物のメイキングが映し出される。「あっ?」「そうか、そうだよな、そうだよな」。。心の声が忙しい忙しい。わざわざ遠征して観てきたが、近くで上映してくれたらもう1回は観ると思う。これを面白くないと思う人は、大作映画を期待し過ぎ。
おもしろいけど
斬新で緻密な喜劇…(笑)
なんて言ったらいいの?
鑑賞記録
ちょっとした社会現象と化しているこの作品、観に行ってまいりました。
まず先に結論を言うならば!劇場で観て良かった(^-^)これに尽きる!
頑張ってはいるけれど目も当てられないような和製ゾンビ映画。でもその裏には必死すぎて笑える、ダサすぎて逆にカッコいい製作陣の奮闘があった…。腹がよじれるほど劇場で笑ったのはほとんど初めてです。大スター俳優なんて一人もいないけど、キャラクター一人ひとりに血が通っていて、心から応援したくなるような愛おしさを感じずにはいられない。特に主役の日暮監督がもう…ツボで…。。物語のラスト、最高のスマイルで観客の心をほっこりとさせてくれます。
張り巡らせた伏線を回収するのって、一歩間違えれば「後出しジャンケン」みたいになって「そんなん知らんし!」って冷めちゃうんですけど(今年の劇場版ライダーがそうだった…)、本作の伏線回収の見事さたるや!そういうことか〜!と思いながらゲラゲラ笑わされてる。なんなら感動すらさせられてる。間違いなく本作のアツアツポイントですぜ!
スピードワゴン小沢さんがこの作品の上映時間を尋ねられた際、「俺の中ではまだ続いている」って答えたらしい。この作品のもう一つのアツアツポイントは、「現実世界の」製作スタッフの物語なのです。名も無き監督・俳優たちが作った低予算映画が、たったの2館だけの上映館から広がり続け、日本全国に届いていった。しかも、まだその熱は広がり続けている!この現象、この熱量全てが『カメラを止めるな!』という作品なんだと、そう言いたいんだよね小沢さーん!!
この夏、いや、2018年最高のコメディ映画をたくさんの人に観て欲しい!ぜひ!
映画愛に満ちている
<『歯切れの悪いセリフ。観客が作品世界へと没入することを拒むかのような、ありえない間。「ゾンビ映画」の撮影中に、本物のゾンビが出てきて撮影は大パニック。』というワンカット・ムービーを撮った人々の物語>であり、最後はいちばん大きな意味でのこの映画のメイキングが流れるという、映画撮影に人生を賭ける者たちの哀歓を丁寧に何重もの小箱に包み込んだ、お金はかかっていないけど手の込んだ楽しい贈り物のような一本である。
監督はじめ、この映画に携わった人々にある重大な事実を突き付けられたような気がする。
実は、映画が楽しいのは、「観る」ことではなく「撮る」ところなんだということを。
映画を年間何百観ようとも、撮ることの楽しさを知らなければ、映画狂いでもなんでもないということを。
でも、同時にこのことも教えられた。どんな仕事であれ、その成果に対価を払う者よりも、成果を生み出す者が一番楽しいということである。だから、様々な職業を人々は続けることができるのではないか。
映画を愛してはいない作品が溢れるこの時代に、映画への愛以外に何も要らないと言わんばかりのこの作品に、世間では予想外の注目が集まっているようだ。
当たり前だ。この夏、本気で観たいと思う作品があるか。申し訳ないが、いくつかのリバイバル上映を除けば、「バーフバリ」くらいしか観たいとは思わない。この異常な暑さの中を、劇場に足を運ぶに値する映画が少なすぎる。
傑作と誉めすぎるな!
まず感想として、とても面白い、いい映画でした。
冒頭のワンカット。ゾンビ番組のワンカット中継とか(笑)どこに需要があるのか分からないバカバカしい設定ですが、役者をはじめ、カメラ、音声、さらにメイクや人形投げ込むスタッフなど。素晴らしい職人技術を駆使したワンカットでした。エンドロールまで込みで見ると「こんなことだってできるんだぜ」という映画人の誇りを感じます。
さらに脚本の妙。あの間の取り方とネタばらしのやり方は、内田けんじさんのメソッドですよね。あのワンカットゾンビ中継でこのやり方を持ってくるのは、アイデア勝ちですね。後半はゲラゲラ笑わされました。
でもね、この映画は、あくまで気軽に見られて面白いと思える、いい映画って評価に留めておきたいです。
なぜなら技は駆使されているが、深いテーマがあって心がえぐられる類いのものではない。
もちろん、監督さんもそれを狙って作っていません。こんな面白いもの作れたけどどう?といったところでしょう。
逆にこれを傑作と言っては、作り手に失礼な気がします。
映画人たちのアイデア、職人技が散りばめられていて、邦画の素晴らしさ、可能性を感じられました。
だからこそ次は彼らの「傑作」を見せていただきたい。そんな期待を抱かせる作品でした。
ハズレ…じゃない!
事前情報なしで、ゾンビものかな?と思って観始めてました。冒頭30分、B級映画感満載のチープさと、笑いさえ誘うゾンビの動き。ハズレかな思ったら、まさかの展開が!そう、これはよくアイデアがひねられたコメディでした。様々なドタバタにクスッと笑いました。これで、様々なヘンテコな動きが納得!(伏線回収)アイデア賞です。しかし、カメラの動きや裏方の動きなど興味深くて面白かったです。
巧緻である以上に情熱的
神怪作です
めっちゃ笑えるし最後泣けます。
インターネットの発達で、何かと「個人の能力」が称揚される時代になった今日。
この映画では、不器用ながらも、臆病ながらも、おのおの背負うものがあり、みんなで協力し合って最高のモノを作ろうぜ!と団結する。
そこに私は、笑いながらも感動するのだと思います。
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