カメラを止めるな!のレビュー・感想・評価
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感じる違和感がポイント
ワンカットのゾンビ映画。まぁ長回しで一度もカメラを止めることなく進んでいくのは凄い。プロットも凄くよく考えられている事が伺えるし、最初から出ずっぱりの役者さんもお疲れ様でした。でもなんか演技が変に間延びしてるし、いきなり監督がカメラに向かって話しかけてるし、アイデアと実現力は買うけど、編集した方が絶対面白いよね(笑)
なんて考えていた自分をしばき倒したい。でもそう思いながら観るのが正解だと思う。実際後半めちゃめちゃ面白かった。これから観る人も、感じる違和感の一つ一つを覚えておきながら観ると、後半それら全てに意味がある事を感じられてより面白くこの映画を見る事ができるだろう。
語彙力なさすぎて映画終わってから「面白かった」しか言ってないくらい...
語彙力なさすぎて映画終わってから「面白かった」しか言ってないくらい言葉にしづらい感情です。
見ないと損!って言ってる人たちに共感。
ストーリーとか全然知らなくても、むしろ知らない方が、映画を楽しめます!
二重三重の映画的技巧
ENBUゼミナール《シネマプロジェクト》第7弾。
通常スクリーンで鑑賞。
近所の映画館が連日満席なため、少し遠出してようやくの鑑賞に漕ぎ着けることが出来た。満員は久しぶりの経験である。
観客たちと大いに笑い、大いに感動して、気持ちがひとつになっていく。映画館の醍醐味を味わい、感無量だった。
観終わったら即、無性に誰かに語りたくなってしまう作品だが、まだ観たことの無い人には決して内容を語るわけにはいかない。それは、あまりにも残酷な仕打ちだ。
何故なら、描かれていることひとつひとつが丁寧な伏線となっており、全編に渡って映画的技巧に満ち溢れているから!
そう云うことだったのかと膝を打ち大いに笑い、最後には感動の波が押し寄せて来る不思議なカタルシスに包まれた。
様々なジャンルがこれでもかと詰め込まる感じである。全てが収斂する爽快感と仕掛けのつるべ打ちに悶絶した。
計算し尽くされた場面展開や、カメラ・ワークの妙が炸裂していた。あるものをひとつの視点から観るのではなくて、あらゆる視点から多角的に観ることで様々な側面が立ち上がって来る。まさに、映画そのものの原点だと感じた。
映画のはじまりは、荷馬車が霊柩車に変身すると云うトリック撮影をしたものだったそうな。目の前にあったものが視線を外した隙に別のものに変わっていたところからの発想だが、これこそ視点を変えることの出発点ではないだろうか。
予算が小規模でも、脚本の工夫と情熱があれば、誰もが楽しめる作品をつくることが出来ることの証明だと思った。
本作の予想外の大ヒットは、映画の可能性を広げた重大な出来事として、きっと映画史に刻まれることだろう。
[以降の鑑賞記録]
2018/12/08:Blu-ray
※修正(2024/07/10)
すごい! 面白い! 感染した! 以上。
で済むわけが無い。
感染者の脳に作用して幸福感を高める物質を放出する。さらに言語中枢を刺激して誰かに語らずにはいられなくすることで感染機会を増やし爆発的に広まる能力を持つ。
自分を含め、観終わったお客さんたちの清々しい顔がこの映画の良さを端的に表している。
仕事に疲れた大人にはホントしみる。
面白い! 三谷幸喜をチープかつディープにしたような印象
映画の面白さの原点を見せられたような作品でした。
意外な入り。不思議な違和感。それら違和感を回収していく後半。そこに溢れる映画愛&家族愛。
見終わった後に、しみじみと面白かったなあと噛み締めたくなるような映画でした。
鑑賞のポイントは違和感をきちんと覚えておくことじゃないかしら。
私はB級映画という頭があったせいで、前半の違和感を許容していたので後半悔しい思いすら感じていました。
0.5足りないのは、ものすごく勝手なことを言うともっと面白くできたんじゃないかと感じたためです。後半の伏線回収をもう少し増やしつつもっと混乱させてほしかった!
(ま、本当に贅沢ですが)
昔見た三谷幸喜さんの芝居を思い出しました。
散らかった伏線を回収していくプロット、奇想天外なシナリオ。
三谷さんは舞台の人だと思うことが多かったけど、三谷幸喜さんが純粋な映画監督さんならこういう映画になるんじゃないかなと感じました。
なるほど!
なんか突然始まって、少人数だがドタバタが小気味よい。1時間足らずでエンドロール。これが噂の37分1本録りかと思ったら現実に引っ張り戻されて、またまたバタバタして気付いたらメイキングに突入。「おおっ?」「おおっ!」と感心しきり。思わず「こうやって録ってたのかー」と思ってラストは心の中で拍手ー。しかし本物のエンドロールが流れ出すと、今度は本物のメイキングが映し出される。「あっ?」「そうか、そうだよな、そうだよな」。。心の声が忙しい忙しい。わざわざ遠征して観てきたが、近くで上映してくれたらもう1回は観ると思う。これを面白くないと思う人は、大作映画を期待し過ぎ。
おもしろいけど
前半のワンカットムービーの伏線が後半のメイキングで回収される面白さは泣けるほど笑えた。このハゲ何やってんだ?おばはんゾンビ何叫んでるんだ?とか。こういうチープを楽しむには日比谷の一流劇場よりシモキタぽい映画館が良い。
前情報なしで観るほうが面白いです
何も調べずに、何も知らないまま、観に行くことをお勧めします。
まっさらな状態で観るほうがハラハラ、ドキドキします。
伏線もいろいろあるので、もう一度観ても楽しめそうだなと思います。
斬新で緻密な喜劇…(笑)
今、話題の作品。最初は、3館だけの上映だったのが、これだけ大ヒットして、監督や出演者が一番驚いているんだろうな…(笑)
前半のゾンビ映画は、グロさも確かにB級以下の作品で、あちこちに演技や動きに違和感を感じました。しかし、後半になってそれらが伏線となって笑いへと回収されていくくだりは、見事で、監督の狙いのツボにまんまとハマりました。
とにかく、館内はあちこちで笑いが起こり、久しぶりに楽しい映画。
低予算でも、斬新な内容と緻密な構成によっては、十分に楽しめる映画が作れることを、改めて感じました。
賛否両論あるでしょうが、僕的には、是非、観て欲しい作品だと思います。
なんて言ったらいいの?
感想が全て ネタバレに 繋がるので レビューが難しい映画。
「いい映画」というのも これから観る人へ言っていいか迷う。
「絶対にネタバレ見ないで観て!」
というのも 観る人の映画に対する期待を過度に高める事になりそうで 言いづらい。
いい意味で 面倒くさい映画。
「味噌がなくなったから 買ってきて」くらいの軽い感覚で
観に行く映画。
あと この映画の チラシと キャッチコピーにOKだしたのだけ理解できん。ネタバレ満載すぎ。映画の宣伝だから仕方ないんだろうけど、見ない方がいいかなー。
鑑賞記録
ちょっとした社会現象と化しているこの作品、観に行ってまいりました。
まず先に結論を言うならば!劇場で観て良かった(^-^)これに尽きる!
頑張ってはいるけれど目も当てられないような和製ゾンビ映画。でもその裏には必死すぎて笑える、ダサすぎて逆にカッコいい製作陣の奮闘があった…。腹がよじれるほど劇場で笑ったのはほとんど初めてです。大スター俳優なんて一人もいないけど、キャラクター一人ひとりに血が通っていて、心から応援したくなるような愛おしさを感じずにはいられない。特に主役の日暮監督がもう…ツボで…。。物語のラスト、最高のスマイルで観客の心をほっこりとさせてくれます。
張り巡らせた伏線を回収するのって、一歩間違えれば「後出しジャンケン」みたいになって「そんなん知らんし!」って冷めちゃうんですけど(今年の劇場版ライダーがそうだった…)、本作の伏線回収の見事さたるや!そういうことか〜!と思いながらゲラゲラ笑わされてる。なんなら感動すらさせられてる。間違いなく本作のアツアツポイントですぜ!
スピードワゴン小沢さんがこの作品の上映時間を尋ねられた際、「俺の中ではまだ続いている」って答えたらしい。この作品のもう一つのアツアツポイントは、「現実世界の」製作スタッフの物語なのです。名も無き監督・俳優たちが作った低予算映画が、たったの2館だけの上映館から広がり続け、日本全国に届いていった。しかも、まだその熱は広がり続けている!この現象、この熱量全てが『カメラを止めるな!』という作品なんだと、そう言いたいんだよね小沢さーん!!
この夏、いや、2018年最高のコメディ映画をたくさんの人に観て欲しい!ぜひ!
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