パシフィック・リム アップライジングのレビュー・感想・評価
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まさに次世代のパシリム
重厚なスーパーロボットと大怪獣が大画面で戦う映画の続編ですが
同じものを期待するとたしかに肩透かしを食らうかもしれません
しかし、軽快なリアルロボット(ガンダム的な兵器)が
技術の進歩に伴って得たスピードで立ち回り
ロボット同士のプロレスに興じたり、巨大な怪獣の側面に
回り込みながらビームサーベルで戦う映像は前作から今作に進む上で
切り捨てざるを得なかった要素を補って余りあるものだったと思います
今作の監督はどちらかというと特撮のほうが好きな人だそうですが
たぶんエヴァやウルトラマンが好きなひとなのかな?
だとしたらそれらの作品へのリスペクトは達成していたと感じます
あと、ここで割と言われている中国要素はまあ当然じゃないかなと
そもそも前作が中国でヒットして続編が決まった映画ですしね
作品後半に登場する東京の描写が……というのも然り
これは「日本の作品のアメリカ映画化」ではありません
「アメリカの日本好きのヲタクが作ったアメリカ映画」なのです
その点は今作も変わるところはありません
今作はそういうメタ的な部分も含めて広い心で楽しむべき続編だと思いました
欠点がない作品とは言いませんが長所をカウントすれば
間違いなく5.0に達する作品だと思いますのでそのように評価しておきます
駄作ではない。しかし愛が足りない残念な続編
とりあえず良いところを先に書くと、CGの進化!ここ数年でハードの性能も飛躍的に上がったこともあり、前作よりはるかにCGは綺麗に、見やすくなっている。前作は暗闇でCGを誤魔化しつつも表現力でそれを逆利用し重圧感を出していたが、今回は誤魔化し抜きで表現している。
で。ここからマイナス点だが、上に書いたこと以外全部である。確かにCGは進化したが、代わりに重圧感がなくなった。スマートなロボットはみんな軽そうで、パワードスーツを着て戦うヒーロー映画やトランスフォーマーシリーズと何ら変わらない、つまり見ていて面白味のないものに成り下がってしまっている。カメラワークも安直で、前作の「クドイ」と言われても愛に溢れたカッコイイ場面が無い。全くないわけではないが前作を見たときの高揚感は皆無であった。
何が原因なのか考えたが、恐らくは愛の無さと5年という歳月だろうと思う。5年は長すぎた。その間に様々な怪獣映画リスぺクトの映画が創られ、トランスフォーマーシリーズがロボットバトル映画を牽引していた。当然、それらを見た観客の目は肥え、同時にパシリムへの期待値は上がり続けていた。視聴中、私はずっと叫びたかった。特に前半。「俺が見たかったのはパシリムだ。マーベルヒーローでもなければトランスフォーマーでもない。パシリムなのだ」と。
そして監督は確かにロボットや怪獣やバトルが大好きなのだと思う。しかし、「好き」なだけで「愛している」わけではないのだと思う。デル・トロ監督は「愛」の人でありオタクであり病気レベルだったが、今作の監督はそれに達していない。だから「クドイ」カメラワークも無ければ、これでもかという重圧感や高揚感溢れる展開にすることができなかったのだろうと思う。
とはいえ、制作延期から脚本変更など問題を孕みながらもこうして完成して公開してくれたのは嬉しい限り。デル・トロ監督が特異すぎたのだと思えば、決して駄作ではないし完成度は悪くない。
最後に。
チャイナマネーが働いたのは仕方がないが、あまり露骨に中国ヨイショし過ぎると批判を買うから止めた方がいいと思う。
多分、凄いです
その本質を突かないこともまた怪獣映画らしい
ロボバトル楽しい!ツッコミどころ満載w
“通”でなくても心地良く楽しめる好感度の高い作品
前作未鑑賞で、この分野への知識や思い入れは特に持たない一般的な映画ファンとして拝見しましたが、なかなか見ごたえのある楽しい映画でした。
主要人物が、ほぼ期待通りに立ち振る舞い、活躍し、致命傷は負わず、次回作での成長や活躍を見たくなる。
ウルトラマンや水戸黄門のように、凝った筋立てではないけれどもある種の日常的なカタルシスを味わえる痛快さが心地良かったです。
前作を見ていなくても、そんなことがあって今はこうなっているのか、という背景がわかるようになっており、製作スタッフの人たちには、いわゆる“通”ではない人たちにもこの世界観を味わって欲しいという素朴な情熱と親切心のある方が多いのかな、と思いました。その意味でも、好感度の高い作品です。
そっちに振り切ってきたか!
4DX/3D吹き替えで鑑賞。
前作は「超絶暑苦しい」「超絶フェティッシュ」「超絶エモーショナル」の主に3つの要素が詰まった「超絶感動作」だった。
そして今作はその3要素をいったん捨て、作品として全く新しい方向に思いっきり振り切っている。
その新しい方向とは、古くは「バトルシップ」や最近のだと「バーフバリ」などの「思わず開いた口が塞がらない、超絶バカ映画」である。
前作のような「超絶感動作」を期待して観に行くと最初は「アレっ?」となるが、デナイト監督が打ち出した新しい方向性に気付いてくると途中から「なんだこれは・・・?!」という驚異の展開の乱れ打ちに脳内がオーバーヒートを起こし、強制的な思考停止に追いやられる。
ファンの間で意見がバックリ割れるのも理解出来る。おそらく今作は「全然面白くない」か「滅茶苦茶面白い」かの両極端な意見が大勢を占めると思われる。
私は「滅茶苦茶面白かった」と思う。特に大人数で観に行って鑑賞後に議論するのが滅茶苦茶面白いテの作品だと思う。
とりあえずジョン・ボイエガが本当に良い役者だし、ちっちゃい女の子もメカ好き&ツンデレという男子の潜在的な欲求を大いにくすぐる設定で良かったし、博士コンビは相変わらず最高だし、マコさんみたいなお姉さんが欲しかったと強く思わされたし、前作へのオマージュも多分に盛り込まれていて、一回観ただけでは理解しきれない情報量の多さだった。
おそらく鑑賞後にはこういう気分になる人が現れるだろう
「論理?そんなの関係ないね。」
パシフィックリムじゃない
前作が自分の中の少年の心を打ち震えさせる、大好きな作品だった為あまり期待せずには観ましたが、、
あまりにも残念です
中国資本になったから仕方ない事情があるのでしょうが、、この作品の監督はギレルモ監督と違い、ロボット、怪獣、人間にすらあまり愛情を持っていないのでは?と感じました。
背景一つから感じる世界観、美意識にしてもそうです。この作品はひたすら淡々と進行します。
前作は、ベタな展開!と思いつつも、それが良かった。
パイロット同士のつながり、働く人々の関係性に深く共感できた。
心が無いはずのロボットでも、関節部のギミックが美しく表現され、歩行するたび重さを感じ、攻撃のひとつひとつに興奮し、、深い愛着を感じさせてくれました。一度見ただけで忘れられない怪獣のデザイン、倒さなければならないのに倒されると物悲しい、、
今作は全てが薄っぺらい。
ジプシーがんばれ!
ヤバイ怪獣が出てきちゃった、、!怖い!
もう一度このシーンが観たい!!
残念ながら今作では何も感じませんでした。
前作は天才クリエイターの作品、今作は数多ある商業的な作品のひとつに過ぎないと感じました。せめて前作のキャラクターを出さないでいてくれたら、、
帰宅してすぐ前作を観て、改めてギレルモ監督の素晴らしさを痛感しました。
期待してい分、大きながっかり感が・・・
前作の「パシフィック・リム」が大変に良かったので、続編の公開を今か今かと待ち望んでいましたが・・・・よく言う続編は前作を越えられないと言うジンクスそのままの内容です・・・・
まるで、「スターシップトゥルーパーズ」そのもののようでした・・・
前作の良かった部分をまるで無視した作りにがっかりだったかな・・・
見ていて良かったは、戦いの部分だけ・・・しかし、それも後半になると、内容があまりにもつまらないので、戦いのシーンにも、「もういいよ」と言いたいぐらい・・・
ジョン・ボイエガも「スターウォーズ」で注目されていますが、特に良い俳優でもないし、スター性がある人もないし、むしろ、彼が出ているからB級感が漂っているのかな・・・
「スターシップトゥルーパーズ」にならないように、もうシリーズはこれで終わりにして欲しいかな・・・
前評判通りのガッカリ
ロボット大好きで前作で少なからず興奮した人々が待ちに待った続編、、、
こりゃないっすよ(涙
中国を意識しすぎた演出とか日本が決戦の地なのは嬉しいけどイタい間違いがあるとか、その辺も興醒めポイントではあるけれども、、、、
なによりイエーガーとカイジュウの戦いに魅力がなさすぎて悲しかった(号泣
他のレビューでトランスフォーマーみたいってのを見て思わず膝を打ったさ。
でも、バンブルビーとオプティマスのほうがチャーミングだし、ロボットアクションとしてもだいぶ見劣りしたのが残念すぎる。
ギレルモデルトロ、製作じゃなくってまた監督やってほしいなぁ。。。
あと、あのテーマソングはもっと有効に使おうよ。。。観客はカタルシスを求めてるんだから。
いろいろ意見はありますが
前作パシフィック・リムから5年間経ちそれぞれ観てる側の中で出来上がっているものってあると思うんです。今回は続編といってますがキャストはほぼ入れ替えだし、作品の雰囲気もだいぶ違う。
前作はどうしても超えられないし、そのままのノリで観にいってしまうとどうしても違うなと思ってしまう。
はじまった時の雰囲気がとても軽くて自分もちょっと違うなと思いました。
しかし、叩きのめされて、絶望的状況になって、それでも諦めず力をあわせて戦う、これがパシリムなんじゃないんですかね。そういう真の部分はちゃんと残ってます。
怪獣の出現の仕方もとても満足でした。
前回、沢山の人が犠牲になってやっと閉じれた裂け目だったので物語とはいえ簡単にあけて欲しくありませんでしたが無理矢理感もなく(少なくとも私はそう思います)納得のいくものでした。
前作が好きであればあるほど今回のは合わないだなんて頭の固いことを仰る方もいますが好きであればパシフィック・リムとしてではなくパシフィック・リム アップライジングとして観ていただきたいなと思います。
デルトロ不在。ユニバース化したパシフィック・リム。
結論から言うと、"アクション映画として"はそれなりに楽しめました。
けれども、デルトロの"パシフィック・リムの続編"として振り返ると色々と不満点が残りました。
まず、新キャラクターと新イェーガーですが。
これが全く魅力なかったです。
魅力ゼロです、ゼロ。
ロシア製チェルノアルファ×ガイダノフスキー夫婦。
中国製クリムゾンタイフーン×少林寺の使い手3人。
…などと言った、前作での個性的なイェーガーやお国柄をディフォルメしたパイロットといった組み合わせなどは一切なし。
どのイェーガーも八頭身の無個性なシルエットで、使用武器も前作の流用ばかり。
挙動も軽い軽い、鈍重な前作とは真逆、まるでトランスフォーマーかと。
おまけにパイロットはこれまた無個性な子供ばかりで、国籍もなにもめちゃくちゃです。
前作に比べ脇を固めるパイロットのドラマに尺を割いてるにも関わらず、見終わってから誰も印象に残ってないのも残念すぎます。
怪獣にも愛がない。
まず、動物的な可愛げが全然ないんですよ。
前作みたくパンチくらって目を回したりとか、そんな描写も一切なし。
前作のキャラクターに対する救済処置もなし。
それどころか、中国市場を意識しての最悪な退場劇すら御都合主義的に組み込まれるという。
スポンサーの都合とはいえ、あまりに露骨過ぎますよね。。
ストーリーも至極単純で、まるで戦隊ヒーローですね、とても大人の鑑賞に堪えるものじゃありません。
この辺りにデルトロの不在をひしひしと感じました。
ロボットアクション自体はそれなりに見応えありましたが、それらは他のレビュアーさんに任せます。
とにかくデルトロ作品の続編としては完全にNGライン。
行き過ぎたユニバース化で作品そのものの魅力が損なわれるのは見ていて辛いですね。
時代の流れを感じた一本でした。
最後に…、往年のロボットアニメを思わせる吹き替えはなかなか良かったです。
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