「高倉健と小林稔侍のタッグ」星めぐりの町 tomokiri2216さんの映画レビュー(感想・評価)
高倉健と小林稔侍のタッグ
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この作品は企画が数年前からありました。
当時、高倉健さんの最後の作品として企画したのがスタートです。
紆余曲折あり、やっと今年に公開となりました。
最近、映画が原作である作品がほとんど公開されません。
そして、この作品は監督が資金繰りから企画まで苦労して作った映画。つまり、東映や、東宝の予算で作った作品ではないということです。
その難しさを感じながらも演じた俳優の方々、撮影に携わった方々がいる。新しい時代の幕開けです。
もし、高倉健さんが演じていたらと考えると、
子供もなく、奥さんを亡くした後、一人で豆腐屋を営んでいるでしょうか?昔気質の変わり者の無愛想な豆腐屋さんです。
そんな男の前にある日遠縁の子供がやってきて。
子供を持ったことのない男が、小さな男の子に翻弄される。
唯一頼りにしていた女将に相談すると、女将は的確に子育てを指南していきます。
という流れでしょう。
バイクに子供を乗せ、恐々目をつぶっていた少年が目を開けて
外を見つめる情景、それがもし、主役の小林稔侍(高倉健)さんだったら、きっともっと感動があったとは思います。
男はきっと自分の子供(養子)としてその子を育て生きていくことが予測されます。
最後になりますが、宮沢賢治の詩は「星めぐりの歌」のタイトルからいただいています。
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