ヴィクトリア女王 最期の秘密のレビュー・感想・評価
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A Glance at Humanity Becoming Less Dumb 130 Years Back
Frears already presented us a UK Queen once before, so suspicions arise that he may be trying to restore the British Empire. But this is an interesting historical episode you didn't know. Fazal charms as the Indian subject who becomes the queen's teacher. It begets a crooning so-what, but in the end the tale becomes a moral example of one taking her power to make a difference for the common good.
二人の経緯に満ちた異文化交流を卓越したタッチで描く
『リトル・ダンサー』のリー・ホールが脚本を手がけ、『クイーン』のフリアーズが監督を務めただけあり、本作は職人芸ともいうべき物語と映像の滑らかな連続が観る者を惹きつける。特に冒頭、主人公がインドから英国へと渡り、さらに女王との出会いを果たす経緯など、描かねばならない場面は盛りだくさん。それでも作り手は驚くほどの手際の良さで、観客を物語の内部へすーっといざなっていく。この筆致には本当に驚かされた。
インド統治下のヴィクトリア時代、誰もが階級下の者、ましてや統治される側のインド人を見下してかかる中、よりによって女王自身が率先して相手に敬意を捧げ、文化の扉を解き放とうとする姿は美しい。また、やりとりに終始振り回される(古い考え方の)側近達の姿を皮肉や笑いをまぶしながら痛快に描く様は最高だ。
それはどこか、人と人の間に巨大な溝が生まれつつある現代へ向けたメッセージであるかのように思えてならない。
身分も人種も越えた二人の信頼関係
「女王陛下のお気に入り」「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」と、英国女王(とその周辺の人物)を題材にした映画の日本公開が相次ぐが、その先陣を切る本作は比べると若干の小粒感は否めないものの、ジュディ・デンチと従僕アブドゥル役アリ・ファザルによる入魂の演技とスティーブン・フリアーズ監督の的確な演出が味わい深い好作だ。
アブドゥルの視点で女王の表情、そして目を直視するカメラは、デンチの顔の皺を容赦なくとらえるが、少女のように無垢な眼差しの効用だろうか、無数の皺さえも時を刻んだ年輪のように美しく見える。
諦念と自暴自棄の序盤から、アブドゥルと出会い好奇心を刺激され、ヴィクトリアが生きる喜びを取り戻していく過程が共感を誘う。王族や周辺の人々のどろどろした権力争いを描く映画も面白いが、本作は女王の人間性に迫った愛すべき一本だ。
ヴィクトリア女王が、あるインド人の青年と友情を育んだ歴史秘話。女王...
ヴィクトリア女王が、あるインド人の青年と友情を育んだ歴史秘話。女王に心を許せる人が側近にさえもいないという孤独な日々。そんな彼女を救ったのはあるインド人青年だった。
徐々に女王の表情がどんどん楽しそうに変化していくのが良い。その逆に女王の孤独を感じるシーンはとても切なかった。
衣装や装飾も観ていて楽しい。素敵でした。
愚かな息子
アブドゥルの前半は欲もなくニコニコしていて、ヴィクトリアのそれまで周りにいたビクビクとした態度のビクトリアと違い、興味を持ったのも分かる。ハンサムなインド人と言っていたし、その他の態度からも恋愛的対象で見ていたのでしょう。でもそれまでの一様に決められた儀式の連続での退屈そうで逃げ出せない状況があってのその素振りには、歳を重ねても輝く可愛らしさがあった。しかし、段々とアブドゥルの服も王様か!という段階になり、妻や義母、従者まで連れて来るくらいになるといくらなんでもやり過ぎでしょう、と。周りの心配も分かるし、所詮周りの人々も同じ穴のムジナ。帰る事無く亡くなった小さなインド人が可哀想。
ほぼ史実に基づくとあっても心の中までは分からないからねー。
実話ベースなの!?
インド独立前の大英帝国では女王にうまく取り入り、出世していくインド人が憎くてたまらないのは想像できる。女王の死後長らく、女王とアブドゥルの交流、歴史が隠されてきたことはそれだけ当時は英国において異例、黒歴史だったのだろう。ジュディ・デンチの演技はさすがなのだが、アブドゥルが遠い祖国、途中まで家族を置いてまでどうしてここまでして女王を慕ったのかが描かれていないのが残念。マザコン?ババコン?と勘ぐるくらい。。やっぱり帰国しても貧しい生活が待っており、出世したかったのか。共に英国に来た同胞を助けもせず、結局彼は慣れない土地のせいで死んでしまった。身分の違い、人種の違いを乗り越えた交流という綺麗なストーリーなのだろうが、上記の点が解せず、共感できなかった。
ジュディ・ディンチのファンはぜひ!
一言「さすが、ジュディ」
◎よかった点◎
・最初の10分ほどはジュディ、出てこないので???でしたが。
老いた姿、アブドゥルの話に目を輝かせる姿、不満を陰で言う職員にガツンという姿。
もうジュディ祭り全開。彼女ならではの演技でした。
王冠を被った正装姿、ぶるっちゃいました。
・女王の目に止まった「イケメンのインド人」を、そばに置く。
それは今まで彼女が知らなかった、新しい世界を教えてくれたのが。
新鮮でかつ、周囲のお付きとは違った「1人の人間」扱いしてくれたからでしょう。
恋じゃなくて友情、って言う言葉がぴったり。笑える箇所も随所に。
アブドゥルの人懐っこさがまたナイス。
・だけど当時インドはイギリスの支配下。
その辺の政治的な話や、人種差別の話もちゃんと描かれているのが。
そんな時代だったんだねえ、と。
・そんな話が「ほぼ実話」。
100年前の話をよく発掘したなあ(終わりに出てきます。省略)
△いまいちな点△
・なし
⭐️今日のマーカーワード⭐️
女王「私はあなたの君主よ」アブドゥル「私はあなたの(インドの)先生ですよ」
裸の女王様なんかじゃない
80歳過ぎで芽生えた恋心が始まりなのかもしれないが、
彼女は裸の女王様なんかじゃない。
宗教や国籍、肌の色になんか囚われたりしない、真の女王。
英国王室としてはなんとしても伏せたい事実。
映画を通してそのことを知れた事も大きい。
タイトルなし
1887年
インドが英国領となって29年め
ヴィクトリア女王在位50周年に
使者としてイギリスへ渡ったアブドゥル
孤独から心を閉ざしていた女王は
アブドゥルに心を開き2人の交流が始まる
女王にクルアーン·ウルドゥー語を教え
女王の心の師"ムンシ"として仕えるが
周囲の人々は快く思わない。。。
.
このお話は"ほぼ"史実に基づくとのこと
2010年にアブドゥルの日記が見つかり
女王との関係が公になったそう
アルバート公
ジョンブラウン
アブドゥルカリム…
いろいろ知りたくなり🖱️
アブドゥルが住んだフロッグモアコテージ
ハリーとメーガンが住む予定だったとか…
.
2度めのヴィクトリア女王を演じたのは
威厳·気品がありチャーミングな
ジュディデンチ😌
まだまだ女王物演じてもらいたい✨
イギリス王室物映画大好き
衣装を観るのも楽しみ
役者はよい?
WOWOWで観た
内容が薄いって言うか
ヴィクトリア女王がアブドゥルにそこまで惹かれる理由がよく解らないし、アブドゥルの病気が気になって仕方ない、そのくだりいるか?はっきり言って自分にとっては面白くない映画だった。
なぜか見ている我々もインド人アブドゥルに癒される!
英国ヴィクトリア女王は、
インド人アブドゥルの誠実な人柄が気に入って、
自分の側近にする。
政治や権力、おベッカにまみれた王室の中で、
孤独な日々を送るヴィクトリア女王にとって、
アブドゥルと話す毎日は、
とても心休まる日々だったに違いない。
皇太子を始めとして王室は、
下層民でイスラム教徒のアブドゥルが
ヴィクトリア女王を一人占めする様を
脅威と感じ、何かにつけて難癖をつける。
最後は、とても悲しい結末だが、
心が温かくなるストーリーです。
2時間が3時間半くらいに感じた
そんなにテンポが悪いわけでも
ものすごく退屈とかでもなかったはずだけど
序盤からなんか苦痛、しんどい感じ、
観賞後に残ったのは不快感。
主人公を好きになれるかどうかで印象変わりそう。
行動の突飛さや表情のニタニタ感が
受け付けなかった。
ちなみにインド映画は観たことがない。
文化の違いかもしれない。
なによりモハメドが普通に
可哀想というか不憫だったし、
アブドゥルお前、
墓の前でどんな気持ちで涙流してんだよ…
て感じだった。
妻の扱いも、都合いいことだけ言うところも、
遠慮のないところも、結構ずっとキツかった。
国や文化の違いか分からないけど、
自分の欲求に素直すぎる、
他者への迷惑を顧みない、
自分に都合のいいことだけで思考を埋める、
とか、脳か精神かに問題ありそうてきな、
ちょっと怖いまであった。
ヴィクトリア女王に関しては、
家族や寵愛、政治に対する諸々が
描かれてなかった分、
若くして絶対君主の荷を負わされた
1人の女性の孤独や人生観が綺麗に描かれてた印象。
英国王室系は、
非現実的だけどリアルで、
イギリスらしい気難しさと
ウィットに富んだユーモラスさの混在した掛け合い、
美しいけどえげつない
ありのままの人の生き様みたいなが見られるイメージで
結構好きなのだけど。
この作品もそうと言えばそうかもしれないけど、
わたしにはちょっと合わなかったな、、。
女王が可愛すぎる
再び人を愛する喜びを得て、イキイキする女王が本当に素敵で可愛らしい。
2人が初めて目を合わせた時の、ジュディ・デンチの瞳が美しすぎてドキドキしてしまった。
ストーリーは、なんかちょっと一方的に美談にしすぎな感じがしたけど、女王役のデンチ様は本当に素敵だったと思う。
史実に隠された真実
ジュディ・デンチということで期待して観ました。その気持ちを裏切らない素晴らしい演技で、最初、ほんとにジュディ? と思うくらいの仕上がりでした。話もわかりやすく、人間の醜さに嫌悪を抱くような作りで、胸にくるものがありました。
二本立て一本目。ほぼ実話らしい。 これは身分と年齢を超えた愛ではな...
二本立て一本目。ほぼ実話らしい。
これは身分と年齢を超えた愛ではないか、と思った。
が、待てよ…女王、寂しかった?惚けてた?インド人の方もどこか胡散臭くもあり。で、純粋なものが感じられなかった。ってか、老女の恋愛見せられても…ね(笑)
注目はもう一人のインド人です。◯◯◯過ぎる。
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