妻よ薔薇のように 家族はつらいよIIIのレビュー・感想・評価
全71件中、21~40件目を表示
今や本当に男はつらい世だと知らぬ巨匠。
主演女優のむくみ顔を観る2時間。
根津甚八との「夜がまた来る」での美貌を想う。
こんな旦那は30年前に死滅し、今や本当に男はつらい世だと知らぬ巨匠に物言えぬ松竹。
中嶋朋子の凡庸エレガントと蒼井優の山田洋次好みな色気だけは良い。
笑いました。
描写の細かいところに、山田洋次監督のユーモアが隠れてて思わず笑ってしまいます。
その時代の事象、背景から捉えた問題を個性ある役者でキャッチして表現してるこのシリーズは、長く続くことを期待します。
ほっとする映画ですね。
残念
笑いをとる場面の三分の一位しか笑えなくなって、あげくに今のシーン笑う所なの?みたいな?
落語家さんがあれでは・・・
その為かメリハリがなく泣かせる場面も今一つでした。
このシリーズはもう止めた方がいいですね
妻とともに
『万引き家族』を見ようって言ったのに
あっさりとくつがえされてこちらの映画になりました。
夫婦で見るのに良いのか悪いのか分からない作品でした
家のことをさっぱりやらない旦那さんにはチョイと辛いかも
グータラな奥さんも見ない方が良いかも
今は家族の絆が細くて頼りなくなっているかのように思いますがまだまだ捨てたもんじゃないのかな
愛情を注ぐとか愛情をかけるとか言いますが正直なところよくわかりません
思った通りに家族と接して今まで何とかやって来てます
幸い子供達もそこそこいい感じに育ってくれて感謝です
この先まだまだ山はあれど迂回やエスケープなどせずに一歩一歩進むしかないですよね。
なーに 疲れたら一休みすればまた元気に登れるはずですから。
シリーズの中では一番面白い、寅さんの雰囲気が随所に有って和める。何...
シリーズの中では一番面白い、寅さんの雰囲気が随所に有って和める。何の変哲もない日常のあれやこれやをこんなにも面白おかしくそしてホロリとさせる山田監督の手腕と言うか人柄は流石、それにしても頼んだ鰻重を食べられたのはシリーズ初めてでは?
妻にはバラのトゲがある
肩の凝らないコメディとして楽しめて、各役者の演技力を評価したりも面白い。主婦が居なくなれば家事労働の大変さがわかるー奥さんはバラのように美しいが棘もあるーいうよくある話だけど、暴力シーンや性的な描写もなく安心して見られる落語の世界は寅さん同様。空き巣の犯人が次作で捕まったり、孫が出来るドタバタなど次回の想像も楽しみですね。柴又帝釈天が出てくるのも良いですね。第4作も楽しみですね。
内容てんこ盛り
テレビCMで良く知っていたが、騙されたつもりで鑑賞しました。家族はつらいよⅢ 配役すべて無駄がなく、演技力豊かな日本を代表するバイプレイヤー達に、泣き笑いホームドラマです。是非ともおすすめです。元に戻ったのですが。これで良かったのでしょうか。夏川結依さんパートもフラメンコも始めていません?
他人の家のトラブルは面白い
「家族はつらいよ」第3弾は古くて新しい家族の問題。空き巣事件を契機に勃発する夫婦の危機を面白く調理している。家事の大変さを知らず、妻がやって当たり前みたいに夫が思うのは、程度の差はあれ現代でも多くの男に当てはまる。作品では少しオーバーに表現しているので笑えるが、こんなのありえないなと言いながら内心心当たりがあるので共感できる。結局妻は戻ってきたので、周蔵が「雨降って地固まるだな」と感想をつぶやくが本当に問題は解決したのだろうか。幸之助は反省し妻への感謝の気持ちも少し持ったようだが、自己中心的な性格が治らない限りまた同じようなトラブルが発生するだろう。周蔵ー幸之助の性格に問題がある親子が次のトラブルを起こしてくれるのを期待する。
世代を選ぶ確実に
というか観客の家庭環境を選ぶかな?
今の時代、万人にウケる作品ではないのは確かなんだけど、でも物語とかテーマを越えて、「映画館で邦画を観る」という文化を楽しむには適した作品だと思います。
すべて共感はしなくてもなにか心にひっかかる、鑑賞が作り手たちのと会話のような、気楽な作品です。
安定感は流石
劇中の時代設定は、いつだろう?良いか悪いかは別として、あんな旦那は絶滅しかかっているはずで、現代と言われると違和感があるけど、平成一桁台と言われると、なんとなく納得。
こうやって、昭和の古き良き「ちゃぶ台返し」の文化は、消滅するんだうね…。
この作品(シリーズ)は、あと何回観れるのだろうか?
もう少し観ていたい。
関係ないけど、観客はご高齢のご夫婦が多く、このこと事態は微笑ましいことなのだが…。いちいち、劇中の出来事に反応して会話するのは、止めてもらえないかなぁ。ここは、茶の間ではないんです。
まさに、ちゃぶ台返しをしたくなる消去でした…。
腹立つ世界
おもしろいんだけど単純。
こんな封建的なことを現代で今更テーマにしてもいいのか。
それを共感したり、おもしろいと思っていいのか。
女が家庭に入るとは、牢獄に入ると同じなのか?
それがだめだということなんだろうけど、
最後はあれでいいのか?
何も変わってないではないか。
いつも今日のごはんどうするの、なんて、どうでもいいことじゃないか。
ごはんなんかみんな自炊しろよ。
最高におもしろい!!
映画館のお客が自分より30歳ほど世代が上の客層。
場違いな雰囲気ながらも、1.2とつづいて鑑賞。
面白おかしい内容であるが現代の家族に同じような問題がおきている、身近なテーマで、すっと溶け込んだ。
面白かったです。
理想の家族の肖像
家族映画の巨匠の集大成と思う。
観て数時間経っても、ぼーっと、私は物語世界をさまよっている。
現代の家族を題材に喜劇となると、切実ではあれどうも下世話な話題の解決にこぢんまり終始してしまうところ、本作で扱われる事件は現実の家族に切実に迫るもので、また同時にいつの時代にも通じるようだ。
もともとのメインタイトルをあえてサブに配したのに合点がいった。キャストの顔ぶれは同じだが小林稔侍等脇役の人物設定はシリーズ1・2・3どれも異なる。ストーリーに合わせて設定は後付けされているのかしら。考えてみれば「家族はつらいよシリーズ」はシリーズものとしては珍妙だ。
今回、その人物設定がバッチリはまっていた。筋書きだけ並べれば、ご都合主義とあとで誰かが言いそうな展開も、いや、この家族ならこうする、という十分な説得力がある。
無駄のない画の中で立ち尽くす各々のたたずまいは、葛藤してなお美しく迫った。監督の敬愛する小津作品の影像を思い起こした。「人間の品性」を見た。理想の世界がそこにある。
「家族はつらいよ1」のドタバタコントでげんなりさせられたので「2」は見送った。他近作でも山田洋次には嫌気がさしていた。今回「3」も見送るつもりだったが、暇つぶし以外の何物でもない筋合いで観た。私の鼻柱はへし折られた。
山田監督の凄さ!
流石、山田監督!寅さんと同じく、全く非日常な世界を日常的に再展開し、悲喜こもごもな人間模様を、笑いをないまぜにしながら創り上げる。だっていまどき、三世代同居の家族なんて、史枝さんの様な主婦の鏡なんて、なんか起こると家族が集まるなんて、ありませんもんね!しかし全く違和感なく登場人物に感情移入できるって、山田監督の凄さ!老いて益々盛んです。日本映画の為にも、頑張って下さい。
全71件中、21~40件目を表示