聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのレビュー・感想・評価
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ちょっと宗教的にみえた
ギリシャ神話とか良く解らないし、観終わってドッと疲れた(笑)。
予備知識なく鑑賞→聖書にある一節のような印象を受けた。
執刀医がアルコールを摂取した状態でのオペによって、父親を亡くしてしまった青年の報復なんだけど、医者の家族が突然歩けなくなったり、目から血の涙を流したり…普通に考えたら神がかりすぎて理解不能(笑)。
あの青年マーティンは神なのか?!とさえ。
貴方は私の大切なものを奪ったのだから、貴方も差し出しなさい…って、これは正しく負の連鎖なんだけど、そんなのダメだよ!とは言えないよね…。
マーティンの不気味さもさることながら、登場人物が皆 感情もなく淡々と喋るのに疲れた。
最後に長女が振り向きざまに見せた、ほくそ笑む姿が、家族のその後を暗示しているかのようで良かったです。
誕生した理由を知りたい。
面白かった。
少年登場の際に流れる不気味な音楽から不穏で、
一体何が起こるのか目が離せなかった。
こんなに気持ち悪く不気味でムカつくキャラはそういない。
筋肉ムキムキではないが、肉体的にも精神的にも無敵な
オーラを纏っていて、それがまたムカつく。
目線や食べ方、飲み方、近づき方全てがムカつく。
それが面白い。
コリンファレルは相変わらず頼れそうで頼れない感じが
物語を面白くし、
ニコール・キッドマンは頼もしかった。
冷酷さとど根性母さん二面性を持っててとても良かった。
一人殺されたから一人殺すと言う謎の呪いによって、
家族が壊れて行くのだけど、
元から完璧な家族ではないように見えたので、
結末をどう迎えるのかが楽しみだった。
そして、あの結末。
めちゃくちゃだけど、あれしかないのか…
怖さと滑稽さが絶妙なバランスで、だけど気持ち悪い
奇妙な映画でした。
何故この映画を作ろうと思ったのかが知りたい。
抵抗不能な不条理のオンパレード
映画自体は大変面白いのですが、あまりにブラックな内容であるため人に勧めるのは憚られる、一人でこっそり楽しむタイプの作品でした。
ヨルゴス・ランティモス監督の前作『ロブスター』にて特に輝いていた「不条理の中に生まれる可笑しさ」が今作でも随所に見られるのですが、今回はさらに不条理さが増しています。
主人公家族に降りかかる悲劇について、何故そうなるのか明確には理解できない作りになっているのですが、彼らが抵抗できないまま不条理に飲み込まれていく感覚を私たちにも体感させるために、あえてそうしてるように感じました。
カンヌで受賞したのも納得の出来映えである脚本に加え、時折見せる絶妙に引いた視点からの人物を突き放したようなカメラワークが印象的。
キャストでいえば、何といってもバリー・コーガンが素晴らしい。コリン・ファレル、ニコール・キッドマンといった名優たちに劣らない、むしろ食ってると言っていい怪演で映画を支配していました。彼の目線で見ると本作は、復讐によって悲劇を乗り越え、執着していた父親の継承を果たすサクセスストーリーであり、そこには確かなカタルシスを覚えずにはいられません。
バリー・コーガンの汚っねえスパゲッティの食べ方を見たい人にオススメ!
スティーブがマーティンの家に招かれてから、おかしなことが起きる。何...
スティーブがマーティンの家に招かれてから、おかしなことが起きる。何で急にボブとその後キムの脚が麻痺してしまったのかよく分からないまま。10代の子ってタバコを吸うとかワルぶった事をする男子に惹かれてしまったりするが、そんなにイケメンでもないスティーブにキムが夢中になってしまうなんて。夫婦の全身麻酔プレイを娘のキムもやろうとしてたのか?とにかく暗い。アガメムノンの話を現代に置き換えた事を思うと、映画のラストの先は悲劇がエンドレスなのでは?と。
放題は何とかならなかったか?
①突き放したような映像と遠写の多用で一貫した不穏さが醸し出されている。②主人公のエリート心臓外科医にコリン・ファースは適役とは思わないが、③マーティンの母親役がアリシア・シルバーストーンだったとは!
不快度100%
うーん…
こういう映画は嫌いじゃないはずなんだけど全編に不快さが漂っていてしんどいです。
まずマーティンが不気味すぎる。
娘がマーティンに惚れたのも謎。
スティーブンがマーティンの父を医療ミスで殺したエピソードも不快。
そのことを同僚から聞き出すために妻が取った行動も気持ち悪い。
スティーブンが息子に話した秘密の話も気持ち悪いし、妻や娘が自分だけ助かろうとしてるのも気持ち悪い。
マーティンの母親も変だし。
最後、犠牲者を誰にするかの決め方は滑稽だった。
平穏?な日常に戻った三人がレストランで食事をしているところにマーティンが出くわすのだけど全員がどういう気持ちでいるのかよく分からなかった。
己を顧みずマーティンを恨んでいるのか?
とにかく観ていて疲れました。
こういう不快なのを無性に観たくなる時があるのでそういう時にまた観ようと思います。
納得できず腹立たしさだけが残った
最近くだらない脚本をそこそこ面白い映画にする技術が発達したらしい
そしてコリンファレルはそういう脚本が好きらしい
コリンファレル出演の映画は二度と見たくないと思った
結局超能力なのか何なのか?
神がよこした災いとして扱いたいのか?
もうちょっときちっと描いてくれないとダメ。
最後まで見させられて腹が立った。
スパゲッティ
当たり前だと思っていたことが、実はそうでもない。逆もまたしかり。スパゲッティが表すことをずっと考えていたけどやっぱり最後まで1度みただけでは分からなかった。でも面白い。
同害報復(タリオ)のハンムラビ法典の理念では、時計を与えることは何もいみがない。フェアネスってなんでしょうね。
ずっと手汗出てた
肉を食べながら観たため初っ端から目をそらす羽目になった。
ゆーーーっくりとじわじわ進んでく感じ。
後半のそれぞれがそれぞれに媚?を売るところがまたなぁ、。特に妻の「絶対に子供よ。私達ならまた子供を産めるわ」ってやつがヒェッってなった。
終盤もね、そう来たかと。そんな殺し方かと。いつ人に当たるのかと直視できなかったぜ...。
終わり方が解釈のしがいがありそう。
今度は事前学習した上で観たい。
【作品に漂う不穏な雰囲気が凄すぎる。バリー・コーガンも怖すぎる。ヨルゴス・ランティモスワールド全開作品。】
ヨルゴス・ランティモス監督ワールドを堪能し、ダンケルクでは好青年を演じていたバリー・コーガンの役者としての適性を知った衝撃的な作品。
どうしたら、今作のような異形の脚本が書けるのか?
・イビゲネイアの悲劇
・報いの順
1.手足の麻痺
2.食事の拒否
3.目から出血
4.死
書いているだけで不穏な映画の内容が思い出される。鑑賞したのは1年半前なのに。
バリー・コーガン扮するマーティンが怖すぎる。無表情で、徐々にコリン・ファレル扮するスティーブン一家(妻アナ:ニコール・キッドマン この夫婦もかなり風変わり)に近づいてくる。
何が、マーティンの行動を起こさせたのか?マーティンは何者なのか?
<不穏で不可思議で苛烈なヨルゴス・ランティモス監督ワールドに耽溺してしまった作品。>
<2018年3月29日 劇場にて鑑賞>
観た直後は(…意味が分からん)でしたが、調べてみると(…わかるけどわからん)
「多少の映画と宗教の知識ありき」で観ないと、わかりにくい節がある。それらの知識がないと、ラストシーンまで『なぜ死にそうになっているか』や、『なぜ助かったのか』という理由が明確にはならず、結末は鑑賞者に委ねられる。
物語を観ながら(超常的な力?薬品で?…スティーブン(コリン・ファレル)が医師だから、病院に出入りするマーティンは何か薬品を盗んで使った?…ボブとキムの前でわざとタバコを吸って、好奇心を煽って、ボブにタバコを渡した?…そのタバコに毒が?抵抗力の弱い低年齢のボブは、病状の進行が早いのか?…え?スティーブン、ルーレットで殺すの?…うわ死んだ…え?3人は助かってる…単純に毒殺で、他は解毒剤が与えられた?)と、宗教の知識がほぼ無いので、その線で最後まで観てしまい、やっぱり腑に落ちなかった。
宗教のことは全然知らないが、ユダヤ教とキリスト教をどこか示唆しているような気がする。マーティンが『目には目を』のメッセージを伝えた所なんて、それこそもキリスト教とユダヤ教をそれこそ「比喩」してるとしたら、ユダヤ教徒とキリスト教徒との大きな違い・赦しのなさ=ユダヤは戒律にものすごく厳しいという部分が垣間見えた気がする。
Amazingではないが、Interestingな映画だと思う。
「目には目を」を地でいく怪作
なんとも不快というか、すっきりしない内容であった。
幸福な一家にどんどんと謎の力により不幸がやってくるのだが、結局最後に謎は明らかにならないまま、、。
しかも家族全員に生活感というか、生気をあまり感じられず。
唯一お姉ちゃんは生きていた様子が見受けられたが、違和感を感じずにはいられなった。
作中に何度も不快な効果音を効果的に挿入しており、恐怖や不気味さの演出には一役かっていた。
作品の中心には復讐なのか、代償なのか。
また母親が発言していた通りなぜ第三者が代償を支払うのか?
しかも母親に症状が出ないことは不思議であるし。
弟のピアノ購入の会話も不可解だった。
しかし目からの出血では人外の力も感じられた。
ますます見終わって釈然としないが。
キャストの演技も良く、ラストの展開も好みなので面白かったが自分に当てはめると吐きそうになった(笑)
こんなにも気分が悪くなるとは(笑)
WOWWOWはPG12
初っ端から心臓動く手術
術者がコリン・ファレル
少年は愛人?
ニコール・キッドマンの腹筋!
全身麻酔プレイ
やる前にカット
マーティンは娘の友人?
家に呼んだよ
キムの友人は嘘か
16歳やって
何者?
マーティンの母とは二年ぶり
死んだ父が患者?
おかんグイグイきたな
親父は医療事故?
マーティングイグイくる
なんで?
下の子が不調
ステージ4で死
マーティンが概要を予言
上の子がおかんと同じポーズを!
アイシテルいうたよ
下の子が悪化
ゾッとする病院の廊下で無理矢理歩かせる
寝てる親父のチンコを擦って射精させるって!!
今度は上の子が
食べられない
キレる親父
嫁にバレた
アル中か
マーティンに言われたら立てた
母はキムに厳しい
次はママよやって
マママーティン家に乗り込む
パスタ
病院出された
手コキ
嫁に責められる
旦那逆ギレ
3人とも死んでからのんびり考えたら?
マーティン攫ってきた
歯折れた
肉を食いちぎる比喩とは
マーティンを殺しても子供は治らないということか
喫煙も何かのメタファー?
お姉さん物騒なこと言い出した
下の子が自分で断髪
死が迫っていい子になるっていうか親父に媚びうりだしたボブ
学校に聞きに行く内容がもう常軌を逸してる
土下座して足にキス
もうすぐボブが死ぬいわれても寝てる旦那に要求する妻
まさか命乞い?
怪しい動きするキム
保身か
話が前後しただけか
ボブの足ほっそ
ボブの目から出血
さあ順番は?って目隠しぐるぐるって!!
恐怖しかない
通報されるわ
ボブ
音楽
ダイナー
更に音楽
キムとマーティン見つめる
コリン・ファレルは一度も見ない
マーティンの顔で終わっても何のこっちゃら??
1人の命等価交換ってことか
エンディングは音楽なし、虫の声?
めちゃ面白い
最初から心臓のシーンがあって気味悪さを感じる。劇中のBGMが奇妙なテンポで展開されワクワクする。前半はいい家庭のシーンが続き.後半からグロいシーンが始まる。そして青年の異常なセリフ。医療ミスがあったかは最後までわからないが、成功した男が追い詰められていく不条理スリラー、残酷にも愉快にも感じた。
少年は身の毛がよだつ悲劇を射る
『女王陛下のお気に入り』を見たので、まだ見てなかったヨルゴス・ランティモス監督作品を。その2。
カンヌ国際映画祭脚本賞受賞の2017年の作品。
『女王陛下のお気に入り』も『ロブスター』もブラック・コメディ調の作品だったが、こちらは不穏なムード漂う不条理スリラー。
ミヒャエル・ハネケの『ファニーゲーム』を彷彿とさせた。
美しい妻、二人の子供、何不自由なく平穏に暮らす外科医のスティーヴン。
そんな彼が一人の少年マーティンを招き入れた事をきっかけに…。
マーティン役のバリー・コーガンが異様な存在感を放つ。
初見時から、虚ろな目、覇気や精気の無い表情に何とも怪訝を感じた。
しかしひと度口を開くと、お喋り好きで、礼儀もわきまえ、スッと懐に入ってくる。
好青年のように思えるが、でも何処か厚かましさも…。
彼と知り合ってから、奇妙な出来事が続発する。
子供たちが急に立てなくなり、食べれなくなり、目から出血を…。
マーティンは一体何者か…? スティーヴンに近付いた目的は…?
やがてスティーヴンも、究極の選択を強いられる…。
不穏なムード漂うスリラーと言うより、もはやホラーと言っていい。
不協和音のような音楽も耳に響く。
目を背けたくなるようなシーンから始まり、終始身の毛がよだつ。
マーティンの目的も徐々に明かされ、ムードも話も一級のスリラーかと思いきや、
やはりランティモス作品。難解。
ギリシャ悲劇をベースにしており、話の筋は追えても、本当の意味はなかなか分かり難いものがあるだろう。
この不気味さだけでも感じれれば…。
コリン・ファレルは円熟の演技。
ニコール・キッドマンは相変わらずお美しい。ベッドの上で悩殺ポーズあり。
長女役の女の子が、『トゥモローランド』のアンドロイド少女だと知ってびっくり! 大きくなった~。
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