SUNNY 強い気持ち・強い愛のレビュー・感想・評価
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想定外にボロ泣きした
安室ちゃんの曲が流れるって言うから、のレベルで観始めて、ハマった。
ともさかりえが泣かせにくる。
池田エライザが強い。とにかく強い。
山本舞香もぴったり。
高校時代の裕子と心が少し存在感なくて、そういうもんかと思ってたけど、観終わる頃には感情移入してた。
奈美の、今の家族はなかなか放ったらかしなこと、序盤の「LA・LA・LA LOVE SONG」でのダンスが相当こっぱずかしいこと、篠原涼子のメイクが途中からめちゃくちゃ濃くなること、などなど、不安な要素はあるものの、ストーリーはちゃんとしてて、一人一人の背景もしっかりしてて、泣ける。
ラストの奈々は、誰がくるのか…!?と思ったけど、まさかの本人(?)。それはいいんだけど、そうなるとその後の混ざってのダンスパートはどうしても片方の奈々が吹替になるわけで。ダンスパートやるなら、大人奈々も誰か起用した方が良かった気がする。気になって全体のダンスが見れなかった。
あと、橋爪淳さんと篠原涼子のシーンはなんか、無駄にソワソワしてしまう。なんか、リアルすぎるというかなんというか。年取った切なさみたいなのを、もうちょいこう、恥ずかしくなく見れる人がよかったというか。うまく言えないけど、ものすごい恥ずかしい。
めざましテレビの中とはいえ沖縄ライブの安室ちゃんが観れるとか興奮した!!
キャー!うわー!の作品
安室や小沢など懐かしい音楽が流れてウキウキした。
女子高生の彼女たちが、はっちゃけて眩しくて
可笑しくて キラキラしてるそんな映画でした
何故 余命宣告を受けた芹香が何故 学生時代の仲間と
会いたかったのか・・・
後半でそのことがわかり 私は切なくなりました
広瀬すずのいなかっぺ丸出しの役どころが
新鮮で笑いが止まりませんでした
緩急が。。
大根さんの映画はどれもすごく好きなんですがこれは微妙だった。
原作ありきだからなのか。そもそもキャスティングが。。
渡辺直美の同世代には無理があるでしょう。肌つやが違いすぎる。。
そして池田エライザだけは本人なのでもはや他の人が顔が違いすぎて
ただの別人感がすごい。
あとドラッグとかそういうのちょっとひく。。
現代社会であんな光景まず見ないからちょっとドン引き。
いきなりハードな描写についていけず、
笑えるシーンもなくどちらかというと終始痛々しい。
あと板谷さん、余命一か月にしては美しすぎるでしょう。。
ということで小さいことがこまごま心のツッコミとなる。。
ラストもなんか全然盛り上がらず、
「こんなの見せられて私は一体どうすれば。。」という
しらけた気持ちになってしまった。
青春音楽グラフィティー
メールもスマホもない時代。仲間とバカみたいな時間を過ごす事が青春だった。そして、そこには音楽があった。
それは、いつの時代も変わらない風景。音楽は青春の1ページを彩る。
だから、世代の観客には懐かしく、新しい世代には新鮮な作品。
いい音楽は、時代を越えて人の感情を揺り動かす。
広瀬すずが初々しい。今でも若い彼女だが、彼女だと分からないほど新鮮だ。
対立する女子たちに向かって、祖母譲りの啖呵を切るところは、底知れぬ演技力の片鱗を視た。
きっと、計算してではなく、感覚的に何かが降りてきての演技だろう。
朝ドラ『なつぞら』でもその魅力を発揮しているが、これからも楽しみな女優さんだ。
そして、20年後を演じる篠原涼子は安定の演技。女子高生のルーズソックスコスプレも、この女優さんだから許せる感じだ。
この二人の他のメンバー達も、女子高生役と大人の役のキャスティングが絶妙で、素直に感情移入できて泣き笑える。
青春は楽しいだけではない、不安や挫折、対立、自己否定や他者批判など、様々な葛藤が渦巻く。
そして、それぞれ大人になれば又それぞれの問題が。
それらを往年のヒット曲が全て包み込み、人生って仲間っていいもんだと爽やかな気持ちになる、青春音楽グラフィティーの名作だ。
韓国版のとき、前評判が良すぎたせいか、とてもつまらなかった。 仲間...
韓国版のとき、前評判が良すぎたせいか、とてもつまらなかった。
仲間たちと中身の濃い青春時代を共にしたとはいえ、20年以上も音信不通だった人に遺産渡すか?しかも再会すらできてないのに??って最後で一気に冷めてしまった記憶があります。
しかし、日本版は韓国版を忠実に描いてるにもかかわらず、 なぜだか最後まで面白く鑑賞できた。
まぁ、BGMだったり当時のネタなどが散りばめられていたこともあったし、韓国版で結末を知っていたからそう感じただけなのかもしれないけど。
とにかく、とても良かったです。
なんで、もっと早く観に行かなかったのか?
笑ったり泣いたり、どこか懐かしくて自分の学生時代と重ね合わせしながら観てました。
学生時代って、どうしてあんなに写真を撮ったり笑ってばかりいたんだろう?楽しかったんだろうな。
三浦春馬くんの役がめちゃかっこ良かったです。
青春と現実
高校時代の友人を誘い劇場で観てきました。友人と劇場鑑賞なんて25年ぶりくらいでした。90年代に高校生活を過ごしました。ギャル系とは正反対真面目高校生ではありましたが、当時の音楽がとても懐かしく、現在専業主婦の私には、冒頭の朝食を作るシーンからし゛んわりと涙が。小中学と過ごしたグループのみんなに会いたくなる映画でした。淡く切ない初恋、海辺で見てしまったキスには、私も号泣!こんな悔しい想いあるあるです。
みんなそれぞれの今の現実、ラストのダンスシーンが良かった。そして私自身27年ぶりにある青春と再会していました。そんなことを重ね合わせながらまさに青春の映画です。篠原涼子さんみたくお綺麗な方でも映画の世界ではずっとご無沙汰⁈
おもしろかった
90年代真っ只中に女子高生だったこともあり鑑賞。
女優さん達、とりわけ高校時代を演じた山本舞香さんと池田エライザさんの存在感たるや。
まっすぐで熱くて自分を曲げない芹香も、大人びて一歩引いているけど本当は誰より優しい奈々も、そういえばこんな子いたなぁと中盤までのちょっとしたエピソードでもウルっときてしまいました。
広瀬すずさんは主人公の宿命ゆえか若干ステレオタイプに描かれてしまっていたように感じましたが、終盤手前の篠原涼子さんと邂逅するシーンでは本当にあの頃の奈美を現代の奈美が励ましているような、不思議なリアリティを感じました。
ストーリーについては…うーん…芹香の遺産で問題解決!みんなハッピー!!というのは好みではなかったのですが…
しかし、多少のファンタジーはあっても良いのかも知れません。
奈々の来し方についても本当はもっと描いて欲しかったのですが、それだけこの映画に彼女たちに惹かれているということなのでしょう。
あの頃の渋谷の雑踏に放り投げられたみたい
タイムスリップしてきました〜。
冒頭のルーズソックスの大群のシーンからこみあげてしまい、ほぼ泣きどおし
キラキラしてた〜
話の展開はベタだから途中ちょっと飽きてしまったけど、最後また盛り上げる〜!よかったです!
戻りたーい!
ただちょっと気になったのは、人捜しに最初から探偵は使わないでしょ?SNSで2人は見つかったはず 笑
眩しかった
コギャルの無敵感がとても眩しくて羨ましかったです。
でも私があの時代に女子高生だったら絶対浮いてただろうなぁ。
広瀬すずちゃんはあまり好きではなかったけれど、体当たりの演技で好感が持てました。
そしてどんな格好も似合っていてやっぱりかわいいんだなと思いました。
それから板谷さんが文字通り体を張っていて、元々細い方ですが、制服姿の時の足の細さには驚きました。
でも最後芹香が家買うとかマンション譲るとかはちょっとやりすぎではと感じてしまいました。
コギャルよりも少し下の世代ですが楽しめました。
世代ドンピシャの方々には刺さりまくるんだろうなぁ。
ワザと原作を後から見ました
比較するにはあまりにも時代背景が違いすぎて、また国の文化技違いすぎて、比較にはならないのでは?
実際、日本の作品ではウルっと来ましたが、(どんぴしゃ世代なので)韓国の作品はへぇー!で終わりました。私は日本で生まれ育ったのでそうなるんだろうな~と。
日本のSUNNY、良かったです。
広瀬すずちゃんのビックリするような演技や、薬漬け高校生、後のアル中になった大人、最後の遺産を分けてもらう事、他の人の大袈裟な演技など、????っと気になるところは多々あるけれど。
まぁ、原作に寄せたものだろうから仕方ないのかと思えます。
あの頃の女子高生の服装、メイク、持っているもの忠実に再現されてた。当時の流行ったお店のショッパー見てうわ!って鳥肌経ちました!
そして、当時の女の子の気持ちも、今の大人になった女性の気持ちも、ストレートに表現されてた。
音楽もとても良かった。
この辺りは同世代でも男性には絶対分からない所ではないかな?
なので、女性と男性では評価かなり違うと思います。
題名の事も、何も知らされず日本のものを見たら特に違和感はなかったです。
ただ一つ。奈々ちゃんはなぜ大人役を同じ若い子にしたのかが謎。
同一人物にする必要性は??
逆に原作に惚れ込んでいる方はどういったところが良かったんだろう?と不思議になります。
悪くは全然ないんですが、大好きな所はどんな所なんだろうと...。
当時の韓国の時代背景や女子高生をかなり詳しくご存じということでしょうか?
リメイクだから…
リメイクだから、違いを出すのに時代背景ばかりにこだわってる感じがした。あの時代の作り込みは素晴らしいけど。ポスターとかも凝ってました。
でも、懐かしいと思わせる上での何かがあればな。
ラストも大団円!という感じで韓国版のような味わいはなかった。
ヒール役のブリタニーが結構いい味を出していたのに、全く役者さんの名前が出てなくてビックリ。
見事な90年代再現の中にある、なつかしい”電話ボックス”
本日引退した安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」(1996)をテーマ曲に据えて、流れる挿入歌がすべて90年代J-POP。"安室ソング=青春を振り替える"というテーマ性や、世代別のキャスティングに旬なブッキングを成功させ、しかもこの上映タイミング。この作品、不思議と世代によって世代なりの受け止め方ができる映画である。プロデューサー(川村元気)は、"してやったり"だろう。
そんな仕掛けと知りつつも、わざわざ安室奈美恵の引退日に鑑賞している自分も自分だが…(しかも2回目)。
オリジナルは韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」(2011)で、それを大根仁監督がリメイクするという試みが見どころ。
近年では、「あやしい彼女」(2014年韓国オリジナル版→2015年中国版→2016年日本版)が記憶に新しい。しかも3バージョンすべてが国内で映画館上映されたというのも珍しく、それほどテッパンである。
今年は、「銀魂」の福田雄一監督によるラブストーリー「50回目のファーストキス」(オリジナルは2004年の米国版)が大ヒットしている。また、東野圭吾原作の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(2017)の中国版が10月に国内公開予定と続いている。
専業主婦の奈美は、入院中の母親の見舞いの際、かつての親友で"サニー"のリーダーだった芹香と再会する。ところが芹香は末期がんで余命ひと月だった。彼女は、"死ぬ前にもう一度、サニーのみんなに会いたい"と言い、とある事件で止まっていた20年前の時計が動き出す。
主人公の奈美の現在を篠原涼子、高校時代を広瀬すずが演じるほか、芹香は板谷由夏。また"サニー"のメンバーで小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美が出演する。唯一、池田エライザが高校時代と20年後をひとりで違和感なく演じているのが凄い。
本作は、基本的にオリジナルに忠実である。シーンによっては、笑ってしまうくらいフレームワークや編集ポイントが、そのまんまだったりするものの、ローカライズのために微妙に設定を変えている。
7人だった"サニー"のオリジナル版メンバーは、日本版では6人になっているが、"イム・ナミ"だった主人公の名前はそのまま"奈美"にしている。見比べると面白い。
使っている音楽が違うだけで、その装いはガラッと変わる。90年代J-POPが全体を支配していることはもちろんだが、序盤の女子高生たちの登校ダンスシーンはちょっとしたミュージカル演出である。ここが「モテキ」(2011)の大根監督らしいポイント。
90年代再現の配慮はすみずみに行き届いていて、街並みの看板が"Windows 95"や、"CCレモン"(94年販売開始)、"Globe"のアルバム広告などに差し変わっている。
そして、DJをやっている藤井渉(三浦春馬)が持っているレコードバッグが、2007年に閉店した"Cisco(シスコ)レコード"のだったりする。また何気なく見過ごしてしまいそうになるが、繁華街のど真ん中に"電話ボックス"がある。女子高生たちの小遣い稼ぎ"テレクラ"を支えていた、いまはなき存在である。
ところで、そもそもタイトル「SUNNY」は、ボニーMのヒット曲「Sunny」(1976)をオリジナル版が使っていたからで、この曲がオザケン(小沢健二)の「強い気持ち・強い愛」(1995)に差し替えられている。オザケンのヒット曲ながら、本人作曲ではない珍しいシングル曲で、作曲は筒美京平だったりする。
主題歌になっている「SWEET 19 BLUES」は、オリジナルでは、シンディ・ローパーの名曲「タイム・アフター・タイム」をタック&パティがカバーしたもの(1988)を使っている。
高校時代のSunnyの別れシーンが日本版にはない。ハ・チュナ(芹香に相当)の、"もし苦労している奴がいたら、しあわせになるまで付きまとう。誰が先に死ぬかは分からないけど、死ぬその日まで、死んでもSunnyは永遠だから…"という言葉が、エンディングの遺言の前振りになっているわけだ。
好みの問題だが、日本版は"明るいお祭りエンディング"で、オリジナル韓国版のニュアンスはより感傷的で泣ける。
(1回目·2018/8/31 /2回目·2018/9/15 /ユナイテッドシネマ豊洲/ビスタ)
鑑賞記録
○舞台設定の日本化が上手くいってます。時代設定を1995年にしたのも良い!(相変わらずオタク描写に関しては…って感じでしたが)
○広瀬すずのコメディ演技は振り切り過ぎかなぁとも思いつつも爆笑させられました。『ちはやふる』でもお馴染みの白目演技、サイコーです。現代編は小池栄子が良かった!他メンバーに比べて一世代若い渡辺直美も大健闘でした。
・原作から減らされてる要素が結構あります。サニーのメンバーは1人完全に削られてるし、ブリタニの役所も2人のキャラクターを1つにしたため、救いのなさが増してしまったかなぁ。。あと、サニーメンバーが再会を誓うシーンは削っちゃダメだよ!それがないと芹香が心たちを助ける道理が通らない。言わなくてもわかるのが美しいとは限らない。説明不足というか、原作の描写が行き渡っていたというか。
・池田エライザは好演でしたが、ナナの現代編キャストもちゃんと用意して欲しかった!似てる似てないはともかく、それを楽しみにしていた節もあったので、エライザが再び出てきた時はガッカリ。しかもラスト過去編と現代編のキャストでダンスする場面なんて作っちゃうもんだから、エライザが2人いて踊ってる不可思議現象が発生。不自然な顔ハメ合成も萎え〜でした。
・今回の日本版を観て感動した人も、物足りなくてブーブーいってる人も、韓国版(原作)を観て欲しい!エンドロールまで楽しめる、素晴らしい映画です。
胸に刺さる作品でした
自分たちの青春を思い出させてくれる作品。
20年会ってなかった高校時代の友人たち、sunny。
母親のお見舞いで寄った病院で偶然ガンの余命宣告をされた高校時代のリーダーだったセリカ。
転校して来たナミにいち早く優しく包んであげた人。
すごく見てて性格がよくて、リーダーにふさわしいなと思う人格がにじみ出てました。
ナミのセーターがおばあちゃんのセーターだったところや、ブチギレて方言丸出しでお好み焼き吹っ飛ばしちゃうシーンは声を出して笑ってしまいました。
ウメもすごくいいキャラで、ナナ役の人がすごく綺麗でおお!ってなりました!
だがしかし!!!!
何故かナナ役の人だけが池田エライザさん使い回し!!笑
みんなそれぞれ20年経って違う人を使っているのにナナだけ同じ!!
だから最後踊るシーンでも女子高生の頃のナナと20年後のナナの顔がしっかり移りながら並ぶことはなく、集合した顔も合成かと!!
そこだけは、えっ?ってなりました。
それと定期的に挟まってくるダンスの時間は必要だったのかな?と。
でも監督がモテキの方と伺って納得がいきました。
使われる音楽は90年代に流行った歌や、安室ちゃんばかりで時代を感じる作品で、すごく良かったです。
女子高生たちが持ってるショップ袋をカバンにしてるところとかが当時ギャルブームが起きた頃をすごく思い出しました。
アルバローザなどのあの当時の袋をしっかり再現してあって、当時この袋あったあった!と思い出しました。
印象に残ってるのはナミの旦那さんに20年会ってないと高校時代の友達のことを話すと、そーゆーもんだよな女の友情って、その場限りで卒業したらさよならみたいな!
と言われたナミが、そういうんじゃないの。と一言。
ホントそう言うんじゃないんですよね。
だから最後どこまでも友情があって、セリカはひとりひとりを助けてあげるために自分の財産を使ってみんなへ与えてて、救ってあげて、どこまでもリーダーだし、どこまでも友達思いのいい人でした。
ラストシーンでは涙が止まりませんでした。
ラストとは言わず定期的にくる胸に刺さるシーンが多すぎて、たくさん泣きました。
新聞広告にまで出してナナを探したりやることが素晴らしいです。
毛嫌いされてたナナに、話をしに行ってナナとナミがお酒を飲みながら言い合いをしてその後から仲良くなって、ブリトニーにいじめられた時も真っ先に助けてあげたりして。
でも初恋の相手の彼女がナナで、つらいねーだったり、すごくクールだけど自分の大切に思う誰かが困ってたり危ない目にあったらすぐに助けに動く熱いところがあったり、ひとりひとり個性をしっかり描いててくれるから、みんな好きになります。
本当に素敵な作品でした。
いろんな方が楽しめる作品だとは思いますが、男性よりも女性が見たら余計に最高と感じると思います。
自分の周りの友人もいつの日か必ず死んでしまうし、もしかしたら自分が先に死ぬかもしれないし、大切な人は今大切にしていないといけないなと感じさせられました。
日韓女子事情比較
韓国版オリジナル鑑賞済。
韓国版ではエンディングまでは楽しく観れていたが、最後の最後で裏切られた。
寒気がするような嫌悪を感じた。
自分達のリーダーが死んだ場で、財産分与されて泣いて喜ぶ姿。
なんだか今までの友情がうそ寒い感じになった。
日本版では遺言の改変を期待したが、期待は裏切られた。
ただ、興味深く観られたのは、各国の時代の変遷とそれぞれの国情を反映した背景。
そもそもサニーが七人だったのが、韓国ではちょうどいいと言っていたが、韓国では七人てのが何か意味あるのかな?
六人の方がちょうどよかった。
減った一人は、韓国家庭に縛り付けられる韓国主婦。儒教というか封建的というかわからないが現実を反映したものなのだろう。
敵対するグループも日本版ではブリタニーが一人で背負っている。
おばちゃんたちが暴力沙汰に及ぶところは、日本版のがいい、同じく浮気という事実が語られるなかで、その旦那への制裁。さすがに子供への暴力はどうかと思った。
それにともない、ナミの娘の件は割愛。
また、離婚するしないも国情を反映してるのだろうか?ユウコのパワフル感は日本のが上いってる。
高校生パートでは韓国の国情が垣間見られてよかった。学生運動か労働運動かわからないが、結構騒然としたなかで、そんなもの関係なくパワフルに自分達の対立抗争に没頭してるとこなんか逞しさを感じた。
演技も韓国高校パートの、セリナ、ナナ、ブリトニー位置の子は圧倒的な存在感だった。(韓国の名前覚えられない)
というところは興味深く対比して観られた。
裏切られた遺言部分はそのまま。結局金なのかと…
でもその後のナナの登場シーンは日本のがよかった。あれあって何とか印象を盛り返した感じかな。
一時のタイムリープを楽しめました。
・音楽もファッションも流行語も全て懐かしくて懐かしくて楽しかったです。CDバカみたいに買いまくったし、カラオケも毎日のように行ってたのを思い出してテンション上がってました。
・もう少しナナのことを描いて欲しかった。ストーリーの重要人物だし魅力的なキャラだったからこそ、彼女は何をしてきたのかや何を思っているのかを知りたかった。
・広瀬さんは何をやっても可愛いなぁと改めて思った。あの変顔シーン最高でした。
演出力はあるけど、脚本力の無さが露呈した作品
大根演出の魅力が爆発した作品でもあるが、それとは別に脚本能力を疑ってしまう作品でもあったので星2つ半。
以前から予算や、原作問わずエンタメ性強い作品を作り、時に社会風刺なども取り入れるなど個人的に楽しみにしていた監督でした。
今回も、原作である韓国映画の内容を90年代カルチャーをうまく取り入れミュージカルシーンやカルチャー小ネタをふんだんに取り入れ、かつ役者陣の力量にも助けられて最後まで一気に観れる良い映画…と思ったが今回は脚本に精彩を欠いた感が強く出たかな。
まず、主人公がかつてのサニー達を探す設定に無理がありすぎる(詳細は省きます) 探偵やら、いきなり大事な部分は省いたりで、リアリティに欠ける描写が多過ぎるかと思いました。
あと登場人物のサニー達、演技は流石の役者陣。高校生時代の配役も上手く、ここも流石と思いましたが。
大人になったサニー達の設定が余りにも雑で、終いには探偵(リリーフランキー)に、「ベタベタな、状況ですね」とか言い訳を代弁させる始末。こちらとしては、言い訳をリリーさんに言わせる暇があったら、もう少し脚本を練れよ!と突っ込みどころ満載です。
流れも、原作まんまかと思いきや。90sカルチャーを取り入れ過ぎて、肝心の登場人物の感情を描くことや、シーンがないので、急に小道具で昔のビデオを見て、強引に主役を泣かせるといった雑な演出になってしまう。しかもそれが、中盤後半2回も…どうしたんだ大根監督。
更には、引っ張るだけ引っ張った最後のサニー合流がまた、雑に新聞に載せたから現れ、しかも池田エライザを合成で登場させるなど、ギミックに偏り物語をおざなりにしています。
まあ、原作も相当強引なんだと思いますが、今回は大根監督のセンスが諸刃の刃になって、映画的感動が全くないものになってしまいました。
とりわけ製作陣(p)たちが大根さんと盛り上がって勢いで作るとこうなるんだなと、反省するべきは東宝映画の人たちではないでしょうか
とにかくリアリティがない。
SUNNYに出てくるようなコギャルが当時日本を動かしていたなんて、そんなこと絶対にない。おでん屋で一杯やったり、ドラッグやってたり、こんなにも悪いコギャルいたかな?当時を知っている自分としてはリアリティがなさすぎた。
こんなコギャルがオザケンなんて絶対選ばない。
広瀬すずの特別感も隠せていなかったし、普通にかわいかったし。
大根監督の作品は、恋の渦、モテキが最高すぎて、バクマン、scoopと面白かったのに、前回の奥田民生あたりから一気につまらなくなってしまった。
どうしてしまったんだろう。
SUNNYはそんなことないのかな、と期待してたのでとても残念でした。
全68件中、21~40件目を表示