SUNNY 強い気持ち・強い愛のレビュー・感想・評価
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世代に合ってなくても楽しめる
高校時代と大人になってからのキャストが、あぁ、面影あるなぁ と思える人ばかりでなんか気持ちよかった。
コギャル時代は知らないけど、内容がすんなり入ってきて面白かった。
そして、広瀬すずちゃんがとてもヤバい。(笑)
笑ったり、泣いたり、ほわっとしたり。青春っていいなと思いました。
最後に高校時代キャストと大人時代キャストが共演して、踊るシーンがあるのですが、涙腺にトドメを刺されてしまいました。(笑)
とてもいい映画でした〜。また観たい。
篠原涼子が広瀬すずを抱くシーンが良い
余命わずかとなったアラフォーの女性が、最後に高校時代の仲間と会いたいということから始まる、現代と1990年代とが交錯する物語。過去を懐かしく思い出す話はいくらでもあるが、女子6人というのがとてもいい設定になっている。個性を描き分けれるし、グループ内の関係性からいろいろなドラマが生まれる。池田エライザ以外はアラフォーと若手の実力派女優に同じ人物を演じさせている。この配役が見事で、違和感なく同一人物の過去と現在の姿として見ることができた。特に若手の女優陣は、当時の異常に盛り上がっていた「女子高生」を全力で再現していてとても好感が持てた。
現代の彼女らは仕事や生活に疲れ、「幸せ」を見失っている。若い頃の多感でエネルギーにあふれた彼女らはまさに「SUNNY陽だまりの中」にいる状態なのだろう。そんな仲間と当時の気持ちを共有することでまた前に進める。映画を見終わった時に強いメッセージを受け取ることができるだろう。
演出力はあるけど、脚本力の無さが露呈した作品
大根演出の魅力が爆発した作品でもあるが、それとは別に脚本能力を疑ってしまう作品でもあったので星2つ半。
以前から予算や、原作問わずエンタメ性強い作品を作り、時に社会風刺なども取り入れるなど個人的に楽しみにしていた監督でした。
今回も、原作である韓国映画の内容を90年代カルチャーをうまく取り入れミュージカルシーンやカルチャー小ネタをふんだんに取り入れ、かつ役者陣の力量にも助けられて最後まで一気に観れる良い映画…と思ったが今回は脚本に精彩を欠いた感が強く出たかな。
まず、主人公がかつてのサニー達を探す設定に無理がありすぎる(詳細は省きます) 探偵やら、いきなり大事な部分は省いたりで、リアリティに欠ける描写が多過ぎるかと思いました。
あと登場人物のサニー達、演技は流石の役者陣。高校生時代の配役も上手く、ここも流石と思いましたが。
大人になったサニー達の設定が余りにも雑で、終いには探偵(リリーフランキー)に、「ベタベタな、状況ですね」とか言い訳を代弁させる始末。こちらとしては、言い訳をリリーさんに言わせる暇があったら、もう少し脚本を練れよ!と突っ込みどころ満載です。
流れも、原作まんまかと思いきや。90sカルチャーを取り入れ過ぎて、肝心の登場人物の感情を描くことや、シーンがないので、急に小道具で昔のビデオを見て、強引に主役を泣かせるといった雑な演出になってしまう。しかもそれが、中盤後半2回も…どうしたんだ大根監督。
更には、引っ張るだけ引っ張った最後のサニー合流がまた、雑に新聞に載せたから現れ、しかも池田エライザを合成で登場させるなど、ギミックに偏り物語をおざなりにしています。
まあ、原作も相当強引なんだと思いますが、今回は大根監督のセンスが諸刃の刃になって、映画的感動が全くないものになってしまいました。
とりわけ製作陣(p)たちが大根さんと盛り上がって勢いで作るとこうなるんだなと、反省するべきは東宝映画の人たちではないでしょうか
ルーズソックス時代には良いと
キラキラして眩しい
大根監督作品で佳作である原作をどんな調理しているか楽しみ
で鑑賞。
1回観ていたが予習のためGYAOで前日に原作を鑑賞。主役の女の子可愛いですなと再認識。広瀬すずとの違いはどうであるか。
ん~~,残念ながら原作は越えてないな。女の子の構成員が1人減ったこと。絵が上手なエピソードが省略されていること。シンナーがドラッグに変わっていること。傷を負った女の子が自殺を図っていないこと。などなど,原作との違いは無くなっていてもいいが,それですっきりしてシンプルになっているかというとそうでもなくて。シーン一つ一つが少しずつ長くなっていて冗長な感じを受けた。画面の情報量も半端ないのでそちらの方に注力した感が。
日本に置き換えた時に首都警備の軍隊は無くなってるし,民主化運動がただのおたくでニートになるのは,ちょっと安易で残念だな。
ただ,女生徒役の皆さんは上手かったですね。なんでかおじさんの眼にも涙が溢れてきたよ。
笑えて泣ける映画
懐かしい時代
音楽とダンスと女子高生に食傷気味になる
90年代に女子高校生だった人には共感できるのだろうか。ヤク中がいたり、テレクラでおっさんからかって遊んだり、実在すれば相当なバカ女子校。僕はこういう女子高生を避けて生活していたので、共感は感じられなかった。懐メロで盛り上がるカラオケに同席し、ノリについて行けずに居心地が悪い気持ちになるような、入り込めない映画だった。僕が記憶する90年代は音楽やファッションのカルチャーの多様性が豊かな時代で、主人公たちはごくごく一部のドライブに過ぎなかったはず。日本中がコギャルを中心に回っていたとは思わないし、せっかく90年代を描くなら、いろんなタイプの高校生を描いて欲しかった。もちろんコギャルだけの世界を描くことが悪いわけでないが、ダンスシーンは90年代というより現在の女子高生っぽいし、ごりごりのコギャルがオザケンをチョイスするかな?とか、当時のシスコ界隈のヒップホップDJにあんなキムタクみたいな奴いないだろとか、リアリティがあるようで、違和感を感じる要素が多く、モテキ、恋の渦、バクマン、スクープなど細かなリアリティの描きが込みが絶妙な大根監督作からすると、どうしたのかな?と残念な気持ちになった。ララランドやグレイテストショーマンなど、ダンスと名曲があればヒットするということを狙ったのか、やたらにダンスシーンが多いが、ララランドのうっとりするくらいの美しいダンスシーンなどは遠く及ばず、中途半端なダンスシーンを何度も見せられて退屈になる。女子高生ダンスなら登美丘高校で十分だ。ともさかりえの枯れた演技は素晴らしかった。今後、役の幅を広げて大活躍しそうな予感がする。イライザの実在感も良かった。
とにかくリアリティがない。
SUNNYに出てくるようなコギャルが当時日本を動かしていたなんて、そんなこと絶対にない。おでん屋で一杯やったり、ドラッグやってたり、こんなにも悪いコギャルいたかな?当時を知っている自分としてはリアリティがなさすぎた。
こんなコギャルがオザケンなんて絶対選ばない。
広瀬すずの特別感も隠せていなかったし、普通にかわいかったし。
大根監督の作品は、恋の渦、モテキが最高すぎて、バクマン、scoopと面白かったのに、前回の奥田民生あたりから一気につまらなくなってしまった。
どうしてしまったんだろう。
SUNNYはそんなことないのかな、と期待してたのでとても残念でした。
不覚にも 泣いてしまった。
不覚にもウルッときてしまった
素直に観られる人なら、楽しい。それが映画。
40代に入ったばかりの首都圏出身女性です。
中学生の頃、膝下の変な丈のスカートとくるぶしの下までクルクルさせてた制服屋さんで買う指定靴下から、いつからかどこからか、ジワジワと少しずつスカートを短くして「クシュクシュソックス」を履く文化にシフトしていくのをリアルに実感していた年代です。
高校生になる頃には、靴下は「ルーズソックス」と名前と若干仕様を変え、制服には指定外のラルフ等のニットを重ね着…まさに今作に出てくるコギャルの前身となる文化を広めていった青春時代でした。
少し歳下の子たちが、突然、同じことを物凄い図々しさと若さ故の傍若無人な振る舞いでギャルの定義として、大騒ぎし出して、女子高生をブランド化していく様は、かなりセンセーショナルでした笑
そんなあの頃を思い出して、笑って泣いて、幸せな鑑賞時間でした。
映画は娯楽。素直に観られる人にしか楽しめない作品は多いです。屁理屈こねて批評なんかせず、身を委ねて笑えば良い、泣けば良いと思うわ。
90年代イメージとのギャップ
90年代はバブルが崩壊し、その後長く続く不景気で先の見えない不安定さがあった時代と思うが、劇中ではそのような描写はみじんも無く、とかく明るさが強調された内容となっていて、雑誌の中の世界のように感じた。
20年後、大人になった氷河期世代の面々はそれぞれ何かしら人生苦労をしており、その部分は妙にリアルと思った。
この作品は印象的なシーンが多かったが、そのほとんどが90年代名曲が流れているシーンであり、名曲は色褪せない事を感じさせられた。
泣いた。
ドラッグにハマった子がその後どうなってしまったのかが気になってしまったことと、遺産でまるっと解決! ってところがやや引っかかってしまったことを除けば、とても良い作品でした。
90年代に高校生だった自分からしても、とてもリアルで(クラス全員ああではなくて、数%だけでは? とは思いましたが)、元気になれる作品でした。
「昔の女子高生は元気だった、今の女子高生は大人しい」みたいに、現代の若者が思ってしまわないかなー、というのは気がかりです。
90年代の女子高生たちも、大人たちに色々言われていたので、特に今と何がどう違うってことはないのでは、と個人的に思うからです。
代役だったという板谷由夏さんもとても良かったです。
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