バトル・オブ・ザ・セクシーズのレビュー・感想・評価
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メタファーとしてのボビー・リッグス
エマ・ストーン演じる主人公の70年代テニス界に蔓延るセクシズムとの闘いと、内面のセクシャリティの苦悩を描いたノンフィクション。面白かったけど、もう1人の主人公、男性優位主義を利用する道化師ボビー・リッグスの実像が掴めないまま終わっちゃった感。
【キング夫人が当時のテニス業界の因習に立ち向かっていった姿を忠実に描き出した作品】
テニスプレイヤーとして一時代を築いたキング夫人:ビリー・ジーン・キングをエマ・ストーンが演じ、女性プレイヤーの処遇改善を求める悩める姿を絶妙に描いている。
彼女の姿勢を揶揄する男性トッププレイヤー:ボビー・リッグスの今にして思えば、実に愚かしい姿をスティーブ・カレルがコミカルに演じているところが面白い。
<現在、キング夫人の名前はある年代以上の方は記憶しているだろうが、ボビー・リッグスの名前が記憶に残っている人がどれだけいるのだろうかと、ややシニカルな視点で考えてしまった作品>
<2018年8月17日 劇場にて鑑賞>
70年代実話ネタ。女子テニス協会(WTA)の成り立ちと世紀の一戦
協会最初のスポンサーはバージニアスリム
女子tennis選手ビリー・ジーン・キング
百合に目覚める
エマストーンがもっさりしているがそれでも本人よりは可愛い。
気づいてもじっとこらえる旦那
「 世界は全てを許すわけじゃない」
70年代
さすがにリアタイじゃないので知らない。ナブラチロアからなら分かるけど。
ギャンブル依存症のシニア男子選手
1回目は男の勝ち
旦那はマネージャーも兼任
29才vs55才
ロブの名手vsリブの旗手
サプリ400粒
クリスエバート可愛い
ビリージーンにはプレッシャーが
ビルプルマンとエリザベスシューが出てる
ドームで初
観客3万
生放送
セクシーな戦いではなく男女の戦い
スポンサー料の為に上着を脱がなかったが遂に
スライス多い印象
ロージーにめっちゃ触るキャスター
左右に振る2人
おじんのスタミナ切れ
ロッカールームで対照的
マダムスーパースター
ゲイ讃歌今は勝利を祝おう
最後はその後テロップ写真
ボビーのヌード写真がエグかった
思った以上に深い内容
エマ・ストーン✖️スティーブ・カレルのポスターを見て。
「え?もしかして、コメディ」の印象を持ってたのですが、ほぼ違いました。
同じようにチケットが売れているのに、賞金に格差があるって。
おかしいでしょ!と立ち上がったキング夫人の話と。
「ふん、男女が一緒なわけがない」と、超いけ好かない男。
その二人の試合が実際にあったって、す、すごい。
世界的に中継されたとか。
ルールはあんまり知らないのだけど、それなりにわかり。
終盤熱く応援しちゃいました。
そしてその話の他。
キング夫人が、ツアー中に女子美容師といい仲になっちゃったという、セクシャリティな話も。
重きは置いていないのですが、テニスだけじゃない展開も意外でした。
全体的に70年代の世相を反映しているところが、ちょっと興味深し。
ラジオで試合を宣伝したり、スポンサーがたばこメーカーだったり。
映像も多分わざと、古めかしい色彩でしたね。
そして、お久しぶりのアラン・カミング!。さすがナイスアシスト。
「敬意を払って欲しいだけ」。キング夫人の言葉は、今にも通じるでしょう。
これが実話だったとはビックリ。ビリージーン・キングがテニスのみなら...
これが実話だったとはビックリ。ビリージーン・キングがテニスのみならず人間としてどれだけ多くの闘いをしてきたのか知ったと同時にエマ・ストーンの新たな魅力も再認識した。いろいろな見どころが詰まった映画だった。
マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」とは関係ないみたい
ビリー・ジーン・キングが72年の全米オープンで優勝したシーンから始まるが、さっそく優勝賞金についてのクレーム。あれよあれよという間にテニス協会を脱退して女子テニス協会を立ち上げる。
LGBTQの問題を気持ちよく訴えてくる映画で、このころから日本でもウーマン・リブが叫ばれた時代だったのだと思い出した。まさかレズビアンの心もあったとまでは思わなかったけど、男女同権、同一賃金など、今の世の中でも十分通用するテーマだった。まぁ、性差なしの戦いはエキシビジョンマッチなのだから、男女どちらともゲーム感覚で楽しそうだったし、ビリー・ジーンの言う「女性を敬う」ことの方が意義があったと思う。
ただ、やっぱり優勝賞金が違うのは納得いかないかも。自分的には女子テニスの方が好きだし、バレーも女子が好き。入場料や観客動員に差がなければ同額じゃないとおかしい。音楽は全体的にセンスがいいし、今年公開のエルトン・ジョンの『ロケットマン』を先取りしていた。
『ラ・ラ・ランド』、本作、『女王陛下のお気に入り』
と並べてみるとエマ・ストーンの演技の幅広さを改めて感じる。スティーブ・カレルも硬軟両方いけるなあ。
両サイドのドラマも一筋縄ではいかないし、単純にスカッと爽快という話でもなかったが、それもまた良し。
勝手に結末想像して外れた
男が勝つけど女子に拍手!
という結末を予想していたので
女が勝ったからありゃっとなった
けれど、とてもよい映画だった
エマストーンは素晴らしく演技上手い。
旦那さまが本当によい理解者だ。
愛するってのはそうゆうことなんだろうなと思う。自分のわがままを相手に押し付けず(会いたいとかなんとか)相手の事を思って見守る姿勢が感動的だった。
主人公が、もともと心に持っていた、負けんじゃねぇよ精神。まわりのひとからどう思われるかに流されずに誠心誠意自分の想いのために戦う姿には心動かされた。
本当の敵
池袋・新文芸坐
「アイ、トーニャ」との2本立て
タイトルを知った時は単純明解すぎて逆に食指が動かなかった世紀の男女対決試合、その実現までに初めは乗り気でなかったビリーがなぜそれをするのか、そして彼女が得たものと、得られなかったものについてのストーリー。
作り手はその単純さこそを逆手に取ってくる。
試合を持ちかけた自称「男性至上主義者のブタ」ボビーにとっても、それは単なるヘイトの結果なんかではなかったという。
注目されればなんでもいい、求められるためならどんなことでも言う、というのはむしろ現代のヘイトスピーカーの本質にも通じるものがあり、その点でボビーが罪作りなのは間違いないんだけど。
ストーリーテリングそのものはけして単純ではなく考え抜かれたもので、不明を恥じる。
結局のところ、ヒロインにとってはファム・ファタル的な美容師のことも、献身的に尽くす夫のことも、取るに足らない相手であるというあたりが残酷。
結局コートの上の「世紀の男女対決」は行われるのだが、ヒロイン言うところの「本当の敵」はそこにはいない。
スティーブ・カレル演じるボビーもビリーも2人とも道化のように祭り上げられるだけ。
スティーブ・カレルは面白くてその場を盛り上げるお調子者だが、どこか物悲しい役みたいなのをうまく演じてた。
そしてわかりやすい「男女対決」の影でビリー・ジーンの「本当の敵」は明かされることもなく隠されてしまう…という終わり方も心に残り、その後の彼女の幸せを祈りたくなる。
差別という重圧を一人で背負う
とても重い題材を扱ってるのに、キラキラしてて
明るい雰囲気で見やすかった。
監督の素晴らしい演出が効いてると思う。
男女差別だけでなく、LGBTの問題も孕んでて、
正直ラストまでレズだというキャラ付けは必要なのか?
と思ってたけど、ラストのデザイナー?の男性が主人公
にいう「あなたが今日やっかように世界は変わっていく」というセリフに、
この物語の男性至上主義と戦うだけでなく、
今あるセクシャルマイノリティの方々に向けての
メッセージでもあったんだなと納得しました。
とにかくボビーがゲスく、今なら炎上、謝罪当たり前
の事を堂々としていて胸糞悪いけど、
彼もまた勝負の世界から降りられず、ギャンブル依存でどこか可哀想でもあった。
こういうゲスい奴が表立つ事で、自分たちの奥底にある差別的な意識に気付くのかもしれないと思うも、
必要悪でもあった気がする。
見終わって、嫌な感じが残らないどころか、
なんかキラキラした美しい物を観たような清々しい気分になるとても良い映画でした。
当時は当たり前の反応
今の日本でも同じことであったと思う。
「女は引っ込んでいろ」なんて陳腐な台詞は、どこにでもあり、女性が唇を噛み締めていたことは容易に想像できる。
今でも、男性優位の意識を持っている人が結構見受けるほどに。
女性がモノ(意見)を言えるようになるまでどれ程の抵抗があったか?
ビリー・ジーンが単なる女子テニス選手で終わらず、その後も性差の問題に関わり続けた事にも興味深い。
この試合は男女の優位を決める事だけでなかったのはラストのビリージーンの涙で分かる。
50歳を越えた高齢のボビーに過度の期待を持つこと事態おかしいが、ボビーが勝つと男性優位を信じている事がこの時代の不可思議さだろう。
ビリージーンが勝つことで、差別的な男たちにノーを突き付け、陰に隠れていた女性に男女がお互いを尊敬できる平等な社会をと考える機会になったのだろう。
未だに、その男女差別は厳然と残っており、LGBTへの強い偏見などは中々理解して貰えない事を考えると思いの外考えさせらられる作品だった。
テニスシーンがダメダメ
昨年のオスカー女優、エマ・ストーンが期待以上に良い。予告編を見た限りでは、70年代前半アメリカ・ウーマンリブ運動の一翼を担ったテニスプレイヤー・キング夫人の実話で、女を馬鹿にする保守的オヤジをギッッたんギタンに打ちのめす痛快女子スポーツコメディだと思っていたのだが、大違い。テーマはLGBTで、主人公の強さよりも寧ろ「弱さ」を隠さずに描いている。ただ、前日夜にウィンブルドンの女子準決勝(セリーナ・ウィリアムズvsユリア・ゲルゲス)を見てしまっただけに、テニスシーンが全くつまらなくてダメ。乗れない。
最後 ロッカールームからの
テロップで その後の出来事まで
で 考えさせられますね。(ここだけ良かった)
(感動。面白かった。は、無いなぁー)
(テニス対決シーンは…重要 ではないんやね)
(スポ根映画じゃないもんね)
彼女の涙 て、色々なプレッシャーと闘い
そして、勝者に湧いてくる感情なんかなぁ?
知らんけど!
男って奴は…不器用やわ!
知ってるけど!
時代の流れは
あんがい 女性が作ってかも。
知ってる!
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