ピーターラビットのレビュー・感想・評価
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もふもふなだけじゃ許せないかなー
【”喧嘩する程、好きになる・・”ピーターラビットとマグレガーおじさんの若き親戚マグレガー、優しきビアのためにお互いの立場で喧嘩するの巻。】
ー ピーター(声:ジェームズ・コーデン)、三つ子の妹フロプシー(声:マーゴット・ロビー(分からなかったよ・・)、モプシー(声:エリザベス・デビッキ(ワカラナカッタヨ)、カトン・テール(声:デイジー・リドリー(ワカラナッカヨ))達と、今まで可愛がってくれていたマグレガー叔父さんの若き親戚で、動物嫌いのマグレガー(ドーナル・グリーソン)との”楽し気な”戦いを英国湖水地方の美しい風景を背景に描く作品。ー
・ピーター達と、マグレガーの”庭”を巡る果てしなき闘い。
・まさかの、マグレガーと臨家に住む優しきビア(ローズ・バーン)との間に芽生えた恋を巡って、更に果てしない抗争は続く‥。(クスクス笑い・・)
・ピーターたちの人形とは思えない俊敏な動き(VFX凄い!)や、彼らがロンドンに旅に出て引き起こす大騒動に引き付けられた。
<”仲が良い程、喧嘩する”を地で行く楽しい作品。>
<2018年5月23日 劇場にて字幕版にて鑑賞>
シーシェパード的動物愛護
こりゃ、世界から戦争がなくならないわけだ。
『クレヨンしんちゃん』はダメで、なんでこの映画なら良いのだろう?
かわいいならいいって?
ビアが、ピーターラビットたちの理解者として登場するが、ほとんどシーシェパードの発想と同じ。
「ここはピーター達の土地なんです」と、お隣のマクレガー老人を諭すけれど…。
マクレガー老人が丹精込めて作った作物を、ピーター達が荒らすのは許容しろと言っておいて、自分の作品・絵を傷つけられると怒り出す。
なんじゃ、それは。
ピーター達が、マクレガー老人の農作物を荒らす理由を、ビアは何だと思っているのだろう?
生きるために仕方がない?実は違う。まあ、ピーター達の言葉をビアは理解できないから、本当の理由は知らないのは仕方がないとする。けれど「餌をとりにくるのだ」と理解しているのならば、自分の庭に、花などでなく、餌になるようなものを植えて、危険を回避するという努力でもしているのならまだしも、していない。そして一方的にマクレガーさんを非難する。「かわいいものは保護をしろ」と。
もう一度言う。なんじゃそりゃ。自己中心的な動物愛護。
そして、ピーターとマクレガー老人・若いマクレガーとの闘い。
のっけに、マクレガー老人の死を喜ぶ場面から始まる。百歩譲って、ピーターにとっては親の仇だから仕方がないとしても、子どもも見る映画なので、気持ちの良い始まりではない。
そして、それに続く、お互いを排除するための仕掛け。本当にこんなことをやったら死人が出るレベル。
昔?今も?カトゥーンではよくあるレベルの攻防戦だけれども、”実写”となると、笑えなくなる。
いや、『トムとジェリー』になぞらえているレビューも多数あるけれど、トムとジェリーはお互いが死ぬレベルの事故に陥りそうなときは、相手を助けようとしなかったっけ?死んだと勘違いした時は、お互い泣かなかったっけ?
やっぱり違うよ。
ここまでやらなければいけないUSA。そりゃトランプが大統領になるし、国内でも銃撃戦がなくならないわけだ。
人間と動物の攻防。
原作も実は、ピーターのお父さんがパイにされちゃったりとか、えげつない部分はある。
ピーターラビットが初めて製作されたビクトリア朝の頃。100年以上前。イギリスでは産業革命が起きていた。とはいえ、物の流通は今と同じなのだろうか?食卓に並ぶメニューは今と同じなのだろうか?今では、特に日本では朝昼夕食ともに、何かしらのたんぱく質が並ぶ。この頃は?今のように、農村地帯で牛肉・豚肉・鶏肉が売っていた?今では、プラスアルファとしての高級食材ジビエ(ウサギ)料理だろうが、この頃は自給自足の営みの中でのたんぱく質の一つ。『ウィンターズ・ボーン』で、経済的困窮に陥って肉を買えない兄弟が、飢えないために森でリスを捕まえて食べるのと同じようなもの。資産である家畜をつぶさずにたんぱく質が取れるご褒美的なジビエ。しかも、生きていくために育てている作物を荒らす害獣。かつ、野ネズミ・ドブネズミとなれば、ペスト菌等も心配だ。「かわいい」なんて言っていられないレベル。
つまり、言いたいのは、原作では、ピーターは冒険心あふれるいたずらっ子ではある(作者が子どもの時にやりたかったこと)が、基本どちらも生活をかけた闘いなのだ。
原作者は、幼少期は都会で育ち、後にはナショナルトラスト運動もしていたけれど、農園経営もしていて、どちらかというとマクレガーの立場に近い。
そんな背景も無視して、”気に入らないから排除してしまえ”の物語にしてしまうなんて。
こんな映画を子どもたちに見せておいて、「最近の子どもは命の感覚が…」って言われてもね。
死に至るいじめのやり方教えているのは、メディアであり、何をどう見るかチョイスしている大人だよ。
確かにCGは素晴らしい。
若いマクレガーの性格・行動にはついていけないが、グリーンソン氏の表情を見ていると応援したくなってくる。あの人物をそんなふうに演じられるところが凄い。
その努力を他の映画に注ぎ込んでほしかった。
久しぶりに、マイナス評価をつけたい映画。
(2018東京国際映画祭にて鑑賞)
子供も、大人も。楽しい。
うさぎのかわいさにやられました
ピーターのヤキモチが可愛い
映画の冒頭はウサギ達の度を越しているとも言えるイタズラから始まります。予告などでここばかり見ていたせいか『こんな悪いウサギなら観たくない』とずっと思っていました。(笑)
でも、違いました。頭が良く抜け目のないウサギ達。
好きな女の子を取られてしまう…と、トーマスに嫉妬するピーターが可愛かったです。最後にちゃんと僕がやったよ、と謝ったのも良かったですね。エンドロールの最後まで必見です。
人生初のピータラビット
原作者とキャラクターに謝ってほしい
これをピーターラビットでやる必要があったのか?
監督の指示でも周りやキャストは何か違和感を覚えなかったのか?
キャラクターのイメージに合わない話、演出。残酷な描写。原作者やこれまでピーターラビットを愛してきたファンに悪いとは思わなかったのか不思議でならない。
なに一つとしていいと思えなかった。
アレルギー問題についても、面白おかしく軽率な描写をしておきながら謝罪のひとつで公開に踏み切ったことから、まず撮影の段階で誰も異議を唱えなかったのかとレベルの低い人間が集まったことがわかる。
家族にも知人にも誰もアレルギーの人がいなかったのか、いじめを誘発、もしくは加担してきた人たちばかりなのだろうか。
この内容で笑うような低俗な人間にはなりたくないし、そんな人たちとも関わりたくはない。
この描写を抜きにしても、パッケージからなにからピーターラビットは悪意のある笑みを浮かべていて可愛さはない。そもそも「ネザーランドドワーフ」であるということを分かっていない。
ここまで不愉快にさせられる作品も珍しい。制作に関わった人間だけでなく、これがレンタル履歴に残ることやこんな作品に時間を割いてしまったことは人生の恥だと思った。
思っていた感じと違う!
ははー これは批判されるよねと思いながら楽しんで観た。
ヤバイ(いい意味で
この映画を見てカワイイ♪とか言ってる人は実際に見ていないのではないか。
そう思うほど、野生動物(かなり人間風味)と人間のガチバトル映画でした
映画館なので必死に我慢していましたが、笑いをこらえるのが本当に苦しかった
途中から笑ってましたけど
原作のピーターラビットガチ勢には許しがたい存在だと思いますが、原作も好きだけどこれも好き。という人もかなり多いと思います
マグレガーさんがほんとにそれっぽくておおー!と思ったのも束の間(中略)めちゃくちゃ驚きましたが、それこそがこの映画の象徴というか、ぶっ壊すぜ!という宣誓だったなあ。と今振り返って思います
twitterではマッドマックス怒りの湖水地方とか言われてましたが、本当にその通りです
ただし「どっちもがんばれー!」という点だけ違います
CGも、かわいいけど憎たらしいという微妙な線をよく出せていると思います
ウサギが両目で物を見るのは違和感あると言えばありますが、映画の内容的にしょうがないですね
アメリカで作られたイギリス風刺映画と考えられないこともないですが、これは素直にイギリスの面白さを強調しまくったと受け取ったほうがいいでしょう
この系統によくあることですが、いろんな映画のパロが多いので、それを探すのも楽しいと思います
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