悪魔

劇場公開日:2018年2月24日

悪魔

解説・あらすじ

文豪・谷崎潤一郎の短編を3人の映画監督が現代劇として映像化するシリーズ「谷崎潤一郎原案 TANIZAKI TRIBUTE」の1作。大正元年に発表された谷崎の同名小説を「光と血」「オー!ファーザー」の藤井道人監督が映画化。吉村界人、大野いと、前田公輝という注目の若手キャストが共演する。大学入学のために上京した佐伯の下宿先となる林邸は閑静な住宅街に居を構え、大家の千枝、千枝の娘・照子、林家の親戚にあたる鈴木が住んでいた。佐伯はアルコールにおぼれ、大学にもなじめず、幻覚に苦しむ日々を送っていた。高校生ながら不思議な色気と魅力を持つ照子は頻繁に佐伯の部屋を訪れ、佐伯の心を惑わせた。照子を偏愛する鈴木は、佐伯に照子に近づかないよう警告するが、佐伯は鈴木の言葉に反発する。

2018年製作/83分/日本
配給:TBSサービス
劇場公開日:2018年2月24日

スタッフ・キャスト

監督
藤井道人
原案
谷崎潤一郎
脚本
山口健人
プロデューサー
佐藤友彦
共同プロデューサー
藤井宏二
小美野昌史
ラインプロデューサー
齊藤光司
撮影
玉田詠空
照明
神野宏賢
録音
伊藤裕規
美術
佐藤希
衣装
松田稜平
ヘアメイク
中島彩花
効果
丹愛
編集
山口健人
音楽
堤裕介
助監督
武長直輝
スチール
五十嵐和博
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(C)2018 Tanizaki Tribute製作委員会

映画レビュー

3.5 【”死にますよ、地獄へ行くんです・・。”今作は、谷崎潤一郎の、耽美的且つ変態性溢れる短編小説”悪魔”を藤井道人が映像化した、お好きな方には堪らない”変態さん、集まれ!”映画なのである。】

2025年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

■大学生の佐伯(吉村界人)は、林邸に下宿している。
 彼は大学では友人を作らず、幻覚に悩まされる日々を送っていた。同時に大家の娘・照子(大野いと)の色気と魅力に心を惑わせる。林家の親戚筋にあたる鈴木は、照子に近づかないよう彼に警告しつつ、粘着質な性格を露わにして行くのであった。

◆感想<Caution!内容にやや触れています。>

・私は、明治、大正、昭和期の文豪と言われる作家の本は大体読んでいるが、中でも強烈なのは、谷崎潤一郎の諸作品である。
 映画化されている「春琴抄」や「痴人の愛」などは、SM要素が横溢しており、クラクラする程である。

・氏は美食家としても有名であるが、美食家というのは西洋を見ても、性に貪欲な作家が多き気がする。

・今作でも、その変態性が横溢しており、佐伯は自分の部屋に頻繁に来る照子が、鼻をかんだチリ紙をゴミ箱から拾い上げて、ぺろぺろ舐める様は、立派な変態さんである。

・その照子を演じた大野いとが、佐伯の鼻血だらけの口を、ぺろぺろと舐めるシーンもナカナカである。(何が、ナカナカだ!)

・照子に魅入られた鈴木は、人間としての理性が崩壊しており、佐伯と照子の姿を隠し撮りしている。彼も又、立派な変態さんである・・。

<今作は、谷崎潤一郎の、耽美的且つ変態性溢れる短編小説”悪魔”を藤井道人が映像化した”変態さん、集まれ!”映画なのである。>

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NOBU

3.5 谷崎文学か、ただの変態映画か観る人によって違ってくる

2020年8月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

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mitty

2.5 小悪魔

2019年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大学進学のため上京した主人公、下宿先には小悪魔の女子高校生がいた。
しかも下宿人の一人が妄想家で、この女子高生と婚約していると思い込んでいるから厄介だ。
主人公の悩みなんてどこ吹く風。

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いやよセブン

3.0 精神分裂の枠組みがなかった時代。悪魔とは。

2018年4月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

ノワールとかグロいのとか苦手なのに、役者に惹かれてトークショー付きで鑑賞。レイトショーでしたが席は埋まっていました。やっぱり苦手な内容でしたが、好きな人は好きそうです。

救いのない暗い世界、死でしか逃れられない状況。自分をどうにもできない苦しさ。吉村界人、見ていて辛くなるほどの怪演でした。。
何より大野いとの色気が素晴らしく、あんな高校生いたら狂ってしまうよなあと。みんなの求めている姿にコロコロ変われる女の子。出会う男すべて狂わせるガールといえば水原希子ですが、悪魔の大野いとは、ダーク版出会う男すべて狂わせるガール。
吉村さんと前田さんがどんどん狂わされていく姿は、グロくもないのに目を覆いたくなりました。。

トークショーで話していたことが印象的で、100年前には精神分裂、鬱という枠組みがなく、ますます混沌に陥っていくものだったと。ただそこだけが違うだけで、今となんとでも置き換えられる。震災をきっかけに、死の恐怖に立ち向かい続ける主人公。すべての死を記録し続けることで、自分を保っているような、脅かしているような。
主人公自身に悪魔がいるのか、周りの人が悪魔なのか、それは人によって変わってくる。
また観たくないけど、観るともっと深く観れるんだろうなあ。

※前田さんのフケはパン粉だそうです

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とも

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