サニー 32のレビュー・感想・評価
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本作も“サニー”になれるか…?
今年新作続く白石和彌監督が、出世作の『凶悪』の高橋泉脚本、ピエール瀧とリリー・フランキーをキャストに招き、実録事件をベースにしたサスペンス。
白石作品好きとしては、あの傑作『凶悪』再び!…と、期待値がメチャメチャ上がったのだが…
中学教師の赤理はある日突然、中年男2人に誘拐・監禁される。
男たちは、14年前に小学生ながら同級生を殺害した史上最も可愛い殺人犯“サニー”の信者。
赤理はサニーと間違われ…。
あらすじだけは狂気的なサスペンスを彷彿させるが、『凶悪』級を期待すると肩透かし。ある意味、衝撃的でもあるが…。
ヒロインと誘拐犯たちとの緊迫感溢れるサスペンス…という訳でもなし。
新たな信者たちが集まって来て、怪しい宗教団体のような共同生活。
サニーの写真や動画をネット上にアップ。
ある日、本物のサニーと名乗る者がネット上に現れる。
赤理のクラスに心に闇を抱えた女子生徒がおり、彼女がサニーと同じ事をしようとしている事を知った赤理は…。
やがて、ずさんな誘拐劇の歯車が狂いだし…。
…と、エピソード的には盛り込まれているのだが、それらが巧みに交錯しているとは言えず。
はっきり言って、支離滅裂。しっちゃかめっちゃか。
着地点も定まらず。ラストも「え? これで終わり?」的な。
話だけを追うと、意味分からん。訳分からん。
なので、最初からヘンな作品として見ればそれなりにハマれる点もある。
狂気とバイオレンス描写とブラック・ユーモア。
このシュールさは、何処となく園子温作品を思わせた。
社会や世間も風刺。
殺人犯を神格化する輩なんて本当にネットの世界には居るだろうし。
サニーを神格化する信者たちは、怪しい宗教団体そのものか、キャスティング的に言えばアイドルに異常に熱を上げるヲタクか。
曲者役者たちは皆、怪演。
ピエール瀧とリリー・フランキーは期待通り。
他の面々も一癖二癖あり。
でも最も奮闘していたのは、主演の元NGTとやらの北原里英だろう。
序盤は拙い演技に大丈夫かと思ったが、次第に凄みと存在感を発揮。
異常な状況下で吹っ切れ、“サニーになり”、信者たちに啖呵を切るシーンは天晴れ。
怯え、縛られ、舐められ、血反吐を吐き吐かれの体当たり熱演。
とは言え、見る前の期待ほどではなかった。ビミョーと言うか、怪作・異色作・珍作。
本作の前が新境地の『彼女がその名を知らない鳥たち』、後が力作『孤狼の血』。それらに挟まれちゃ…。
でもいつの日かひょっとしたら、劇中さながらサニーのように、本作の熱狂的な信者が現れ、カルト作として神格化される…かもしれない。
まぁこんなもん
中盤でサニーは偽物と判明するが周りの人間の勝手な理屈で話は進んでいく。ラストは教え子の向井に会いに行く約束を果たしてジ・エンド
脚本も演出も構成も中途半端で終わった残念な作品。
酷評 の理由。全ての罪は 予告編 にあり。
期待とは違ったなぁ
映画をみて初めて残念だと感じた
凶悪が凄く好きで、ピエール瀧とリリーフランキーが出てると聞き凄く期待していました
だが、とても残念だった
最初は良かったのですが、話が急に変わり
メッセージ性がなく、何を伝えたいか
全く分からなかった
不明な点が一つ残ったまま終わったのも
とても残念だった
そして映画が終わりエンドロールを見ていると
[ 秋元康 ]
はぁ、やっぱりか。
これはアイドル映画です
私は予告をみて勘違いしていました
凶悪のようなとてつもないリアルな闇の深い
作品を観れると思っていたので。
アイドルを売り出す為だけに
有名で実力がある俳優さんを出すと
勿体無い気持ちでいっぱいです
本当に残念でした
あくまでも個人的な意見ですが
今年最初のB級映画
キタコレしません
ネット画面を使ったオープニングにちょっとテンション上がったけど、その後は下がりっぱなしで残念だった。
急展開に急展開が重なっていくものの、全て現実味のカケラも無く振り切るにしてはかなり中途半端で萎える一方。
サニー愛好家たちの勢いや立場逆転のアイディアは良いんだけど本当どうしてこうなった…
時代遅れすぎるネット用語に10年くらい前の時代設定なのかと思いきや、スマホやドローンやYouTuberは完全に現代のもので頭が痛くなった。
インパクトありそうなキャラクター達もなんだかブレブレだしダサい。
このはちゃめちゃでツッコミどころしかないストーリーをどう落とし前つけるのかと思っていたら、結末はお粗末で宙ぶらりんで唐突。
とにかく色んなものをドチャッと詰め込んで詰め込んでそのまま海に放り投げたような映画だった。
滅茶苦茶なストーリーでも、演出や映像やキャラクターなど突出した魅力で押し切って圧倒されて楽しめる映画って多いと思うしそういう作品好きなんだけど、今作はそれがほぼ全く無くて逆に衝撃だった。
北原里英が結構身体張って頑張っていたし門脇麦はどんな突飛な役でも演技が上手なのに、その結果がこれか…と残念な気持ちになった。
白石和彌監督と役者陣、ポスターと予告も楽しくてちょっと変に期待してしまったのかな。
それなりに
北原里英ちゃん恵まれないね
北原里英ちゃんのファンとして見に行きました。
まず、北原里英ちゃん、映画に恵まれないね・・・・・
結構、体当たりで頑張っていたけど・・・・
本作品上映のこの時までは、まだまだ現役のAKBだもんな、そこまでして大丈夫?と思う程頑張っていたけどね・・・
この手の作品は、井口昇先生に撮らせないと駄目だよね。
確かに、笑う所もあり、目を背けたくなる所もあるんだけど・・・
白石和彌監督がいけなのではなく、この手の作品には、この手の作品の職人がいると思うけどね。
ピエール瀧さんとか、リリー・フランキーさんとか、役者がそろって、いい味だしていたけどね・・・・
題材は良かった思うけどね・・・・映画全体としては、中途半端だったかな・・・
しかし、平日の最終回で結構お客さんが入っていたのは嬉しかったな・・・
あと、ちょっと辛口を言わせて頂ければ、キタリエは、もう少し演技の勉強をした方が良いかもな・・・・
今はまだ可愛いだけで済むけど、女優さんとして進んで行くには、もう少し頑張らないと・・・
場面の切り替わりが早い。
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