モリのいる場所のレビュー・感想・評価
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タライと宇宙人のシーンは一体何?
熊谷守一の生活のある1日をほのぼの、かつコミカルに描かれています。ジャンルで言えばドキュメンタリーが一番近いでしょうか。特に何か事件が起きる訳でも無く、シナリオ的にはもうちょっとひねりや工夫が欲しかったです。
しかしタライと宇宙人のシーンの狙いは一体何だったのだろう?それがもしひねりや工夫だとすればちょっと演出が大胆過ぎるかな。
表札
実在した仙人と呼ばれた画家、熊谷守一夫婦の1970年頃のとある一日の話。
ほのぼのとしていたり、老獪だったりまるでドリフのコントの様なやりとりだなと思っていたらドリフの話題にw
夫婦と周辺人物の様子を終始コントの様にみせており、ほっこり温かく笑えて楽しかった。
下手も絵のうちです。それ、人生もね。
ある一日のドキュメンタリ、というよりは、ある一日のファンタジー。いや、コントともいえよう。先に本を読んでいて、あの穴ってどういうの?、知らない男はどうなる?って興味津々で、これをどう映像化するのかってワクワクして鑑賞。
はたして、その期待値を軽々と超えた。絵描きの話なのにね、この老人一つも絵を描いてるシーンがないんだよね。もう、山崎努と樹木希林が何とも言えない。ずっとふたりの会話を隣で聞いていたい。これ以上の適役がいるのだろうか。「要らないそうです」にはぶったまげた。周りの人々も曲者ながらも善人ばかり。思いがけないお笑いも入れ込み、満足して観終えた。
このあと、千早町の熊谷守一美術館に行った。二階に、妻秀子が若かった頃の絵があった。タイトルは『某夫人像』とあった。つまり、このとき秀子はまだ人の妻で、のちに守一と再婚するわけだ。この絵の秀子の表情がとても可愛げで、本人が自分の気持ちに気がついていたかどうかはわからないが、秀子のことを好いていただろうとわかる。間違いなく、好きな人のことを描いた絵のオーラが出てる。そんな二人のおよそ60年後が、あの映画なんだなあって、微笑ましくなった。
庭が宇宙
今年43本目鑑賞
山崎、樹木両名、賞レース確定。
30年近くも自宅から出ていない
モリにとって庭と家族、来客が
世界。宇宙。
製作に、イオン。
ジジイとババアばっかりだった。
戦略的にいいテーマ。
でも、ドリフのくだりは頂けず。
映画っぽくない映画作品?
監督の独自世界が、あまり好きくはなれかった。
映画の中で、ザ・ドリフターズのネタをやるべきではないと思うが。
一気にシラケた。キャストは、一流にもかかわらず…。
樹木希林さんの台所に立つ姿は、素晴らしかった。
映画の中の希林さんの写真。「熊だ」と嫌っていたが
モノクロ写真は御綺麗でした。
三上さんが宇宙人役というのも、監督何を考えているのか?
全く判らない。
穴の中での二人の何気ない会話の場面も良かった。
良いところもあるが。非常に首をかしげたくなる作品であった。
「笑える映画作品」と思えば、素敵な時間をくれて有難う
と言うべきか。
愛がつまってる
自然に対する興味、絵に対する思い、かあちゃんとの関わり、集まってくる人たち…。モリ自身とその周りに、なんとも言えない純粋な感情が満ち満ちていた
単純に「愛」というのよりももっと深いもののようにも感じた
素敵な作品
庭の植物、生き物を眺め空を見上げ雲を眺めてそして絵を描く熊谷守一の人柄と 夫婦のお互いへの敬意と愛情、深い絆、色々と経て来たからこそ何も言葉は無くても、ただ姿があるだけで良い…優しくてホッコリとして素敵な作品でした。
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