劇場公開日 2018年2月1日

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スリー・ビルボードのレビュー・感想・評価

全364件中、21~40件目を表示

4.5否定された容疑者に、米国の大きな闇を感じたが…

2021年5月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

米国社会の病巣とそこからの脱却への期待を
描いた見事な作品だった。

お互い正義を振りかざして、他人を傷付ける
ことに無感覚な行動を繰り返す、
負の連鎖が果てしなく続く展開。
それも、次々と思いがけない方向に進む
ストーリーには大変驚かされた。

それでも、自殺した署長からの
ミルドレッドとディクソン巡査への手紙や、
その巡査が痛め付けた広告代理店経営者の
病院での対応、
また元夫の恋人の言葉などから、
殺伐とした状況が徐々に雰囲気を変え、
徐々に赦しと和解につながり、
終盤では、敵対していたはずの二人が
力を合わせる展開も想像を超えるばかり。

しかし、殺人事件の真相に絡み、
新署長の、疑惑の男についての
ディクソン元巡査に対する報告は、
何か謎めいた疑惑を感じさせるものがあり、
娘を殺した犯人はこの男ではないと
否定はするものの、
実は、公正な人物に見える新署長でさえ
大きな闇の一部であり、
そこに米国の抱える大きな負の面を示唆して
いるようにも見える。

そして、最終シーンの先に何が起こるのか、
二人は犯罪者になる覚悟で
家族に別れを告げて出発したが、
疑惑の男を殺害するかしないかの
描かなかった結末は観客に解釈を託した。
しかし、二人は負の連鎖を断ち切る、
と国民には想像して欲しいとの監督の叫びが
聞こえてくるようなエンディングと、
私には思えた。

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KENZO一級建築士事務所

3.5時代設定がいつなのか悩みながら見たが

2021年5月5日
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10年程前か、娘夫婦がノースカロライナに数ヶ月住んでいた時に、初めてアメリカ(大陸)に行った。

シカゴ乗り換えだったが、成田から10時間以上飛行機に乗ったにもかかわらずシカゴ到着時刻は乗った時間より4時間も前、さらに1時間も飛行機に乗ったのにノースカロライナに着いたのはシカゴに着いた時間。
地球の回転の妙を切実に味わったのだった。
というのは無関係な余談ですけれど。

シカゴの空港には私以外日本人らしき人は見かけなかったし、ノースカロライナに至っては

例えば日本の田舎町で外国人を見かけた時よりさらに無遠慮な視線を浴び 挙句にはフードコートのメキシカンなお姉さんたちが、私たちが何人か( 中国?韓国?日本?)で賭けをしていて、当たった人が大喜びしたという目にもあった。率直すぎて不愉快な思いなど全くなかったが、人生初のジャパニーズを見たという経験をそのフードコートで働く彼女たちにさせたのだった。

ほんとに広い国土なのだ。
ミズーリ州の人なんて海など見た事ない人が半分、いや8割か?と想像してしまう程の内陸部。

黒人だけでなく有色人種に対する差別はまだまだ根強い。
黒人よりも、ヒスパニック系の人々の貧困が犯罪を生むしコロナのせいでアジア人は一括り的にチャイニーズだ。

そういう土地であっても
いくらなんでも (いくら腹がたったって言ったって)

やる事がヤクザの抗争並みの荒っぽさだし、その事が事件とならないのかなるのかも警察の匙加減的ないい加減さ。

アメリカは州によって警察は独立しており、トランプさんが大統領時代に起きた警察案件も 大統領の権限では目の届かない部分。

1960年代くらいなのかと思いきや携帯もあるし、ネットで検索しろというセリフもあるので、文明レベルで言えば2000年代のようにも思える。

つまり アメリカの田舎町ではそのくらいの時代であってもなお閉鎖的で排他的な町が存在する、という
その空気感を味わってないと
この映画の閉塞的なイライラとか爆発的な行動は 理解し難いものなのかもしれない。

母は娘をレイプの果てに殺され
それが全く解決の方向に向かない苛立ちを解き放つ方法を

朽ち果てた看板を見ながら、思い立つ。

登場人物たちは皆 苦悩を抱え 持って行き場のない怒りを持て余し、時に諦観によって心に平穏を取り戻す者や外に爆発させずにいられない者の対比がある。

一番 苦悩もせず 自分のした事(看板に火をつけた事)に対しても自己完結的に言い訳を披露する 元の夫が
もっとも そう言ったわけで 成長もないアホなので
あほヅラ下げた顔だけ可愛い19歳とお似合いなのだった。

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asica

4.52度目の主演女優賞作品に納得

2021年5月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

ノマドランドを観て、女優さんを知り、この作品を見ました。

アメリカ社会の負の部分を描かれていました。ただ、警察署長にしろ、ディクソン警官にしろ、全てが腐っているわけではない、かすかな希望を感じました。社会に希望がないと、生きる希望もなくなります。

怒りが怒りを生み復讐をしていけば、その連鎖で平和は訪れない。
世界の指導者に気づいて欲しい。

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かずじー

5.0近年では傑出した面白さ

2021年3月16日
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だれが何をするか、いきなりとんでもないことしたりするので、まるで展開が読めなかった。こゆのつくる人いるんだびっくり

たぶんだが、あまり最初からがっちりストーリー決めないで作ったんじゃないかとあるいは現場でどんどん変えていったとか
じゃないとこんな映画にならないと思うけど
ただ、それだけに
え、ここで終わり?という尻切れトンボ感はありますな

あと、出てくる人物がやな奴ばかり、主人公からしてすげーやなやつ
やたらキレる警官とか こんな町には住みたくないねえ

見てて決して気分のいい映画じゃないが、発想と展開に脱帽 面白いです

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守銭奴見習い

2.0断罪なしに閉口。

2021年2月10日
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被害者遺族なら全て許される的空気に調子付くヤンママ外道クレーマーを断罪せぬ作者に閉口。
コーエン的と評すにはその特徴たるエレガンスと断罪精神が圧倒的に欠如。
余韻と結末回避の尻切れとんぼの違いを勉強して出直せ。

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きねまっきい

4.5傑作に出会えた

2020年11月8日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

まず、傑作と呼べる作品に出会えた事に喜びを感じる。

一つの事件と三枚の看板を基に数珠繋がりに絡み合っていくマーティン・マクドナー監督・脚本の完成度の高さをまず称賛したい。

その上でフランシス・マクドーナンドの熟練の演技が更に味を出している。
ちょうど本作の鑑賞前に「FARGO」を観ていたのだが、同一人物とは気づけないほどに雰囲気から何から変えられていた。ここには20年近い歳月だけでなく演技の幅の広がりを感じずにはいられない。

そして本作で最も輝いていた役者はサム・ロックウェルであろう。
登場の際の印象と、観賞後の印象でここまで振り幅を感じたのは初めてかもしれない。
次はサム・ロックウェル目当てで「リチャードジュエル」でも鑑賞してみようか。そう思わせるほどの存在感であった。

内容に触れていないが、良い作品というのは簡単な言葉で表現できず、けれど心に残る、そのようなものでありここでは書かないこととする。
未鑑賞でこちらを読まれた方には、まずは是非作品を見ていただきたい。

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tiso jack

4.0スリービルボード

2020年10月18日
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3枚の広告…物語が凄すぎた
最悪の奴が最後めっちゃ良い奴になって。
見所満載だった

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mami

3.0チェス盤の四方向から4人が勝負すると、どうなる? こうなる。

2020年7月19日
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鑑賞方法:映画館

「戦いに関してはアマチュア」だが「怒りに関してはプロ中のプロ」である主人公が、惨殺された娘のために、戦いを挑み始めるお話です。

ただ、そもそも敵は誰で、どこに潜んでいるのか、皆目わからない。

とりあえず目の前の敵とおぼしき相手に片端から戦いを挑み始めるので、周囲のほとんど全員が彼女の敵になり、それぞれが思いがけない動きを見せ、なんだかチェスか将棋なのに4人で盤を囲んで四方八方から順番無関係に手が伸びて駒が意表を突いて動きまわる……みたいな、ストーリーの意外性を楽しむ映画なのかなと思いました。

くだくだしい説明を一切省略して、メインテーマに、いきなり観客を引きずり込む手腕はなかなかのもの。

絶対的権力を握るものが、批判されない立場にあると、どうなるか?
その絶望的な閉塞した気持ちは理解できるのですが、心を動かされるためには、ちょっとストーリーの作り込みが浅いかなと感じたのも事実です。

一例ですが、結末部分で、テーマの一番大切な部分を描かずに(描けずに)エンドロールに逃げ込んでしまったシナリオの腕。
かなり落胆しました。

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お水汲み当番

2.0スッキリはしない

2020年7月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

アメリカっぽい終わり方。過激な暴力もあり、何か観ていて嫌気が差す。唯一の救いは、やる気のない元警官が、署長の遺書で行動が変わる所かな。

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ケイト

4.0暴れん坊母ちゃん

2020年5月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

娘が殺された事件を解決できない警察を八つ当たりして広告看板に警察署長批判メッセージを掲げるヘイト母ちゃんと女性蔑視の粗暴な警察官の物語。
警察署長は実はかなり熱心に捜査をしている立派な人物なのに、そんなことも知らず母ちゃんは暴走モード。警察署長は自殺して粗暴な警察官は母ちゃんが警察署に火をつけ瀕死の重症を負う散々な展開。しかしその後にハートウォーミングな展開になるよくできた作品です。脚本も演出もキャストの演技もいい。
この物語の舞台は高度経済成長から置いていかれたミズリー州ということも大きく関係している。最初はとんでもばばあと思ったけどかなりの良作だぞ!

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トシくん

4.0もがき苦しんだその先に・・・

2020年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

この映画について事前に知っていたのは、母親ミルドレッドが、レイプされて殺された娘の事件の捜査が進まないことに業を煮やし、町はずれの道路に3枚の看板広告を立てる、という事だけです。娘の為に精力的に行動する母の愛、というシンプルなテーマかと思っていたら少し違いました。

アメリカ南部の寂れた、一見のどかに見える町には色々問題があり、人種差別、偏見、偽善者の事なかれ主義、人々は問題から目を逸らしていた。
「ここの警察は黒人だけを殴るんじゃないのか」というようなセリフがあります。また、神父に母親が「少年がどんなに犯されてもあなたは見ないふり」と言うセリフ。娘が犯されたのに敢えて少年、と言ったのは、「スポットライト世紀のスクープ」という映画で観た、実際にあった聖職者による子供への性的虐待事件を想起させ、この映画はアメリカが抱える様々の問題を描いていると思います。

一方、ミルドレッドにも問題があり、娘に最後にひどい言葉を投げかけた事に苦しんでいた。(しかし、あの道、夜は真っ暗で、徒歩なんて考えられない。私が娘なら友達に迎えに来てもらうか、出かけるのを止めますが)母親の警察への怒りは、そのまま自分への怒りでもありました。警察署長を始め一部の人間は心を寄せてくれるものの、町の人達や娘の父親である元夫にさえ中々理解してもらえず、母親は孤立していき、互いに傷つけ合う・・・その対極の無垢な存在が、馬や、寄せ植えの花や、若い雌鹿でしょうか。

予想したより複雑で、重い部分もありましたが、ミルドレッドの過激な行動は(犯罪だけど)痛快で、観て良かったなと思えます。
人生は過ちと後悔の繰り返し、でも悪いことばかりでもないです。

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ゆり。

3.5悪いやつはいない

2020年4月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

正直、評価が難しい作品だと思います。
人によって賛否両論があるんじゃないでしょうか。
犯人を挙げられておらず、そのために広告を掲げたことから始まり、街の中でいろんないさかいが前半繰り広げられます。
後半に入るといろんな人のやさしさや気遣いが、見られるようになり、エンディングへと向かいます。
最後は、見たすぐは釈然としませんでしたが、しばらく時間が立ってみるとあれはあれでOKかなと感じました。
小さい街の3枚の広告からよく展開したなという脚本に拍手です。

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たけお

1.5話が終わる前に映画が終わった

2020年3月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

このエンディングは何かの暗示をしたつもりなのだろうか。なんにも伝わらない。
制作途中で方向性に迷い放り出したかのような作品。
道に放り出された捜査ファイルの行方は?
「チェス」という良いキーワードが出たと思ったが活かされない。
この作品を見て着想を得たプロデューサーが将来、優れた作品を作るための元ネタになるであろう映画。

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スコジョンバー・ゴーラン

4.0あなたが動けば人は変わる!

2020年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2019年3月22日 #スリー・ビルボード 鑑賞
脚本がとてもいい映画。大きな広告を出すことで人の考えや行動が少しずつ動いていく。自殺、暴力、放火と動いていく中でその周りの人も動いていく。ぶつかり合うことで何かが変わる。何も解決しないラストだけどそれでも動く二人。

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とし

2.5凄まじいほどのB級作品でした・・・

2020年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まずタイトルにもなっている3つの看板ですが、
これが後々なにかの暗喩として役立ってくるのだと思っていましたが
特に何もなし。
それでも娘を凄惨な事件で亡くした母親の存在感はそこそこあります。
例えて言えばエイリアンのシガニー・ウィーバーや
ターミネイターのリンダ・ハミルトンみたいな
逞しく戦う女性の佇まいを持っています。
なのでこの母親が困難な道を切り開いてゆくものだと思って
鑑賞を進めていくのですが
この女性、実はただの悲しいばかりの脳筋なのです。
じゃあ誰が娘を殺した犯人を追い詰めてくれるのだと思い見てゆくと
登場時は酷いキャラクターとして存在していた人なのですが
その酷い性格の人が改心するきっかけがとても浅くつまらない物でした。
こんなに酷い性格の人間がたった一つの物や事で生まれ変わるとは到底思えない。
この人物に限らず全ての登場人物の性格付けがとても曖昧で作り込みも浅いので
誰にも感情移入できません。
それでも点数を2.5にしたのは時折母親や周りの登場人物が見せる
皮肉めいたやりきれない感のあるユーモアがクスッときたからです。
とにかくこの作品はミステリー要素もほぼ皆無。
何かを成し得る爽快感も皆無。
見終わった後のカタルシスも皆無。
ただただ行きありばったりでつまらない
B級ホラー映画を見た時のモヤモヤした疲れと
無駄に費やした時間の感覚だけが残りました。
唯一良心的解釈をすればこの作品が伝えたかったことは
人は見かけじゃない、無敵なヒーローなんかいない
きっかけさえあれば人は変わることができる
そんな事を言いたかったのかなぁとかなりいい方に解釈すればですが
そう思いました。
とにかく時間の無駄でした。
よく幾つかの賞をもらえたものだと驚きます。

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くるとん

4.0ミズーリの湿り気のある雰囲気とともに

2020年3月24日
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ミルドレッドは娘を亡くした深い悲しみが軸にある。

だが本作はブラックユーモアを織り交ぜながら
小気味良く進んでいく。

離婚、偏見、暴力、腐敗などタブーに近い話題も
随所に混ぜながら独特のどこか湿り気のある空気とともに展開していくストーリーは一時も目が離せない

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からあげ500g

5.0キョーレツな怒りを表しています。

2020年2月14日
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鑑賞方法:映画館

フランシス•マクドーマンドが「ファーゴ」に続いて2度目のオスカーを獲得しました。
始めのシーンで、神父が親身なフリをして訪れたのを彼女が叩き出しますが、
「見て見ぬフリをするのは罪に加担していることと同じ」という
ミルドレッドの怒りを吐き出しています。
以降、この怒りに突き動かされるように話は進んでいきます。
やがて、自身にもあった差別の意識に気付かされることになるのですが。

アメリカ南部の片田舎の閉鎖的な町で次々と起こる事件、
息を飲む展開です。
この映画では、特にラストが面白くて、公開時に見た時、
へぇ〜、アメリカもちょっとは変わったかな、と感じました。
未だに銃社会ですが。
怒りを胸に、どう向き合っていったらいいか考えさせてくれる作品です。

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Bird

3.5それぞれの「正義」

2020年2月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

様々な立場の登場人物たちのそれぞれの「正義」があって、フランシス・マクドーマンド演じる母以外の人間模様も非常に重要なエレメント。それなりに面白かった。それにしても日本ポスターが良くない。作品の良さが何も伝わらない。本国ポスターも情報少なすぎだけど。

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みな

3.5・・・。

2020年2月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

 自分の映画を鑑賞する眼、人間としての感性の未熟さを痛感しました。鑑賞後、これみよがしに語れるような感じたこと、考えさせられたことは、正直に言うとなにもなかった・・・。
 ウィロビー署長の生き様に心打たれまり、ディクソンの正義感の目覚めに感心したりはしたものの、この映画の本質はこんなものじゃないんだろうと感じます。
 どの人も主人公らしくない善の行動と悪の行動を繰り返し、レイプ犯の正体もボードの放火犯の正体も、なにも解決することなく、誰にも感情移入させることなく、ものがたりが終わった。。「なんのために映画を観るのか。」ということを改めて考えさせられました。他の方々の感じたこと、思ったこともいつも以上にじっくり見てみたいと思います。
 今はこの感想が紛れもない僕の現在位置。時が経って振り返った時に「オマエ、なんにも分かってねぇなぁ(笑)」と思えるのだろうか。。

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かつ

3.0愛と暴力

2020年2月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

どうしても主人公に感情移入して見るわけですから(我々は)。やはり最終的には 解決して終わってほしかったですね。あえてそうしたんでしょうけど。復讐は暴力しか生まない的な…。ラストシーンは けっこう好きかもしれないです。その時の感情に任せて…。

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レクター