劇場公開日 2018年2月1日

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「凄まじいほどのB級作品でした・・・」スリー・ビルボード くるとんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5凄まじいほどのB級作品でした・・・

2020年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まずタイトルにもなっている3つの看板ですが、
これが後々なにかの暗喩として役立ってくるのだと思っていましたが
特に何もなし。
それでも娘を凄惨な事件で亡くした母親の存在感はそこそこあります。
例えて言えばエイリアンのシガニー・ウィーバーや
ターミネイターのリンダ・ハミルトンみたいな
逞しく戦う女性の佇まいを持っています。
なのでこの母親が困難な道を切り開いてゆくものだと思って
鑑賞を進めていくのですが
この女性、実はただの悲しいばかりの脳筋なのです。
じゃあ誰が娘を殺した犯人を追い詰めてくれるのだと思い見てゆくと
登場時は酷いキャラクターとして存在していた人なのですが
その酷い性格の人が改心するきっかけがとても浅くつまらない物でした。
こんなに酷い性格の人間がたった一つの物や事で生まれ変わるとは到底思えない。
この人物に限らず全ての登場人物の性格付けがとても曖昧で作り込みも浅いので
誰にも感情移入できません。
それでも点数を2.5にしたのは時折母親や周りの登場人物が見せる
皮肉めいたやりきれない感のあるユーモアがクスッときたからです。
とにかくこの作品はミステリー要素もほぼ皆無。
何かを成し得る爽快感も皆無。
見終わった後のカタルシスも皆無。
ただただ行きありばったりでつまらない
B級ホラー映画を見た時のモヤモヤした疲れと
無駄に費やした時間の感覚だけが残りました。
唯一良心的解釈をすればこの作品が伝えたかったことは
人は見かけじゃない、無敵なヒーローなんかいない
きっかけさえあれば人は変わることができる
そんな事を言いたかったのかなぁとかなりいい方に解釈すればですが
そう思いました。
とにかく時間の無駄でした。
よく幾つかの賞をもらえたものだと驚きます。

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くるとん