スリー・ビルボードのレビュー・感想・評価
全365件中、201~220件目を表示
罪と赦し
小説を読んでいるかのような濃密な映画体験!
怒りはぶつかり、愛はすれ違い...
またもやネタバレせずには大きな魅力を語れない系映画と遭遇した。過激な出来事の連続なのに淡々とした全編中の雰囲気が印象的だった。
この映画を取り巻く3人のキャラは圧巻だった。フランシス・マクドーマントのシーンと音楽はどうしてもファーゴを思い浮かべてしまうのは自分のせいだとしてw、見た方ならわかると思うが、相当イかれてるwけれどそれらの行動は見ていて爽快だった。特に缶を投げた学生へのシーン。日本のドラマじゃやれない、けれどもこれぐらいのやり返しをしてみたいよな、とスカッとして見ていた自分がいた。でもその真っ直ぐすぎるあまり、すれ違ってしまうエピソードも組み込まれていて、そこにまた人間味が増し...。
ウディ・ハレルソンといい、サム・ロックウェルのキャラクターといい、警察2人は新たな側面の表れをうまーく見せていた。人間ってのはどれだけ日常で相手を部分的にしか理解していないかということを考えさせられた。不器用だけど、ホントにいい人。
ピーター・ディーンクレイブ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、その他の脇もここで出るんかーいwってところで登場し、皆役割があるのも抜け目なしって感じ。人間一体どこで救われるかってわからないってことを教えてもらった。(オレンジジュースとか、嘘っぱちのデートとか...)
各々の人間関係が交錯して、その中で間違いを繰り返し、成長し、そして出会い...これらを小さな田舎町で起承転結うまくまとめてたのが今作。一回見ただけじゃまだまだ味わいきれない状態だが、相当計算されて作られていることはわかる。てな訳でまた見よう。
そしてぜひ見てほしい。
最終評価92点
どう受け止めたらよいのか
価値観の違い
怒りと悲しみ
果たして何処に着地するのだろうか??
Excellent....──っっ!!!!
期待を一回りも二回りも越えられたっっ!!
然程劇的な展開を設ける訳でも無く、かと言って一瞬たりとも“目を離す”なんて発想なんか頭を過らない。
起 こ っ て し ま っ た 一 つ の 悲 劇 。
ただただ各々がその事件に対する受け止め方と反応に踊らされ、自らの視野が自らの信念と怠慢に拠り狭められて行く。
やがて気が付けばジリジリと加速し最早歯止めの利かなくなる狂気…。
物語の展開に拍車を掛けるかの如く、登場人物に弱者は一人も居ない。そして「是でもか!」と云わんばかりに (笑/苦笑) 絶妙なタイミングに出合い当然の如く噛み付き合う。
大なり小なり罪を犯した事のある人なら (そんな人が極々少数なら良いのだが…!) 共感したり想像出来たり思わず笑みを浮かべてしまう場面の連続っっ!! (笑)
配役も極上っっ!!
主演 Frances McDormand やはり嗚呼恐るべしっっ♪♪
共感できず、スッキリしない映画でした。
くそ
人生初の映画館退室
全365件中、201~220件目を表示