劇場公開日 2018年2月1日

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スリー・ビルボードのレビュー・感想・評価

全497件中、21~40件目を表示

4.5さすが‼️

2022年6月5日
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鑑賞方法:DVD/BD、試写会、映画館

泣ける

笑える

楽しい

喜劇と悲劇の間をふわふわ行き来する浮遊感がたまらない👍
フランシス・マクドーマンド、サム・ロックウェルの素晴らしさを改めて実感👍📽

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ヒックス伍長

2.5マクドーマンドはかっこいい

2022年3月31日
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鑑賞方法:VOD

女性の復讐劇は面白くないな
同じ母としてあたしなら悲しみの表現方法は全く違うし
そもそも娘がレイプされるなんていう環境が疑問…事故とは言え
その割に息子は素直に育ってる
ああ、こんな私情盛らずに
エンタメとしての映画の見方をしなきゃ
『ノマドランド』『フレンチディスパッチ』どちらのマクドーマンドもかっこよくて好きだけど
これは…ひでぇ女だな(口悪)

登場人物が面白い
クソポリスの変化が一番面白い
というかこの映画の肝なんだな
自殺した署長、優しい小人、元夫と19歳の天真爛漫な飼育係の彼女
あのふらりと店に現れたサイコパスな男は犯人じゃないのか??

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mamagamasako

2.560点

2022年1月26日
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鑑賞方法:VOD

単純

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コウセイ

4.0優れた脚本の妙とUnited States

2021年12月11日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

アメリカ南部の分かりやすい田舎町。
差別主義の根深さがメキシカンだけでなく、人種、体型、職業などそこらかしこに噴出している。

人は見たいものを、見る。
娘を殺した犯人はいるはずだ。
小人は所詮小人。
黒は黒、白は白。
でも正義のようにハッキリとした
分かれ目がないものがある。

間違っていると分かっていながら止められない母親を、唯一止められそうな腐った男が、爽やかな余韻をもたらす、という不思議な印象で終わっていった。
素晴らしく風刺的で、恐ろしく繊細な脚本だと思う。

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モル

3.0序盤は退屈だったが、

2021年11月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

中盤から引き込まれた。

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くそさいと

3.5あなたの街のお話

2021年11月8日
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この街の歪さと優しさの矛盾。

本当のことはわかってても互いの日常が壊れることは言わないし、しない。昨日と同じ今日を守ることが大切。それが狭い人間関係の、もしくは全ての人間の掟。

それを壊す人間を初めは嫌うが、理由がわかるから住人も苦悩して矛盾だらけの行動をする。

とても人間らしい映画でした。

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大粒 まろん

3.0これほど重要なタイトルがあっただろうか

2021年7月16日
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ジョニーデブ

4.0不思議な味わい

2021年7月10日
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シリアスな話でユーモアもありませんが、変にブラックで、突っ込みどころ満載で、話が破綻しそうでしない、妙な味わいがあります。主演のせいか?演出のせいか? その原因は不明です。
好きな人には後を引きますが、受け付けない人も多いでしょう。

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越後屋

5.0エンディングが良かった

2021年5月15日
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鑑賞方法:VOD

知的

難しい

ノマドランド、ファーゴと異なり、この映画の舞台はアメリカ合衆国でも緑があり郊外には美しい湖がある町だ。砂漠も雪原もない。季節はイースターの頃、春来たるの陽射しで花も咲き庭でブランコに揺られることもできる。音楽も昔のアメリカの歌で穏やかで懐かしい気持ちになる。そんな季節と音楽を背景にストーリーはこちらのほっぺたをひっぱたくような内容だった。

みんながみんなを知っている小さな町で、顔を上げて堂々と行動するミルドレッド(マクドーマンド)が周りに石をぶん投げる。当然彼女にも色んなものが降りかかる。嫌がらせ、応援と共感、資金援助、仕事仲間が逮捕される、署長の死と手紙、火事には火事を。ミルドレッドは何をされてもその都度毅然と対抗する。一方でディクソンの成長物語があり、署長からの手紙と病室でのオレンジジュースが彼にきっかけを与えた。

常に強くて逞しく見えるマクドーマンドは警察と他人と自分への怒りにまみれている。その怒りは映画を超えて、白人警官による黒人虐待や妻へのDVや聖職者による男の子への性的虐待が示唆されることでより燃え上がる。同じ立場・職業のあなたが見て見ぬ振りをしたらあなたも同罪だと映画が突きつけてくる。

最後がああいう終わり方であることが私には非常に良かった。犯人逮捕で終わって大団円だったら観客はカタルシスを得てしまう。いい映画見たね、じゃ、どこに食事に行こうか?になってしまう。カタルシスを与えたらだめな作品というのがあると思う。捕物帳とか勧善懲悪でまとめるんじゃなくて、人間の世界は悪いばかりではないけれど単純ではない、それに裏に何があるかわかったもんじゃないよ、がこの映画のメッセージの一つだと思うから。そのためにも、舞台が広いアメリカ合衆国でどこへ行くにも車が必要で目的地まで延々と車を運転しなきゃならない場所が必要なんだと思った。ハンドル握りながら助手席に座りながら広い広い同じ風景を見ながら考えることができるから。どうしょうか?まだ決めなくていいね、ちょっと考えてみようか、などと話したり考えたり黙ったりできる。沈黙もコミュニケーション。目的地にすぐ到着してしまうような狭い土地や渋滞ばかりの場所ではダメだ。短絡的になってすぐ頭に血がのぼってしまう。

広大な大陸を運転する姿がマクドーマンドほど似合う女優は居ないと思った。

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talisman

5.0感動的な遺書を読むその後ろに火炎瓶ボンボン投げ込むシーンが、映画を...

2021年5月12日
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collectible

4.5否定された容疑者に、米国の大きな闇を感じたが…

2021年5月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

米国社会の病巣とそこからの脱却への期待を
描いた見事な作品だった。

お互い正義を振りかざして、他人を傷付ける
ことに無感覚な行動を繰り返す、
負の連鎖が果てしなく続く展開。
それも、次々と思いがけない方向に進む
ストーリーには大変驚かされた。

それでも、自殺した署長からの
ミルドレッドとディクソン巡査への手紙や、
その巡査が痛め付けた広告代理店経営者の
病院での対応、
また元夫の恋人の言葉などから、
殺伐とした状況が徐々に雰囲気を変え、
徐々に赦しと和解につながり、
終盤では、敵対していたはずの二人が
力を合わせる展開も想像を超えるばかり。

しかし、殺人事件の真相に絡み、
新署長の、疑惑の男についての
ディクソン元巡査に対する報告は、
何か謎めいた疑惑を感じさせるものがあり、
娘を殺した犯人はこの男ではないと
否定はするものの、
実は、公正な人物に見える新署長でさえ
大きな闇の一部であり、
そこに米国の抱える大きな負の面を示唆して
いるようにも見える。

そして、最終シーンの先に何が起こるのか、
二人は犯罪者になる覚悟で
家族に別れを告げて出発したが、
疑惑の男を殺害するかしないかの
描かなかった結末は観客に解釈を託した。
しかし、二人は負の連鎖を断ち切る、
と国民には想像して欲しいとの監督の叫びが
聞こえてくるようなエンディングと、
私には思えた。

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KENZO一級建築士事務所

3.5時代設定がいつなのか悩みながら見たが

2021年5月5日
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10年程前か、娘夫婦がノースカロライナに数ヶ月住んでいた時に、初めてアメリカ(大陸)に行った。

シカゴ乗り換えだったが、成田から10時間以上飛行機に乗ったにもかかわらずシカゴ到着時刻は乗った時間より4時間も前、さらに1時間も飛行機に乗ったのにノースカロライナに着いたのはシカゴに着いた時間。
地球の回転の妙を切実に味わったのだった。
というのは無関係な余談ですけれど。

シカゴの空港には私以外日本人らしき人は見かけなかったし、ノースカロライナに至っては

例えば日本の田舎町で外国人を見かけた時よりさらに無遠慮な視線を浴び 挙句にはフードコートのメキシカンなお姉さんたちが、私たちが何人か( 中国?韓国?日本?)で賭けをしていて、当たった人が大喜びしたという目にもあった。率直すぎて不愉快な思いなど全くなかったが、人生初のジャパニーズを見たという経験をそのフードコートで働く彼女たちにさせたのだった。

ほんとに広い国土なのだ。
ミズーリ州の人なんて海など見た事ない人が半分、いや8割か?と想像してしまう程の内陸部。

黒人だけでなく有色人種に対する差別はまだまだ根強い。
黒人よりも、ヒスパニック系の人々の貧困が犯罪を生むしコロナのせいでアジア人は一括り的にチャイニーズだ。

そういう土地であっても
いくらなんでも (いくら腹がたったって言ったって)

やる事がヤクザの抗争並みの荒っぽさだし、その事が事件とならないのかなるのかも警察の匙加減的ないい加減さ。

アメリカは州によって警察は独立しており、トランプさんが大統領時代に起きた警察案件も 大統領の権限では目の届かない部分。

1960年代くらいなのかと思いきや携帯もあるし、ネットで検索しろというセリフもあるので、文明レベルで言えば2000年代のようにも思える。

つまり アメリカの田舎町ではそのくらいの時代であってもなお閉鎖的で排他的な町が存在する、という
その空気感を味わってないと
この映画の閉塞的なイライラとか爆発的な行動は 理解し難いものなのかもしれない。

母は娘をレイプの果てに殺され
それが全く解決の方向に向かない苛立ちを解き放つ方法を

朽ち果てた看板を見ながら、思い立つ。

登場人物たちは皆 苦悩を抱え 持って行き場のない怒りを持て余し、時に諦観によって心に平穏を取り戻す者や外に爆発させずにいられない者の対比がある。

一番 苦悩もせず 自分のした事(看板に火をつけた事)に対しても自己完結的に言い訳を披露する 元の夫が
もっとも そう言ったわけで 成長もないアホなので
あほヅラ下げた顔だけ可愛い19歳とお似合いなのだった。

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asica

4.52度目の主演女優賞作品に納得

2021年5月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

ノマドランドを観て、女優さんを知り、この作品を見ました。

アメリカ社会の負の部分を描かれていました。ただ、警察署長にしろ、ディクソン警官にしろ、全てが腐っているわけではない、かすかな希望を感じました。社会に希望がないと、生きる希望もなくなります。

怒りが怒りを生み復讐をしていけば、その連鎖で平和は訪れない。
世界の指導者に気づいて欲しい。

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かずじー

5.0近年では傑出した面白さ

2021年3月16日
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だれが何をするか、いきなりとんでもないことしたりするので、まるで展開が読めなかった。こゆのつくる人いるんだびっくり

たぶんだが、あまり最初からがっちりストーリー決めないで作ったんじゃないかとあるいは現場でどんどん変えていったとか
じゃないとこんな映画にならないと思うけど
ただ、それだけに
え、ここで終わり?という尻切れトンボ感はありますな

あと、出てくる人物がやな奴ばかり、主人公からしてすげーやなやつ
やたらキレる警官とか こんな町には住みたくないねえ

見てて決して気分のいい映画じゃないが、発想と展開に脱帽 面白いです

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守銭奴見習い

2.0断罪なしに閉口。

2021年2月10日
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被害者遺族なら全て許される的空気に調子付くヤンママ外道クレーマーを断罪せぬ作者に閉口。
コーエン的と評すにはその特徴たるエレガンスと断罪精神が圧倒的に欠如。
余韻と結末回避の尻切れとんぼの違いを勉強して出直せ。

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きねまっきい

5.0敵だと思っていても味方であることもある

2021年1月17日
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夢見る電気羊

3.0怒りではなんも解決しないってことを言いたかったのか?

2021年1月2日
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mojimizu

4.5スリー・ビルボード

2020年12月4日
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ABCD

3.0タイトルなし

2020年11月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

4.5傑作に出会えた

2020年11月8日
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悲しい

怖い

難しい

まず、傑作と呼べる作品に出会えた事に喜びを感じる。

一つの事件と三枚の看板を基に数珠繋がりに絡み合っていくマーティン・マクドナー監督・脚本の完成度の高さをまず称賛したい。

その上でフランシス・マクドーナンドの熟練の演技が更に味を出している。
ちょうど本作の鑑賞前に「FARGO」を観ていたのだが、同一人物とは気づけないほどに雰囲気から何から変えられていた。ここには20年近い歳月だけでなく演技の幅の広がりを感じずにはいられない。

そして本作で最も輝いていた役者はサム・ロックウェルであろう。
登場の際の印象と、観賞後の印象でここまで振り幅を感じたのは初めてかもしれない。
次はサム・ロックウェル目当てで「リチャードジュエル」でも鑑賞してみようか。そう思わせるほどの存在感であった。

内容に触れていないが、良い作品というのは簡単な言葉で表現できず、けれど心に残る、そのようなものでありここでは書かないこととする。
未鑑賞でこちらを読まれた方には、まずは是非作品を見ていただきたい。

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tiso jack