シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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大人向けのおとぎ話
こいつはやられた
アカデミー?
作品賞おめでとう。御伽話でした
遅ればせながら シェイプオブウォーターを観た。
舞台設定の1962年とくれば、自分たちが生きた時代としても混沌の時代。子供向け雑誌には「神隠し」の話が当たり前のように載っていたので、アマゾンで発見された生物といえば、何でもありとは思う。
さらに米ソ冷戦の只中とあれば、相手に渡すくらいなら殺してしまえという、超短絡的な発想も受け入れられなくはない。
つまり、御伽話の設定としてはありだし、60年代はもうそういう時代として扱われることすらある過去なんだなあと感慨こそある。
時代を背景にしたこんな御伽話を作ってみたよ、ということは楽しく受け入れたし、不思議な世界観の中での人魚姫みたいな話だなあと最初から最後まで関心もって観ることができた。見て損がない映画だよ、と人にも伝えると思う。
ただ、これが作品賞なの??? という点だけは大いなる驚きだった。去年の「ムーンライト」も見てびっくりだったので、俺ももっともっと映画を観ないと真にすごい映画がなにかはわかってこないんだなあ、と思いました。
映画観るとなんでも泣いちゃう俺が泣かなかったけどなあ…
生き物と生き物の純愛物語
とても作り込んだおとぎ話。
絵はキレイ
恋、か。。。
冷戦下のアメリカはボルチモア。
口のきけないイライザ(サリー・ホーキンス)はある政府機関の清掃人として働いていた。そこで、彼女は恋におちる。
とはいうものの、ここに説得力をもたせるかどうかが本作のキモだと思うが、そこは必ずしも成功したとは思わない。
イライザと彼は毎日、何日も顔を合わせコミュニケーションをとってきたことをイライザのセリフで語ってしまっていた。ここを時間をかけて描けば今世紀最高傑作になったかもしれない。
国も人種も関係ない、というメッセージはよく伝わったが、彼にいろんな人が魅了されてしまう。イライザの隣人のジャイルズもそうだし、生物学者もそう。そこも難しいところである。少なくとも映画の観客はそう思わないと映画は前に進まないはず。
「E.T.」のあのエイリアンがかわいいということにあまり異論はないが、今回の彼に魅力を感じるのには時間がかかる。だからこそ恋の過程をじっくりと描くべきであった。
ギレルモ・デル・トロの思い込みでできあがった映画である。そう思うと本作は愛らしく思える。
不思議で素敵な作品。
女性性について
同じ思いと特徴を持った異性のラブストーリー
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