シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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万人ウケする、ギレルモ・デル・トロ作品。
ダーク・ファンタジーの世界に魅せられました。
ただ後半無難な展開で、万人ウケするギレルモ・デル・トロ作品と言った印象。
『パンズラビリンス』の時の恐怖感は全く感じられませんでした。
オタクなギレルモ・デル・トロ監督 、特撮にこだわりVFXを極力使いたく無かったと、何かのコメントで読みましたが、半魚人がちょっとライダー怪人すぎてファスナー感が半端なかった。
また、愛おしい一本に出会えた
鑑賞する直前にオスカー作品賞を受賞したとのアナウンスで一気に期待度が高まり、全てを目に焼き付けるべく鑑賞。
いや、やっぱ取るよね!!(爆)
直前に見た「パンズ・ラビリンス」も大好きだし、今作も全体の構図が少し近いものも見受けられたが、「シェイプ・オブ・ウォーター」は前者を超えた。今日、個人的な「愛おしい一本」がまた新しく加わった。
同じというのは、今回のテーマも夢や空想に抱くことの大切さ、切なさ、素晴らしさといった点。さらにそれを抑圧する存在、そして現実と空想を判断する境界線が良い意味で意図的に曖昧に描かれている点などなど。今回新しかったのは恋、片思いから生まれる空想が中心だったところ。時代の中の様々な困難が過ぎ去っても、やっぱり人間はどこか奥底を押し殺して生きているんだ、というメッセージはギレルモ作品全体に共通しているように感じた。「美女と野獣」へのアンチテーゼ要素が前面に出ていたことも印象深かった(すでに監督が色んな媒体で言っていることだけど)
主演のサリー・ホーキンスがもう、なんか、良いw。あまり飾りすぎない平凡なルックス、恋に恋しているピュアな主人公像と絶妙に合っていて、まったく文句なしです。(何様w)イライザ役がこの女優さんで本当に良かった、全編で思った。クリーチャーや友達など、その他キャラも皆存在感があった。中でもマイケル・シャノン、彼も絶対賞賛されるべき役者の1人だ。とことん非道なんだけれども、ちゃんと家族がいて、様々な抑圧に苦しみながら生きる悪役を恐ろしく、憎たらしく、哀しく演じきっていた。
いやぁ、ほんと好き。映画に出てくるメインキャラ、良いやつも悪いやつもみんな大好きだ!!w
ところどころイヤンなシーンやグロシーンもあるけれど、そういう描写も「生きた人間の一部」として避けないからこそ、リアルさも増して、感情移入ができる。終始、ハラハラ、ホッコリ、ジーンとさせていただきましたよ(涙)。SFではない、ロマンチック、純粋な恋の物語として、まだ見ていない人には激推ししたい一本だ。
100点
ストーリーは素敵だけれど
ストーリー自体は綺麗で、恋することとは何なのか、考えさせられたが、主人公に共感することが全くできなかった。
予告しか見ていなかったので、恋愛対象が何か分からなかったけど、彼の姿を見ると、主人公の声が出ない点も理解できた。
と、次に疑問に思ったのは題名。映画を見る前は水のような形のないものに恋する話だと思っていたので、彼の姿を見た時にこれまた違うと思いました笑
結局、形のないものが大切だ。とかなのでしょうかね。
舞台も素敵で、そちらにばかり目がいきました。
登場人物はそれぞれ個性が立って魅力的。
特にヒロインのサリーホーキンス。劇中でも、そこまで美人ではないが…という件がありますが、かなり同意笑
なぜか、引き込まれる…これが演技の凄さか…
あとはマイケルシャノン。とんでもない役。というか、この人はなんの権限であそこまで…と思った。
結局、研究所に連れてきてしたかった事はなんなのか。生かしておいた理由は?そこんところ知りたい。
こんなに素晴らしい素材の中で、入り込めなかったのはアメリカについてあまり知らないからだと思うけど、R15にする意味がちょっと残念。
例えば、ヒロインがマスターベーションするシーン。孤立を表したかったのか。必要?
マイケルシャノンのセックスシーンも、家という空間で普段と違う表情を表現するために必要だったのだろうか。
そこまでしてR15にするか?と思った。
ただ、ヒロインの彼に対する思いが一貫しているところがすごく綺麗。音楽もいいし、点数が高いのも納得。
奥が深い映画。オレはハマらななったけど…
ややネタバレ、かも!
パンズラビリンスをずっと前に見たのですが、構成が全く同じでした
弱者が強者に抵抗して、最終的に協力者は生き残り、主人公自身は幸せなつもりでも死を迎えるというパターンで、パンズラビリンスほどきっしょく悪い化け物が出てこないなって感じでした
強者が最後痛そうな死に方するという展開が読めましたが楽しめました
後半手に汗握るシーンに心臓がばくばくなりました
もう少し、ロマンチックな映画かな、と思っていましたが究極の純愛にしては映像が現実的だったり、でもそこをロマンチックにファンタジックにすると逆にその印象ばかりが残って本当に監督が見る側の心に残したいイメージを残せないからなのかな、と思ったり
まあアカデミー賞とってるし一度見て損はないと思います
自らの力では及びもしないと思える巨大な強制力に、抗える痛快感
日本的には水戸黄門ですかね?。
殿様の悪行を、田舎じじいが身分の力を解放して解決する痛快感、と同じかな?。
私は、そんな見方をしました。
でも、彼女が半魚人彼に抱き付く時。
近付くと妙に生臭く、
肌が触れたら冷たくて、反射的に離れちゃう「キャ」みたいな感じと思えて仕方がない。
巨大組織の企みを、掃除婦のおばちゃんが振り回せたのが痛快では有りましたね。
神秘的で不思議な物語 R15ではあるが決して不愉快では無い ロマン...
神秘的で不思議な物語
R15ではあるが決して不愉快では無い
ロマンスあふれるとってもラブストーリー
脚本良く展開もテンポ良く
ハラハラドキドキでチョットコミカルでサスペンス
水、個性、卵、、、
メタファも満載
映像、音も心地よい
映画ならではの作品
久しぶりに素敵な映画
マイケル・シャノンがめっちゃ~よかった!!
これ、気持ち悪いと思う人も沢山いるし冷めちゃう人も多いと思うなあ。
引かれるの覚悟でぶっちゃけると…
わたしもいつの間にか、彼を愛おしく思っていたんだよね。
最初は怖かったし、いちいち音でビビってたけど(笑)
彼女は声を失って、私たちよりも意思伝達がひとつ少ないから、人よりずっと彼と心が通いあえたんだと思う。通じ合えることの楽しさったら!ときめきったら!
映像も美しくて、住んでる部屋が映画館の上とか、かかっている音楽とか…それぞれのキャラクターも面白かった。お友達思いの彼女も、言っちゃう旦那も、そして家族に犬買おうって言われたり、アメ車乗り回すマイケル・シャノンがすごくよかった。これがアメリカか。
うまく言えないけど、まだ余韻から抜けられない。最初から最後までこんなに気持ちが揺さぶられたの久しぶりだわ。
悲しいけれど幸せな気分になるのは何故?
最後の文にラストのネタバレを書いています
観てない人は 注意してね
昨日は「しあわせの絵の具 愛を描く人 モードルイス」
そして本日は「シェイプ・オブ・ウォーター」
続けて サリーホーキンズ主演の映画を観ることになるとは
(しあわせの絵の具が 内容が気になっていて まさか
サリーが出ているとは知らず 映画を観ている時に
あれ?この人 もしや・・・って感じ)
ギルレモ監督は日本の特撮ものが大好きだそうで
やはりかつての円谷作品の「ウルトラQ」も観ていたのだろうか?
この映画を観ているとかつての「ウルトラQ」にも重なる
1話完結で 空想SF作品があったのだけれど
思わず これはウルトラQだ!と思ってしまった
形や肌の色や さまざまな愛し方や
そういうものがあっても いいんだよ
世界が 慈しみあい 愛し合ったら
世界は素晴らしいんだよと
この映画は伝えているような気がした
しかし 世間はそうはいかず
違うものは受け入れられず 憎み 怒り
暴力で傷つける
この作品でもそういう悲しい
人の愚かなところも描かれる
以下はラストのネタバレなので
見ていない人は 読まないでね
ラストは彼女は死んでしまうのだけれど
その 瞬間
同監督の「パンズ・ラビリンス」を思い出してしまった
監督!!殺すの好きね
と 彼女の死んだ悲しさと
同時に 監督また殺した と思ってしまった
ラスト水中で死んだ彼女を抱きしめる彼(半漁人?)
突然彼女が目を覚まし生き返るのだけれど
あれは どう解釈したらいいのだろう・・・
「パンズ・ラビリンス」のラストから観てとると
やはり あれは 空想の世界なのかな?
賛否両論は分からなくもない。
観に行こうかな、と思って居たら賞を取ったのである意味期待過剰で構えてた所はあるかなとは思いますが、其れこそ映画を観た後に
「感動した!」「ハラハラドキドキした!」「切なく悲しい物語だったが、圧倒的な〜」の様な
分かりやすくカタチ(や、手応え、達成感?)の感じられるもの出ないと上手く消化出来なかったりするタイプの方には向いてないんだろうなと。
この監督は、マイノリティ達の声必ず無視しない、
拾いあげるのが…うんたら〜的なコメントを目にしていたので、そう言う意味で成る程と思いました。
先にそのコメント見ておいて良かった。
見ていなかったら、ロマンチック(?)な異種婚類譚だな…と言うだけのふんわりした感想だったかも。
そう言えば、チケット購入時にR-15?!
って思ったけど(笑)
因みにモザイクって、普通あんな雑なの??
エロ(?)描写と言うか、下品さと言うか…(アレはある意味で、ギャグ的な位置付けだったのだろうか…)
主人公に関しては、その要素があるからこそ、割とエロくてクズィ神話の様に「異種婚類譚」として機能してた様な気もする。多分。
最終的にアレはハピエンなのか…とは思うが、
どちらかと言えば、残された人々のその後の方が気になってしまった。
博士推しだっただけに特に…。
と、言うのが個人の感想で
凄く感動した!!とか、泣いた!!とかは全く無かったものの、映像もコミュニケーションの取り方も美しい映画だなと思いました。
あ、最後に
あの首の傷からの演出は、おぉ!そーゆーコト!!!
と、なりました。
正直…
'彼'が気持ち悪すぎてなんの感情も沸かなかった。
共感どころじゃないし、ストーリー自体もそんなに捻りがないので一度主人公に引いてしまったらそのまま最後まで行く感じ。潔癖の人は相当無理だと思う。絶対臭いし。
あと、猫ぉぉおおおおお!!!!!ってなった。許さないぞ。
ジメジメした感じ
チケット買うときR15なんだと気がつき
見終わってR15に非常に納得。
てかなんだろう心がジメジメした。女性だったらば納得というか感じるところがあるのだろうか。
研究していた博士みたいな生物として保護したいから逃がしたいとかって感情ならなんとなく理解できるけど、恋愛対象とかには絶対ならないかな〜。ん〜なんかベチャベチャしてた魚類系だったからだめなのかなぁ。なんか第一印象で気持ち悪いと思ってしまったせいか、なんでこんな奴のこと愛せるんだろうとか考えてしまって、全く感情移入できず、なんか心がジメッとした。
あと、愛してるんなら名前というか呼び方というか考えて欲しいなと思った。まぁ最後は幸せなオチ的な感じで良かったと思います。
もうちょっとひねってくれても…
オスカー四冠の謳い文句につられたわけではないが、まあ観ておこうという程度の興味で鑑賞した。
何かが欠けていたり、人と異なる特徴があったりする人物たちが、それなりに酷い目にあったりあわせたりするところは、現代アメリカの寓話として本国ではウケたんだろうけれども、あまりにもステレオタイプな感じがして、正直「だから何?」と醒めた目線で観てしまった。
あの生物の正体は知らなくても結構だが、せめて彼を巡るラストの顛末くらい、もう少しひねりがあってもいいのにと感じた。ハラハラもしなければ、うっとりするほどのこともなく、なんか淡々と大円団を迎えてしまった。
互いに惹きあう理由はよく分かった。けれども、どちらの登場人物にも感情移入するほどの魅力を感じなかったというのが正直なところだ。魅力的なエピソードがなんだか足りないのだ。
サリー・ホーキンスは確かに名演だったが、キャラクターの掘り下げが不十分なところで「スリービルボード」にやられたんだろう。なぜ作品賞がそっちにいかなかったのかも、正直頭をかしげたくなる。
期待しすぎた?
斬新なストーリーでつまらないわけではないけれど、アカデミー賞作品賞なのかな?程度の印象。
主演の体の張り方は半端なく、リアリティはありました。
ただ、人間と人間以外の恋愛ってありえないのではという先入観が捨てきれず。。
ファンタジー…
ギレルモ好きにはいいのかなぁ?
映像もキレイだし。
人物の背景もそこそこ。
で、ファンタジー・・・。
でも深イイ話じゃないよね。
涙も笑いも感動も
ドキドキハラハラもなかったなぁ。
ディズニー映画かと思ったww
作品賞はないよな。
キャデラックが
言葉を話せない女性とクリーチャーのラブストーリーが中心ですが、個人的には冷戦時代らしいサスペンスやバイオレンスホラーのテイストでも楽しめました。
威圧や差別の描写は現代アメリカをも意識させます。
威圧的差別主義者の理想的アメリカンドリームを揶揄するような描写も面白かったです。
キャデラックのくだりはかなり笑ってしまいましたが、理想的アメリカに取り憑かれているようにも見え、哀れでもあり恐ろしくもあります。
主人公をはじめ、偏見に晒されながらも善意に満ちた隣人や同僚、博士など、登場人物達も好感が持てます。
善人対悪人で単純化されている印象はありますが、やはり威圧的暴力や差別主義は悪であり、弱い立場の善良な人々を尊重するという、真摯な姿勢を感じる物語でした。
なんのジャンル?べつに決めなくていいのか。
ファンタジーなのかホラーなのか純愛なのか
何をどんな人に伝えたかったのかな?
エグい下ネタもアカデミー賞選考委員?
の方はお気に入りらしい。
まあ面白く観たよ。
R15の意味
始まりからR15の意味かわかった。でも全編通してこの映画にエロ要素は入らなかった気がした。
もっと純愛的な感じだともっとよかったかもー
期待しすぎて思ってた感じとは違ったけどそれなりに楽しく見れました☆
意外ー
皆様のレビューが高くて、驚きました。これがアカデミー作品賞?昨年も全く理解できませんでしたが、私は本物の映画好きじゃないんじゃないかと思ってしまったくらい、感動できない作品でした。
ウルトラマンや仮面ライダーやサワーズカメカメ的な要素が否めない感満載すぎです。。
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