「恋愛映画ではなく、そのアンチテーゼである。」シェイプ・オブ・ウォーター KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛映画ではなく、そのアンチテーゼである。
何のために自慰シーンがあるのか?・・卵は何を暗示しているのか・・?
人間といえども野生動物なのであって子孫を残すための本能が組み込まれている。それが性欲と恋愛である。 本人も気が付かないうちに性欲と恋愛が入れ替わっていたり混じっていたり取り違えたりする。 そういうことを既存の映画の枠そのままに描いたのがこの映画の偉いところだ。つもりボーっと見ていると「美女と野獣」のような普通の恋愛映画にしか見えないように作られている。R指定になって興行成績が伸び悩むのを覚悟でそういうテーマにチャレンジしたのがアカデミー賞で評価されたのだろう。
しかし残念ながら映画としては面白くなかった。 何しろその枠を今までにテレビアニメとかで100回以上見てるから。パターンのまま見させられるのが苦痛だった。 もうちょっとを随所に新しい工夫を入れて退屈させないで欲しかった。
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