劇場公開日 2018年3月1日

「ディズニー・アニメかと思った。」シェイプ・オブ・ウォーター yoneさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ディズニー・アニメかと思った。

2020年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

タイトル通り。

時代としては60年代くらいのアメリカだと思うけど、どうも時代考証がはっきりしない。
なんというか昔話というか、お伽話というか、そんな感じのお話。

話もSFと言えばSFだし、ファンタジーと言えばファンタジーだし、現実感がない。
すごくフワフワした、地に足がついてない感じ。こういう印象の作品って結構珍しい。

実写なんだけど、観終わった後にディズニー・アニメを観たような感じがした。
むしろ、アニメにした方が面白いような・・。

主人公の声が出せない女の人、隣に住む絵描きのじいさん、友達の黒人女性、ロシア人の博士、やたら好戦的な白人の警備主任、そして高飛車な元帥。どのキャラも、キャラクターとしてしっかり描かれておらず、妙に人物像がスカスカな印象を受ける。

ただし、子供向きのお伽話、って考えれば、キャラがちゃんと作り込まれていないこともむべなるかな・・納得はできる。
ってか、そう考えないと納得できない。。

個人的に2回目を観たいとは思わないんだけど、日常の現実感を忘れるために、1回だけ観てみるのは良いと思う。

そんな作品でした。

yone