劇場公開日 2018年3月1日

「【ギレルモ監督渾身の一作。豊饒で独特な世界観を堪能した。】」シェイプ・オブ・ウォーター NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【ギレルモ監督渾身の一作。豊饒で独特な世界観を堪能した。】

2019年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

 異形のクリーチャー”半魚人”が、イライザ(サリー・ホーキンス)の前で初めて全身を曝した時の、イライザの表情が忘れられない。

 恐怖ではなく、美しい生き物との対面に興奮を隠せない姿。そして、彼女の興奮を納得させるクリーチャーの造形美。

 今作の成功の大きな要因はクリーチャーを禍々しいものではなく、美しい人物(外面・内面)として観る側に納得させた、ギレルモ監督や美術スタッフのセンス。
 そしてクリーチャーを演じたダグ・ジョーンズの繊細な演技につきるだろう。

 勿論、聾唖のイライザを演じたサリー・ホーキンスと、悪役ストリック・ランドをコミカル要素も微妙に盛り込みながら演じたマイケル・シャノン、イライザを陰ながら助けるゼルダ演じるオクタヴィア・スペンサーの存在も大きく貢献している。

<”FOX SEARCHLIGHTスタジオ”の快進撃は続く事を確認した作品>

<2018年3月1日 劇場にて鑑賞>

NOBU
talismanさんのコメント
2021年2月20日

「立ち読み」というのをサイトで見つけ良心の呵責を覚えつつ、町山さんのストリックランドの章、読みました!手をいつ洗う云々の台詞、思い出しました。飛行機の中で見る映画って、部分的にカットされる可能性あるんでしょうか?町山さんの読んで、そんな気がしました。

talisman
talismanさんのコメント
2021年2月20日

NOBUさん、おはようございます。ストリックランドがトイレの洗面所に居る場面は覚えてますが、手を洗ってなかったのかー!自分には責任ないと、手を洗ったのはピラトですよね。関係ないか。町山さんの読んでみます!

talisman