「シェイプ・オブ・ウォーター」シェイプ・オブ・ウォーター しょうちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
シェイプ・オブ・ウォーター
2018年19本目の劇場鑑賞。
米ソ冷戦下を舞台に、
政府に捕らえられた半魚人と、
掃除婦として働く口の利けない孤独なヒロインの切なくもピュアな愛の物語を描き数々の映画賞に輝いた感動のファンタジー・ラブストーリー。
ギレルモ・デル・トロ監督が描く種族を超えた究極の愛。
これぞ水の中の美女と野獣。
水の描写がとても美しくて、
それが幻想的な世界観をより強化してる。
イライザと半魚人には共通点があり、
二人が恋に落ちる内面的な理由にも説得力があります。
水の中に潜った時、
水に覆われて全く音の無い状態になる。
それはイライザと半魚人にとって言葉のいらない愛に覆われた世界。
言葉を発さずに表情と動きだけでイライザの心情を表現したサリー・ホーキンスの、
卓越した演技力が目を引く。
イライザが惹かれる半魚人がとても素敵なデザインで、
長身でスッキリとしたスタイル、
つぶらな目で水面から顔の半分を覗かせるのはとてもキュート。
ユーモアたっぷりで歯に衣着せない物言いをする、
同僚のゼルダ演じるオクタヴィア・スペンサーも良い。
舞台が航空宇宙センターなんで「ドリーム」かと思いました。
トイレに入ったら先に手を洗うだけの、
マイケル・シャノン演じるストリックランドがよく口にする緑色の安いドロップの味が気になる。
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