スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明けのレビュー・感想・評価
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新たなる希望
満席の映画館が、張り詰めた緊張感に包まれる。
浮かび上がる"A long time ago in a galaxy far, far away.... "の文字。
そして、あの壮大なオーケストラの音楽。
不安と期待が交錯する中、私達を一瞬であの世界へと連れて行ってくれる。
もう、この旅路は終わるのだ。
この感覚を味わうことができるのもこれで最後かと思うと、宇宙の孤独にも似た寂しさに支配される。
昨晩、劇場であの感動を共有した400人強の観客一人ひとりが、人生の決して短くない時間を、この映画とともに過ごしてきたのだろう。
一つとして同じ人生が無いように、誰しもに自分の中のスター・ウォーズがある。
その思い入れの強さこそが、このシリーズの魅力であり、難しさでもある。
我々は弱い生き物だ。
子供の頃の純朴な眼差しは、いとも簡単に曇ってしまう。
あの頃、「あんな大人にはなりたくない」と思っていたはずなのに、現実は残酷なまでに理想との間に深い溝を刻みつける。
その溝の深さに、自らの恐ろしさに、思わず足がすくんで前に進めなくなる。
スター・ウォーズはそうした人間の弱さを、まっすぐに描いた作品だった。
アナキン、ルーク、ベン、そしてレイもまたそうした弱い人間だ。
その弱さをどう受け止めるかが、この作品の一貫したテーマであると思う。
J・J・エイブラムス監督はこの問いに対して、彼の答えを示してくれた。
長い旅路の終わり、最後に映るあの光景を目にした時、私達は「新たなる希望」を胸に抱くことだろう。
この映画と同じ時を過ごせたことに感謝したい。
ep8の罪は重い…
よくぞここまで持ち直してくれた。
正直自分の中では7と8はどうあがいても好きになれない大戦犯であり、スターウォーズシリーズを壊した作品だと思っている。
しかし、今作はかなり無難なところまで落ち着いたのではないだろうか。
ep7のように過去作をなぞり過ぎるのではなく、ep8のように新しさを狙いすぎてトンデモ作品になるでもなく、ベタベタな展開ではあるが一応物語に決着はついていた。
しかし時間不足感は否めない。あまりにもテンポが良すぎる。悪く言えばご都合主義だ。
しょっぱなから前作の敵、スノークがパルパティーンの傀儡である事が判明し、その次にはレイの出自も判明。ファーストオーダーのスパイの正体も即判明。そして即死亡。なんて不憫なハックス将軍…。スパイになった動機も恐るべき幼稚さ。（正直ちょっと面白かったけど）フォースの導きといえばそれまでだが、行く先々にお目当てのものが転がっており、あれよあれよとクライマックスに突入してしまう。頭がパンクしちゃうよ！感情移入する暇もない。これをep8からじっくり2作かけて展開していけばまた違ったのかなと思ってしまう。
だからやっぱりep8が邪魔だ。
前述の通り冒頭数分でスノークはただの傀儡である事がわかり、前作で起きた出来事を茶番に変えてしまった。ただここの思い切りの良さは、本作で軌道修正をする上で必要な物であったとは思う。恐らくep8の不評を見てストーリーラインを大幅に見直したのだろう。行き当たりばったりな印象が強い。前作でレイの親はただの飲んだくれと明言してしまったり、これまでそもそもパルパティーンのパの字もなかったのにいきなり黒幕と言われても…とは思う。それもこれもep8のせいだ。
そしてまた今作でも、気になる点は多々ある。
いくらフォースといえど物を瞬間移動させるなんてことはできなかったはずだ。
レイとレン（ここはベンと呼ぶべきか）のキスは絶対に物語に必要がない。恋仲じゃなかったろ君らは。
フィンはレイに何を言いたかったのか？結局言えずじまい。
フィンが度々フォースの力を"感じる"というが、フォース使えたっけ？
などなど挙げればキリがない。
だが、それでも今回はあの前2作から持ち直したという意味で評価に値する。
テーマ曲にのせて現れる、ミレニアムファルコン率いる大量の民間船のシーンは思わず胸が熱くなったし、ライトセイバーの殺陣も荒々しくてカッコ良かった。致命的に気に食わない部分はなく、壮大なスカイウォーカーサーガの幕切れとして満点とはいかないまでも、まずまずの出来ではなかろうか。
しかしスターウォーズの名前をもってしてまずまずとは…。
つーかあの2作が酷すぎるんや！！
今後スターウォーズを見直そうと思うとき、恐らくこの新3部作は見ないだろうが、それでもこのep9はある程度の評価をしようと思う。
なんだか粗探しのようなことばかりして、あまりいいことが書けないのが悲しい。MCUシリーズなんかを見てると、絶対もっと面白くできただろうになぁ…と切なくなる。
いつか原作のジョージルーカス本人が構想していた、本物のスターウォーズを見せてくれ、ディズニー。
(ﾈﾀﾊﾞﾚ)サザエさん次週予告風
レイとレン
2人はいとこ？
はとこなの？
パルパティーン
結局お前の
介護秘話？
独り立ち
夜明けを目指して
ライザップ
以上、三本で～す
おそらくどんな作品にしても全員は納得しません
スターウォーズは宗教です。私はそう感じています。
自分自身まだ若くスターウォーズを見始めて長くなく、実際フォースの覚醒をやると聞いてクローンウォーズをはじめスターウォーズ作品全てを見たという人間です。
一人一人がスターウォーズを愛していて、崇拝しているから評価が千差万別してしまうのは仕方ないでしょう。4-6 1-3が完成して何年も経っているのだから、、、
なので今回の作品は中道をいったというか当たり障りなくっていう感じ。前作の評価でそういう方向性を取らざるを得なかったのかもしれませんが。
ウェッジが出てきたり、ep3でのアナキンにダースプレイガスの話をする際の文言をパルパティーンがまた言ったり、シスの言語は旧共和国元老院が発音禁止と定めたなどなど、、細かいところのファンサービスはとても素晴らしかったです。でも、最後なんだからアソーカとかヨーダの霊体とかクワイガンとかその辺出てくれると本当に満足でしたが、尺の関係もありますし逆にお祭り騒ぎという感じになってしまいそうなので目を瞑ります。声で往年のジェダイナイトは出てましたがあれはエンドロールみないとわかりませんよ。
パルパティーンは最強でしたね。ベイダーに落とされたのにまだ生きていたのかというのが率直な感想です。ヨーダ、メイスウィンドウ、オビワンなど数多くのジェダイが倒すために邁進し、翻弄されてきましたが、ついにジェダイが結集して勝つことができました。しかしこれはある意味ジェダイの負けなのでしょう。あの銀河においてはシスの方が強いのです。
ベンソロはレイに対しておれらはフォースの一対であるといいました。これはどういう意味なのでしょうか。スカイウォーカーもパルパティーンによって作られたということの暗示でしょうか。
最後に、、レイはスカイウォーカーではないんだから、レイスカイウォーカーって名乗るのは、、、襲名とかなんだとしてもそう思います。
どうあれスターウォーズを映画館で観れることが何よりも嬉しいことでした。予告編は何度も見返して本当にこの日を待っていました。ディズニーになって思うこともあるし、いろいろな意見を皆さんお持ちだと思う。だけど、スターウォーズを私たちはまた観ることができた。あの音楽、あの言葉、あの宇宙船、、、この伝説たちにいまこの時代また出会えたこと心から誇りに思っています。お決まりの流れでもいいのです。ランドが最後に助けに来たんです。やっぱ来るよねとにやける感じこれがスターウォーズの醍醐味そのものなんだと思います。
ジョンウイリアムズの功績も讃えられますね。レイのテーマと皇帝のテーマは旋律が似ていますよ。音楽からもスターウォーズのスケールというものが伝わります。
地球において40年に及ぶスカイウォーカーサーガの集大成でした。もう見れないと思うと何度も映画館に足を運んでしまいそうです。
May the Force be with us forever.
んー何とも言えないです。
ハックス将軍ー！！
まず、言えるのは、怒涛の展開と映像は凄いが、何処で何やってるか分からないくらい戦闘シーンの連続。
場面がどんどん変わり、話が進んでいくので一度観ただけでは分かりにくいかと。
最後の戦闘シーンは、ひっちゃかめっちゃかで、またパルパティーンとの対決は、暗いし、稲妻？でチカチカ目が痛い(歳かな？)
対決もラストなのだからジェダイ側も声だけじゃなく霊体でルークやヨーダなどが出てきて欲しかった。
何て言うか、凄いんですけど全体的に印象が薄い？後、敵であるファーストオーダーがこれまた印象が薄い。
パルパティーンの艦隊とファーストオーダーの艦隊が入り乱れてどっちと戦っているんだ？的な印象。
しかもハックス将軍、主要キャラっぽかったのにあんな退場で・・
レイの出生の秘密も予想はしてたけど、実際観て「おー！」と。
ハン・ソロの出演も予想外で、「おー！」と。
ルークとレイアのＣＧキャラなど、所々で驚きあり！レイアのシーンは、「フォースの覚醒」時に撮影していたものらしいですが、見事に繋がっている。
ただ、やはり？？みたいなシーンも。
ネックレスとライトセイバー、時空越えました？フォースの力ですか？(笑)
JJエイブラハムは、「フォースの覚醒」でも思いましたが、旧作を意識したシーンがかなりあり、「ジェダイの帰還」意識した？と思えてしまいます。
今作品で、スカイウォーカーの血筋は、全て絶えてしまい、(ネタバレ)サーガが完結と言うことなのでしょうが、7、8、9作品は、どうも後付け感があって(しょうがない部分もあるのですが)話に纏りがなく感じてしまいました。
観た直後の思った事、書き殴っているので、拙い文章ですが、そんなところです。
次は、「マンダロリアン」「オビワン物語？」が楽しみダナー！
運命の話から魂の話になった
生まれ育った環境はちがうけど誰と出会ってどう生きてきたか、それが魂オブザスカイウォーカーっちゅう話。
ベンちゃん😭😭😭
4〜6 スカイウォーカー家と宇宙の話
1〜3 アナキンとアミダラの運命の話
7〜9 レイとベンの魂の話
きっと生まれた国とか人種とか性別で運命決まっちゃう世界から、意志があれば自分で人生決めて歩めるぜ、という世界に変わったんだろうな。
フォースも世界の理に耳を傾け手をかざし同調するスタイルから、自分の本来の力で切り開くスタイルに変わった印象。それって昔で言えばシスの力なんだけど善か悪か、というよりは力の価値？でもそういう力をレイが使うことでアナキンが肯定されている気がして嬉しい気持ちになった。
レイアの祈り
SWシリーズに一貫して描かれるのは、家族の葛藤の物語と、力を持った者の怒りや、暴力的な衝動との向き合い方だ。
ただ、このエピソード7から9については、レイアの祈りが中心だと思う。
ベン（カイロ・レン）への、そして、レジスタンスを率いる者としての平和への祈りだ。
この「スカイウォーカーの夜明け」では、ダース・ベイダー、ルーク、レイア、ハン・ソロ、ベン（カイロ・レン）のひと繋ぎの家族の物語に、明らかになったレイの生い立ちが加わる。
ご存知の通り、レイアことキャリー・フィッシャーは亡くなられたが、この作品のなかでは、生き生きと重要な役どころをこなしている。
そう、死して尚、皆を導く、ジェダイのように。
チューイことピーター・メイヒューも逝去された。
2人の冥福を祈りたい。
また、トゥルーパーが拐われてきた子供を中心に構成されているとか、今、この世界に蔓延する危うさも示唆している。
C-3POの覚悟、R2D2の安定感、BB-8のすばしっこさ、そして、D-Oとドロイドキャラも抜群だ。
ルーク、ハン・ソロも歳を重ねた。
チューイが物思いにふけって座っているのを見ると、ハグしたくなる。
エンディングのルークの育った場所。
このSWシリーズの物語は、ここに始まり、ここに終わる。
ルークは当初、ダース・ベイダーの子であることから、ジェダイとしての資質に疑問を投げかけられていた。
しかし、レイは、その出生が知られつつも、レイアもルークも見守っていた。
この対比も世の中の移り変わりを示唆するようでちょっと泣かされる。
きっと、大団円なのだろう。
May the force be with you!
だ。
Ep8のキズは大きかった
観た直後で頭がパンクしていますが
脚本に関しては皆さんとほぼ同意見です
全ては皇帝が裏で暗躍していた、実はレイは血統を受け継いでいる
うーむ、苦しいが仕方ないです
ローズ以外は全員活躍します
C3POが情報の為に記憶を失う決心、前2作で良いとこなしのベンくんに
カッコいい殺陣と祖父アナキンが成し遂げられなかった生命創造は
びっくりしました
他にも見所はたくさんあり、ストーリーのテンポは素晴らしい
ライトセイバーの殺陣もカッコ良かったです
戦闘機や船でのアクションも迫力満点良く動いてワクワクします
これぞスターウォーズと思います
シスの島での恐ろしい雰囲気は見事です
皇帝が復活し、フォースライトニングでレジスタンスを追い込むシーンは
劇場で観ると鳥肌モノです
旧作の登場人物が登場するのは予想していたが嬉しかったです
が、ラストの皇帝との決着はいささか尺が短すぎて浅いのと
なぜ二人がキスしたのか ポカーンでした
レイとベンくんが明らかに歴代のフォース使いからみて強くなり過ぎた
砂漠で決闘で輸送船を引っ張ってあったり、遠く離れた場所からのあーだこーだはびっくらこいた カッコいいけども笑
フィナーレでレイが二つの太陽と共に終幕しましたが
EP3の涙が出るような満足感はありませんでした
前作からの今作へとストーリーを上手くまとめるには難題すぎました
ジェダイの帰還の焼き直しと言われてもしょうがないでしょう
でも製作側の頑張りによってここまで完成させたのは素晴らしい
ファンとしてこの作品の完結を観れたのを誇りに思います
ありがとうございました
夜明けの先
文句なし！でも見る前には読まないでほしい！
自分が今まで生きてきたのとほぼ同じ時間、過ごしてきた作品がひとつの終わりを迎えました。
スカイウォーカー一家の旅の終わり。
そしてなぜ夜明けなのか。
はっきり言って、捻りはほとんどありませんでした。
前情報からのさまざまな憶測は、ほぼそのままです。細かいところで色々とファンに嬉しい作品になっていました。
展開は、かなり早め。詰め込んではいます。
あと、こじつけている所はいっぱいあります。
カイロレンなんでいんのよ？っていう、都合良さ。
でも、そんな粗っぽい造りがSWなんじゃなかろうかと。
とにかく、祭りです。何でもありです。死んだ人も色んな形で出てきます。
でも、辻褄の合わせ方が、グッとくるんですよね。
死すらも超越したかったが故にシスの道に身を投じたアナキン。そのアナキンの願いを、ベンか果たします。フォースにバランスがもたらされるんです。
しっかりまとめてくれたな、という事にとにかく拍手を送りたい。
ファンサービスも最後にふさわしく、この人まで出してくるか！マジか！って人までレジスタンス艦隊に加わってくれました。そう、旧三部作でとにかく死ななかったあの人です。さすがに泣けました。
スターウォーズらしく、結構不気味なシーンも入ってます。こういうとこ崩さないのも良い。
2つ、気になること。フィンはレイに一体何が言いたかったのか？あと、最後にレイが抜いた黄色っぽいライトセーバーは何なのか？
この2つは謎として残ってしまいました。
なかなかまとめるのは難しいですが、ハデなてんこ盛りスターウォーズとして、最終作として、素晴らしい映画でした。リピートしたら追記するかもしれません。
感慨深い
確かに捻りはない、が考えられる中で最良のまとめ方なのでは？
8であれだけ迷走した設定を逆手にとってなんとか着地させました。
本当に一つの時代が終わり、しっかり目に焼き付けてきました。エンドロールの曲も滲みました。
みんなスターウォーズが大好きなんだ。
以下2回目を見た上で本作を基本的に肯定する前提での感想。
やはり8の停滞したストーリー、キャラ描写、設定の飛躍の風呂敷を畳むのに精一杯でメインキャラの設定の深掘りが出来ずただただエンディングへ向かう事しかできなかったのが残念。本当に8の存在意義が疑問。当時不満だけど進化について来れなければファンをやめた方がいい、そしてまだ9があるからと思いベンのように自分に言い聞かせてました。しかしこうなってしまった事でやはり8は無い事にしようと思いました。全て逆貼りでファンの予想を裏切る事に終始した作風はSWではない。超えて行くのがSW。
今作スタッフ皆さんの渾身の作品。J.ウイリアムズの音楽が本当に良くてエンドロールラストは泣きたくなりました。
終わった。
前夜祭で観ました！
札幌でも終わりに拍手が…そんな事より売店に急がなければ…限定パンフレットを手に入れなければ…
映画の内容は…正直米国の評論家が酷評を与えたのは仕方がない。シリーズのファンは客観的に観る事はできないでしょうし。
正直展開はいつもと同じ…目新しさがないのが残念。レイの生まれの設定も予想の範囲内だし、タイトルもそのまんま…もう少し捻った方がいいのでは？というかこじつけたラストが問題か。
オールスター総出演狙うのならベイダーも出せと言いたい。
声だけでジェダイの誰かなんてわからんし、あのシーンはどこぞの宇宙戦艦なにがしのようにイメージでもいいから顔があった方が分かりやすかったと思いました。エンドロール見るまでマニアじゃなきゃわからないでしょ。
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