スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明けのレビュー・感想・評価
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種まく人々
エピソード7での再起動以来、豊富なリソースを生かしてあっちゃこっちゃと種はバラまいたものの、最終的には王道のライン以外は強引に間引きしてしまったような実りの1作。
まあそれはディズニー傘下でのややこしい制作経緯を考えれば仕方ないのかも…
とはいえ作品愛に溢れたちょっとした目端の利かせ方や、質感を大切にしたビジュアル作り、細やかなフィルムスコアリングのおかげで少なくとも「間違いなく今スターウォーズをみてるんだ…」感はあったので、リアルタイム世代でない身からするとそれなりに幸せな時間でした。
目立つのはシナリオの突貫ぶり、力技を俳優の演技力+VFXでなんとかしてる印象。
不満をあげたらキリがありませんが、個人的に一番残念だったのは、ジョン・ボイエガ演じるフィンの設定。
せっかく画期的な「中の人」設定を生み出したのに、大きなストーリーの中ではうまく活かせず、本作でかろうじて対話の場面で小さく回収するというオチに(あの場面じたいは泣けたし、エピソード8でやろうとしたことへのささやかなアンサーでもあるとは思います)。
たとえば、あの集団の内部に蜂起があるとか、色々映像的に見せる方法はあったと思うので、
活かされなかったことが残念でならない。
逆にあの設定を入れたばっかりに、モブに過ぎなかったキャラが倒される瞬間に裏側を考えたり、幹部たちはどうやってこの地位に着いたのかしらん…とか、いちいち想像がふくらんでしまい気が散ること山のごとし。
つまり最終的には大枠の勧善懲悪に帰着してしまった構図からすると、単に邪魔なノイズとして足を引っ張ることに。
それもこれも、エピソード7の冒頭があまりにうまく、印象的過ぎたがゆえの影響でしょう。
なのにそれが結果としてマイナスに作用してしまったのがひたすら残念でならない。
とはいえ下手に深掘りして看板代わりのテンポのいいアクションがモタついては元も子もないので、仕方ないとは思うけど。
フィンはいいキャラだと思うけど、ちょっと罪作りだったなあ…
ep7~9があって良かった
2020年の映画初めとして、鑑賞いたしました。
ep7~9のメインキャラクターと同世代の者ですが、ep7~9がなければ、きっとスターウォーズとこれっぽっちも掠ってなかったんだろうなと思います。
かろうじて、ep3を映画館で観た(けどラストシーン以外の記憶なし...笑)程度でしたが、
ep7~9があったからこそ、スピンオフ含めてこれまでの作品を一気見。
そして、、、本当にスターウォーズと出会えて良かったと心から思っております。
ドキドキや興奮、それぞれのドラマ、全て味わえて良かったです。
その中で、私にとってはep7~9は初めて映画館で観れたスターウォーズ、特に総まとめとしてのep9、最高でした。
(もちろん、ストーリーに所々、ん?とかえ?とか思うところはありましたがそこはご愛嬌です。笑)
これまで上の世代が紡いで、繋いできてくださったことに感謝です。
果たして次のシリーズは、、、色々な意味で楽しみです。
無難な仕上がり。
IMAXレーザー3Dで鑑賞しました。
迫力はなかなかのものでした。
ただ、無難な終わりで、可もなく…という印象。
シリーズ全部見てきて、スターウォーズ大好きマンではないものの、やっぱり強く印象に残っているのは1から6でした。
政治だったり、勢力だったり、そのあたりの戦争の緊張感、ハラハラがなくなってしまったからかもしれません。
スケール、映像美を見るだけでも満足はできたので、3点というところです。
スターウォーズシリーズの集大成
シリーズのラストが気になり、悶々とした気持ちで年越ししたく無かったので、年内に鑑賞して来ました。大好きなスターウォーズシリーズのラストに相応しい作品、オープニングから見せ場が続く展開、早くラストが知りたいと思う気持ちと終わってほしくないと言う複雑な気持ちが入り混じりましたが、あっという間の142分でした。スターウォーズシリーズの集大成といった映画で、 J J監督にありがとうと言いたい気持ちでいっぱいの胸が熱くなるラストでした。
過去作にすら泥を塗った、吐き気を催す最悪の駄作
アナキン・スカイウォーカーが古いジェダイとシスの暗黒卿を滅ぼしフォースにバランスをもたらした。
なんてことは全くなく、アナキンは単に無駄死に。
普通に皇帝は生きて暗躍してましたとさ。
そして皇帝はスカイウォーカー一家を良い様に操り、滅します。
しかし治療、蘇生、超長距離物質転送なんでもござれのハイパーフォース使いである孫娘レイ・パルパティーンによって今度こそ滅ぼされました。
レイは薄汚れたパルパティーンの名を捨て、スカイウォーカーの名を乗っ取るのでしたとさ。
めでたしめでたし。
3.7くらいですね。
単純に面白いし、映像はスターウォーズ。ジェットコースターのような早い展開に着いていくのが大変。
でも、前二作のまとめみたいで、自分が子供のころに見たワクワク、宇宙に行きたいと思う感覚が得られなかった。
デイジーリドリーとアダムドライバーの映画であって、果たしてスターウォーズの終わりに相応しいのか??と考えさせられました。
ジョージルーカス監督が作ったらどんな展開になったのかと悶々しました。
オッサンの思い出は遠く懐かしく寂しい…。
愛しのチューイ250歳
キャリー・フィッシャーが亡くなった時点で、もう心の中のスター・ウォーズは終わってしまっていた。しかし、レイの出自だけが謎のままだったので確認せずにはいられない。さらにSWサーガ、スカイウォーカーサーガとしての結末を見届けるべき、なんとか年内(しかも仕事さぼって)に観ることができて幸せな気分にさせられた。なんといってもドルビーの特殊劇場ではないのに振動が凄くて、衝撃度が快感に変わりました。この振動は『大地震』(1974)の鑑賞時にブルブル震えた感じにそっくりでした。
もともとスターウォーズ・ファンではないため、映画ファンとしての必須項目くらいにしかとらえていませんでした。いつしかレイア姫に恋してしまっていても、ハン・ソロに盗られてしまい、ルークとくっついてたらどうなった?くらいのブラックジョーク的、冬ソナ的なことばかり気になってしまったものです。
色んな過去作へのオマージュは数えるときりがないくらいありましたが、やっぱりランドの登場には懐かしくてウルウル。レイがX-ウィングを操縦したり、エンドア星が登場したりと、懐かしさの玉手箱のような作品に仕上がってました。あぁ、でも熱烈なファンにとっては辛辣な評価になるのもわかります。個人的にもレイア姫の映像はちょっと不自然な気もしたし、ハン・ソロやルークといった死んだ人を登場させるのも亡霊大集合といったイメージが残りました。しかし、爺ちゃんの怨念、達成できなかったことを孫に託すといった執念を打ち破るといった大まかな筋が気に入りました。まるで政治家の3代に渡る執念みたいな・・・古臭いことはやめようよ!と、ついつい誰かさんのことまで考えながら観てしまいました。
そういや満男だって寅さんの忠告を受け入れていたことだし、カイロ・レンだってルーク伯父さんの影響を受けたのかもしれません。ダークサイドに落ちるんじゃないかと思われたレンにしたって、エピソード3と同じストーリーを繰り返してもしょうがないんだし、多少予定調和とも思われましたが、ヒーラーとしてのジェダイの力や敵であっても命を救うというところで童心に帰ったように感動してしまいました。それに最後の砂漠タトゥイーンが懐かしくてまた涙。
予定調和で終わってしまい、過去の作品のような衝撃は少なく・・・・・・
ここまでシリーズが続くとサプライズや衝撃を過度に求めてしまうこと自体無理があるのだろうが・・・・・!? でもスター・ウォーズだからこそ、そんな衝撃を求めてしまうのはファンによる無い物ねだり? ルークとダースベーダーの血縁、ハンソロとレーア姫の恋愛、息子レンによるハンソロの死etc.そんな過去の作品にあったスペースオペラが最後のレイ・スカイウォーカーに集約され、終了するのであればあまりにも予定調和過ぎ、個人的には????
納得のゆく落としどころの作品。
ディズニー主導の新三部作。
良かったところは、ハンソロとレイヤ姫の息子で悪役のカイロ・レン役のアダム・ドライバーとレイ役のデイジー・リドリーの好演。
後半の怒涛の展開は、やはり燃える。
メイン3人の男女達の仲間感を感じる冒険譚として楽しめた。
あの場所で終わる最後の余韻もいい。
いまいちのところは、ライトセイバーの殺陣は、やはり1・2・3の迫力には若干及ばない。
高望みだが、もっと新しいビジュアルを見せてもらいたかった。
とりあえず前作での監督脚本のライアン・ジョンソンが破壊してしまった点を、なんとか取り繕ってまとめて完成させてたJ・Jエイブラハムの手腕は中々。
楽しめました。
なんか血縁関係が複雑すぎ!
スターウォーズはずっと見たかった映画だし、映像美やスケールの大きさは凄いエンターテインメント性があって、さすが正月映画って感じだった…ただし誰が誰の血縁関係か、親子関係が複雑すぎて、よく分からない!
前作を観たのもだいぶ前だったから、かなり忘れている部分があったのも確かだけど、シリーズを観てない人は、意味不明な事も多いんじゃないか?
継承というテーマ、血縁ではなく魂や絆の大切さが強く感じられよかった...
継承というテーマ、血縁ではなく魂や絆の大切さが強く感じられよかったです。
ただカイロレンとレイが作中で強すぎるのと物語の焦点にあてられすぎて、イマイチ他のキャラが立たず全体的にその他大勢というイメージ。
フォースの力もインフレしすぎてその場にいないもの同士戦ったり、船を落したり、艦隊を行動不能にしたり、傷を癒やしたり、蘇生させたりと万能すぎです。
それとレイア将軍役の俳優さんが途中で亡くなられたとニュースになっていたので、それを境に物語の展開が影響したのか中盤から急展開したなと感じました。
まぁ、こんなもんかな
スターウォーズ的上げて下げて上げるストーリーがEP3.4.5と同じで、もう少し裏切って欲しいとこもありましたかね。
映像とかは、さすがに凄かったですが、ツッコミたくなるとこは、何ヵ所かありましたかね(笑)
愛のものがたり。
TOHOシネマズ日本橋で、2回目の「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を観る。
1回目はスター・ウォーズの聖地?日劇の後継館、TOHOシネマズ日比谷でIMAX3Dで観た🤗
ネタバレになりそうなので、あまり多くを書けないが、観た人の感想を読んで、わかってないなあ〜と思うのは、
これは「愛の物語」だ、ということ。
ベタなJ・J・エイブラハムズらしいといえばらしいが😅
そう言う意味で、前半の行き当たりばったり感はちょっとどうかと思うが、後半は闘うシーンも含めて見応えあり、画面に引き込まれる。
全体として、良かったのではなかろうか。
少なくとも、技術オタクの悪い面が如実に出て、ルーカスも呆けたと言わざるを得なかった、アナキン3部作よりなんぼかマシである。
第一作から聖地・日劇でリアルタイムで観た私としては、9部作が完結したことに、感慨深いものがある。
でも、ピークはSF映画史上に残る大傑作「帝国の逆襲」で、ぬいぐるみ😔が出てきて以来、期待できないシリーズになってしまったのは残念である。
でも、現実は、悪?がexodusしてしまう世の中だから、悪が滅ぶ映画の世界はやはりよいなあ、と思う今日この頃。
監督の労をねぎらいたい!
正直に言えば、完全な興行目的の映画になってしまったと思います。
ジョージルーカス時代に滲み出ていた好きなものを作っているんだ!という、できたばかりのプラモデルを見せびらかす少年のジュブナイル感は皆無です。エピソード7ではそれが感じられましたが、無理やり監督に再度登板させられた本作では、かなり苦悩してまとめ上げたんだろうなと監督の苦労が見えるようでした。
ジョージルーカスにも意見を聞きに行ったというエピソードからも、相当な重圧だったでしょう。いらない脇役はおそらくディズニーの人形等の企みが見え透いて、お金の匂いがプンプンする作品になってしまいましたが、監督は責任を持ってやり切られました。お疲れ様でした!
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