スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明けのレビュー・感想・評価
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面白かったけど…
所々、眩しくて辛かった…w光に弱い私は稲妻が辛かったです。
ま、それはさておき。
フォースってそんなんだっけ?とは思いました。リアルタイムで全てを見てきたわけじゃないので私も曖昧ですが、そんな事できるの?ってのが率直な感想です。
しかし、最終決戦に向かって感じも救援が来てたくさんの船が闘うのも迫力があって良かったです。
カイロ・レンは前々から悪に徹するには心が弱いと感じました。
だから、最後にベンとして戦ったのは読めてはいましたが納得出来ました。
お前、絶対レイの事好きだよなぁ…って思ってたし、レイもそれとなく匂わせてたから最後のキスシーンは私的には嫌ではありません。むしろ、ほらな!!って思いました。
どうしても過去作と比べ少し解釈が違うよなと思うところはありますがまとまったとは思います。
色々と期待しすぎました。
エピソード8でスカイウォーカーの血統の話から脱却して新たな展開か!なるほど!と思ったら結局血統かい!ズコーなお話でした。(笑)
パルパティーンの息子?娘?は存在感薄い…才能は全て孫のレイにいったのか
レンとレイの力奪って力取り戻すならはじめからそれでいけよ、皇帝の座を譲るとかなに?そもそもあの艦隊を2、30年で造れるならエピソード6から全然勢力衰えてないですね(笑)
ずっとレン騎士団との戦いを期待してたけど名乗る間もなくあっさり終了、レン騎士団てフォースの修業してたんでしょ?あんな扱いなら必要なかったような…
仲間が集結したり、万能の力フォースでライトセーバーを送り込んだりとかは何だかんだ上がりましたけど好きだったスターウォーズの最後がこれとは…
過去の思いで、映像の綺麗さ、ラストは嫌いじゃないなどで星2.5が最高点
フォース=四次元ポケット
流石はエイブラムスじゃわ。
良くあれだけの内容を詰め込めたと思う。展開が目まぐるしく変わるなかで、充分観ていて付いていけたし、その中にはオマージュも色々盛り込んであるし・・・感心した。映画としては面白かった。
但しこれは「スター・ウォーズ」なんだよね。どーしてもジョージ・ルーカスが創造した世界とは違和感があり、う~んって所が・・・。
一番はフォースの乱用。ダークサイドに堕ちても無いレイがライトニング出したり、物が時空を越えたり、傷を治したり、ベンがレイを生き返らしたり、フィンが旗艦を感じたり、パルパティーンがスターデストロイヤーを避けて反乱軍のみ攻撃したり・・・もはやドラえもんか!?
一番許せないのはたいして修行して無い奴等が遺伝だけでヨーダやウィンドウや賢人マスター・プレイガス、そしてアナキンも越えてるやん!ものさしがおかしい!!
そして短剣のくだりは要らんかったと思うわ。遠い昔の話なら兎も角、デス・スターが壊れた後の話(エピソード6と7の間)なのに誰に伝える為にあんなまどろっこしい古典的な方法とる必要があったんだか・・・。
とは言うものの個人的には7や8よりよっぽど良かった。映像も凄かった。なので低評価の人の気持ちも解るし、高評価の人の気持ちも理解できる。
映画としては星3.5。でもスター・ウォーズなので星1。監督からルーカスへのリスペクトが感じられたのでボーナスとして、結果1.5。
闇と光と共にあるレイ 〜Rise=再生〜
フォースはエネルギーだ。この世界の全てに満ちている。あらゆるものの間に存在していてバランス=調和を保ち、全てを一つに結びつける。…君の中には? 感じるか?…そうだ。それを教えたかった。フォースはジェダイに帰属するものではない。ジェダイが滅びれば光が死ぬなどただの自惚れ。たとえジェダイが消え去ってもフォースは決してなくなりはしない。バランスだ、強い光には深い闇。… … … 君は闇を拒まなかった……
第八作「最後のジェダイ」でルークがレイに語った言葉だ。
スカイウォーカーの夜明け」を見ている前半は「もういいよ…だからただの感傷とお決まり路線だけなら作る意味あるのか?… 見ていられないって…」という気持ちが抑えられなかった。(私はルーカスと同様に「最後のジェダイ」でのフォースに心を閉ざすルークの姿を評価していたが)脚本の雑さと、第八作に対する猛烈な批判を乗り越えるためのJJエイブラムスたちの超人的な力技&SWへの愛着&敬意&情熱を感じれば感じるほど、どうしようもないほどの諦めと虚無感に包まれていった…。
荒海をバックにしたレイとカイロ・レンのライトセーバーの戦いの際において、レイアの「ベン…」という呼びかけによりカイロの動きが止まり、セーバーで腹を貫いた直後にレイがフォースの力で治癒する場面を見ても、心は動かなかった。ルークの肉体が消えた惑星オクトーにレイが戻り、乗って来た宇宙船を焼き、その炎にライトセーバーを投げ入れた瞬間、ルークのフォース霊体が受け止め、「ジェダイの聖なる武器はもっと敬意を払うに値する」と、前作の自分自身への皮肉をこめたセリフと共に現れても、まだ心は冷めていた。
パルパティーンの孫である自分、ダークサイドを顕現した自分のビジョンに恐怖し、ルークと同じくこの星に引きこもろうと考えているレイに対してフォース霊体のルークが語る。
「…私が間違っていた。私は恐怖から目を背け、ここに引きこもった。しかし、レイ、君は違う。恐怖を受け入れるのだ。」そしてルークの霊体が海に沈めたXウイングを浮上させる。
「学んだことを伝えよ。強さと練達の技、そして弱さと愚かさ。失敗の経験を伝えよ。失敗こそ最高の師となる」ジェダイの最古の書物が納められている木の前でヨーダがルークに語った言葉が蘇る。
けれどもレイがルークのヘルメットをかぶり、ルークのXウイングを駆って最古のシスの惑星エクセゴルに向かっても、まだ心に響くものは少なかった。
……パルパティーンとの対決で、SW世界の影の主役と言えるシディアスがレイに自分を殺させ、レイを暗黒面に導いて闇の女帝として成立させることを狙うシーンが訪れた時、ふいに自分の中に、シリーズを受け継ぎながら、この最終作で新たに提示するテーマが浮かび上がって来た。
それは、レイは最後まで、9作にわたる最長・最強の暗黒存在、パルパティーン=シディアスに対しては、ライトセーバーで切りつけないと気づいたことから始まった。2つのセーバーをXの形にして掲げ、あくまでもフォースライトニングをはね返しているだけなのだ。
歴代のジェダイの声が響きわたる。
1. オビワンケノービ(ユアンマクレガーの声で)
These are your fainal steps Rey,
Rise and take them !・これが君の最後のステップだ。立ち上がって(それらを)つかむんだ
2. アナキン・スカイウォーカー Rey !
3. アソーカ・タノ Rey !
4. ケイナン・ジャラス Rey !
5. アナキン・スカイウォーカー
Bring back the balance, Rey, as I did.
・バランスを取り戻すんだ。私がしたように
6. ルミナーラ・アンドリー
Light ! Find the light.
・光。光を見つける(探し出す)のよ。
7. ヨーダ Alone, never have you been.
・ひとりぼっちじゃと?お前は決して一人ではなかったのじゃ。
8. クワイガン・ジン
Every jedi who ever lived , lives in you.
・かつて生きてきたジェダイはすべて、あなたの中で生きているんだよ。
9. アナキン・スカイウォーカー
The forse surrouds you , Rey,
・フォースは君を包み込んでいるんだ。
10. アイラ・スキュラ Let guide you,
・フォースに導かれるのよ(ゆだねなさい)
11. メイス・ウインドウ
Feel the forse flowing through you, Rey !
・お前の中に(絶え間なく)流れ巡っているフォースを感じるのだ。
12. アナキン・スカイウォーカー
Let it lift you .
・フォースに持ち上げてもらうんだ。
13. アディ・ガリア
Rise , Rey ! 立ち上がって、レイ!
14. クワイガン・ジン
We stand behind you , Rey
・我々は君の後ろに立っているんだよ。
15.オビワン・ケノービ(アレックギネスの声)
Rey
16.ヨーダ Rise in the forse , Rey !
・フォースの中で立ち上がるのじゃ、レイ。
17.ケイナン・ジャラス
In the heart of a jedi lies there strength.
・(たった1人の)ジェダイでも、そのハートの中にはそれら(すべてのジェダイ)の力(強さ)が宿っているんだ。
19.オビワン・ケノービ Rise !
20.クワイガン・ジン Rise !
21.そして第一作のラストで、アレック・ギネスから最後に託された言葉を、42年の想いを込めて、歴代ジェダイの最後の言葉として、ルーク・スカイウォーカーがレイに伝える…
Rey…The forse will be with you, Always .
・レイ…フォースは君と共に“ある"んだよ、
いつだって。
これらの言葉を聞きながら、フォースライトニングをはね返すレイの姿を見ているうちに「ジェダイの帰還」で、ダースベイダーがルークを救うために皇帝パルパティーンの体を持ち上げて巨大な穴に投げ落とすシーンが脳裏に浮かんできた。
そう、暗黒面の力を行使するシスに対して、ベイダーもレイもライトセーバーで切り倒そうとしないのである。これは何を意味するのか。
フォースにバランスをもたらすもの。強い光には深い闇。2つの存在は表裏一体なのだ。光だけを良として闇を絶滅するという考え方では、いつまでたっても対立と歪みはなくなりはしない。自分の中にある闇、恐怖に抵抗するのではなく、受け入れ、世界と自分に調和させる、それがフォースの真のあり方なのではないか。闇を恐怖している自分を受け入れ、闇を受け入れつつ、己の中に光を探し出す、それこそが、ジェダイが滅んだ後、ルークとレイ、そしてベンソロが新しく打ち立てた調和の在り方なのではないか。
しかし、パルパティーンに対して、憎しみや恐怖を抱いて切り倒すということはしないレイであっても、フォースライトニングのはね返しと対消滅をすることが(それだけでもSWの歴史上、互角にできたのは彼女1人だけなのだが)精一杯であり、パルパティーンと共にレイも、死んでしまう。
ベン・ソロとして再生したカイロレンが奈落の底から戻り、抱き抱えた時のレイは明らかに死んでいた。あのままであれば、ジェダイとシスのエネルギー、その対立はまたもや人の姿・形を変えて続いていく所だったが、ベン・ソロが闇と光を調和させるフォースの真の力でレイの肉体に生命を再生させることでジェダイとシスのエネルギーの対立はなくなり、世界にバランスがもたらされた。
違和感のあるキスシーンは、あれでいいのである。あくまでも肉体を持つ2人であり、あれはシスとジェダイの調和の象徴なのだから。
何人もの人が書いてあるように、カイロ・レンはアナキン・スカイウォーカーでさえできなかった、最愛の人、しかも歴代最強のシスを超える存在を死から再生させたのだ。自らの肉体の生命を賭して。
一歩間違えれば、いやすでに酷評されていることも考えれば、陳腐な駄作だと断定されることも全て受け入れる覚悟でこの脚本にしたJJエイブラムスに敬意を表したい(自分と1才しか違わないのでなおのこと)
もはや絶望的になったポー・ダメロンたち最後のレジスタンスの前に、ランドとチューイが連れてきた銀河中から集まった人民の船の大船団も(ご都合主義と罵られようが)あれでいいのである。あのファルコンに乗っているのがレイアでもなくハンソロでもなく、伝説の脇役ランドとチューバッカであることに意味があるのだ。彼らと大船団はSWを受け入れてきた世界中の名もなき人々の象徴だと、私は考える。
最後に生き残ったレジスタンスの人々の固く熱い抱擁シーンと、マズカナタがチューイに渡す、30年前にハンソロが受け取ったメダル。レイとフィンとポーの3人が抱き合う場面。もはやここに言葉は必要とされていない。
そしてラスト。タトゥイーンの二重太陽が照らす砂漠の住居跡にルークとレイアのライトセーバーを埋葬するレイ。
レイ・スカイウォーカー
今回、興味を引かれて名前の語源を調べてみた。
Luke 天窓を表すドイツ語、光を照らすもの
英語で天窓はskylight、
Lucas ルーカス.は英語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語で光をもたらす人の意。
聖書ではルカ=光を与える者
skywalker
ジョージルーカスの造語。しかしルーカスが言うには、古い言葉で「農民・農夫、地を歩く者」という意味があり、地を歩く者が転じて「空を歩き、光を与える者」となったそうな。
なお、ヤフー知恵袋で検索するとスカイウォーカーには「2つの建物を空中でつなぐ連絡通路」という意味があるので「架け橋」という意味にもなるのでは? と書いてある。これを読んだ時、私はジェダイとシスの、光と闇の「架け橋」、世界中で対立している存在の「架け橋」という意味が込められているのではないか、と思った。
ちなみにRiseには、夜明け,下から上に上がる、立ち上がる、隆盛、の他に、よみがえる、死からの復活、などの意味もあり、ポーランドでは今回の副題を「スカイウォーカーの“再生”」と訳しているらしい。
私的には「(矛盾しているがともに分かちがたく支え合う2つの存在の)架け橋を再生する」という意味が秘められていると解釈している。
Ray 光線、一筋の光、ほんのわずかなもの、放射線、輻射線、ひらめき、
a ray of hope 一縷の望み、
a ray of sunlight ひとすじの陽光、
a ray of reflected light 照り返す光
There is still some a ray of hope.
まだ一筋の希望・脈がある。
レイのスペルはReyかもしれないが、名前にこめられた願いとしてはこちらの方が合っているのではないか。
このタイトル&主人公の名前に秘められたメッセージと、ランドとチューイが連れてきた(銀河中から集めてきた)人民の船の大船団、そして42年にわたる世界中のファンに、この世界の現実を照らし合わせると、制作スタッフ全ての人の思い・願いが汲み取れるのではないだろうか。
カオスのように全てをぶち込んだ、
スターウォーズの完結作は、
だから、これでいいのである。
制作に関わったすべての人々よ。ありがとう。
楽しんで見れるフィナーレ
IMAXとDolby cinemaで2回鑑賞。映画館の進化は驚異的。
作品を通してフィナーレを迎える祝祭感が伝わってきた。42年ぶりのパサーナの祭りとシリーズの42年を重ねていたり、過去のセリフがたくさんだったり、いろんな人が出演していたりと映画館で見ただけでは気付かない仕掛けがたっぷり。それだけ、監督はじめ、製作に関わった人達がこの歴史的なシリーズのフィナーレに気合いを入れていたということなのだろう。
僕は続三部作と言われるこの新しいシリーズが嫌いではない。ただ、ルーカスが関わっていたそれまでの2つの三部作とは分けて考えるべきだと思う。レイやフィンが、ルークやレイアなどの伝説の世代に支えられながら新たな戦いを繰り広げたように、ルーカスなどが作ってきたハリウッドでエイブラムス監督が新たなスターウォーズを作っていると感じるからだ。賛否両論ある続三部作だが、「何に生まれたかではなく、何をなすか」という点にまとめたのは個人的には良かった。
ディズニーに買収されたルーカスフィルムだが、パークの中に映画の世界を再現してくれるのはファンとしてはとてもありがたい。ランドがスターツアーズに出てきて映画に描かれない部分を補完しているのも新しいアプローチとして好意的に受け取れる。また、このシリーズを見てから、過去のシリーズを見直すとルーカスが作ってきたスターウォーズの良さが改めて見えてくる気がした。
総じて言うと、一ファンとしてこのフィナーレの作品を出演者と一緒に楽しむことが映画の見方として正しいのではと思う。
3150
予想以上に興奮と感動しました笑笑
初めて鳥肌を通り越して変な感じがしました😅
大量のスターデストロイヤーを相手に、たくさんの仲間が立ち向かった所特にやばかったです。
そして、レジスタンスが勝利してみんなと抱き合ってたシーンは涙が出そうでした。
要するに、
STARWARS!!
3150!!
映像綺麗でした
映像はとても綺麗でした!!
話の内容はとても薄く新キャラに感情移入できず、あっけなく終わった感です。唐突な内容が多くてグッと来るシーンもグッとこなかったなぁ...8がもっと良い伏線はってくれてたら9の色々なシーンが生かせたのだろうか?
スターウォーズファンとしてはちょっと残念な気持ちになりました。
いっそのこと1~6キャラ出さなかった方が良かったんじゃないかなぁ...どうしても期待してしまうので。
でも、パルパティーンのフォースの絶望感は良かったです(笑)
まだ次回作あるんですよね?次はどうか良い作品になりますように...
【レビュー1】 「スカイウォーカの夜明け」と「ジェダイの帰還」 ク...
【レビュー1】 「スカイウォーカの夜明け」と「ジェダイの帰還」 クライマックス・シンクロニシティー
◼️ SW最終作はしっかりと「オリジナル」に立脚した作品になっていた!
SWシリーズ「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」はSWだか何だか分からない作品になっていたと感じていた。「ニューホープ」「帝国の逆襲」「ジェダイの帰還」オリジナル3部作と全く関係のない作品になってしまった。僕らの愛したSWはどこへ行ってしまったのか。全く隔絶された別の映画になってやって来た。そんな風に感じていたものだった。
それで、レイにもカイロ・レンにも感情移入ができず、SWのシリーズ自体への関心さえ薄れてしまったのだ。(この詳細はレビュー3で)
しかし、最終三部作の最終作、スターウォーズ神話のオーラス作品「スカイウォーカーの夜明け」によって、全てが覆された!
「スカイウォーカーの夜明け」はSWシリーズ最初の3部作の完結編である「ジェダイの帰還」と相似形を成す、正統なるSWシリーズの完結編として編み出されていたのだ!!
◼️ スカイウォーカーのクライマックスは、ジェダイの再現!
かつて、「ジェダイ」で、スカイウォーカー親子が皇帝に対峙して、それに打ち勝ったクライマックスはこんなシーン構成だった。
若き日のルークが皇帝を倒すために、単身デススターに乗り込み玉座の前で皇帝と対峙する。窓の外には惑星エンドアに突入しようとする友軍機の様子が見えている。友軍は強力なバリアに阻まれてエンドアに突入できず、次々とスターデストロイヤーに撃ち落とされる。反乱軍の絶望的な状況を見せながら、「お前もダークサイドに落ちるのだ」と、皇帝がルークを惑わす。
一方、「スカイウォーカー」のクライマックスはこうだ。
皇帝を倒すため、単身シスの本拠地に飛び込んだレイ。玉座の前でレイと皇帝が対峙する。レイの上空では友軍がスターデストロイヤーと交戦中だが、圧倒的な戦力差に友軍はどんどんと撃ち落とされてゆく。皇帝はレイに、「友軍を助けたいならお前がダークサイドに仲間入りし玉座を継げ。それしか助ける方法はない」と、レイを惑わす。まさに「ジェダイ」の再現だ。
また、「ジェダイ」では皇帝とルークの他に、皇帝が手塩にかけた暗黒卿であるダース・ベイダーも立ち会っている。皇帝とルークの内的な戦いが繰り広げられるが、戦闘シーンの演出としてはライトセーバーがポイントになっている。
「スカイウォーカー」でも、玉座の前では皇帝とレイの他に、皇帝が暗黒卿として育てて来たカイロ・レンが現れる。そして、皇帝とレイの決戦の際にもライトセーバーが戦いのポイントになっている。
力の入るクライマックスだが、多くの古きSWファンが、このシーンにジェダイを重ねながら観ていたのだと思う。興奮は倍増だった!
皇帝は結局倒される。「ジェダイ」ではジェダイ・ナイトのルーク・スカイウォーカーと良心を取り戻した元の暗黒卿アナキン・スカイウォーカーの協力によって。「スカイウォーカー」では、ルーク・スカイウォーカーの弟子であるレイと、良心を取り戻した元の暗黒卿カイロ・レンの協力によって。
◼️ いずれのファルコンのコックピットにも・・・
「ジェダイ」と「スカイウォーカー」のシンクロニシティーはそれだけではない。ルークの窓外、レンの頭上で戦う反乱軍の中には、いずれもミレニアム・ファルコン号が飛んでいるのだが、その操縦席には時を超えてランド・カルリジアンが座っているのだ! この点でも「ジェダイ」を重ねながら観ていた古きSWファンは少なくないだろう。あまりに感慨深くて、思わず腹の奥の方から暑い息が漏れて来てしまったものだ。
JJエイブラムスは、SWファンとしての本懐を遂げてくれた! そんな嬉しい思いでいっぱいだ。
【レビュー2】 ファミリーネーム「スカイウォーカー」を選ぶということ
スターウォーズは問うのだ。スカイウォーカーは何処にいるのか、と。
「スカイウォーカーの夜明け」で、シスとの戦いの後、レイはあの懐かしいタトゥーウィンに居た。レイはかつてルークの住んでいた家のそばに2本のライトセーバーを埋める。もう武力で平和を守る時代は終わることを象徴するシーンだ。それは、レイの居る銀河だけの話ではない。
もちろん、シスの宗主が滅んだからといって銀河の隅々までが途端に平和で安逸になるわけではない。これから、彼らには新世界創建の別の戦いが待っているだろう。
ライトセーバーを埋めたレイに、通りがかりの老婆が名を訪ねる。レイと答えると、ファミリーネームを問われる。
血は水よりも濃いという。血の繋がりは他人との深い関係よりも強いものであるという意味だ。
スカイウォーカーはジェダイであることを運命付けられた血族である。では、同じようにパルパティーンの血は暗黒のシスを運命付けられた血なのだろうか。
そうではない。そうではないのだ。
劇中では「血よりも強いものがある」と語られる。
世界は過去から連綿と続く暗黒のコントロールの時を超えた。過去の呪縛を脱する時が来たことを宣言をするために「スカイウォーカーの夜明け」が作られたのだ。過去や血統、つまりは環境に隷属する時代ではなく、己の意思と行動によって己を創造する時代が来たのだ。
レイの銀河で、レイはスカイウォーカーを選択して、未来を創造し始めた。「それで、そちらの世界のお前はどうするのだ?」フォースはそう問いかけているのだ。スターウォーズを通して。
『スカイウォーカーの夜明け』とは、銀河の彼方のスカイウォーカーの人生の話ではない。私が夜明けに向かうかどうかの選択の話なのだ。
スカイウォーカーはいるか?
スターウォースは問いかけるのだ。
【レビュー3】 令和・スカイウォーカー
◼️ エンタメを超え神話になったスターウォーズ
壮大な銀河ドラマから大河ドラマへと変容し神話になったSWは、この時代において大きな影響力を持つと見るべきだ。なぜなら、世界中で多くの若者がSWを何度も観て心に刻み、ジェダイの教えから多くの教訓を学び、自分の価値観に反映させるからだ。
逆に、世界中から多くの人の強烈な思念が寄せられながら完成した作品である「スカイウォーカーの夜明け(本作)」は、製作者の意図を超えた様々な要素が織り込まれる作品になったと考えられる、と書くとファンタジック過ぎるだろうか。
SWは、一つの娯楽映画の枠を超えて、今の時代を象徴し宣言する作品に昇華している様に思えてならない。
◼️ SWの背後に今の時代が重なって見える
神話はメタファー(比喩)に富んでいる。SWと今私たちが生きる世界を重ねてみた。
銀河を長い間カゲで支配してきた暗黒皇帝は、ルークとダース・ベイダーによって30年前に既に倒されていたはずだった。しかし皇帝はおぞましい姿で生き続けており、今だに暗黒面から銀河を支配している事が本作で判明する。年を経た蛇は健在だったのだ。さらに、暗黒面の根源とも言えるシスの本拠地も遂に明らかになった。
一方、私たちは希望の21世紀を迎えたはずだったが、2001年を超えてからというものむしろ、より衝撃的な未曾有の事件が勃発している。日本では未来が無い社会でハイティーンの死因の1位が自殺である。しかしまたその一方で、私たちの周りでは闇に隠れていたものがどんどん明らかにされていると感じる。インターネットを媒介する情報はテレビ等の旧来メディアの様にはコントロールし切れない。人の世を裏から支配してきたダークサイドの情報もどんどん溢れ出る。一部の利権者・為政者によって歪曲されてきた歴史までが真の姿を表す時代になったのが今だ。
我々のリアルな社会におけるダークサイドの本拠地が明らかになるのも時間の問題の様に感じる。
◼️ ダークサイドは哀れに、自滅する
劇中で、暗黒皇帝が生命維持装置に繋がれて出てきた時、皆さんはどう感じただろうか。私が感じたのは「哀れみ」だった。「ああ、あんたまだ居たんだ」と。もののあわれ。
強大な敵が放つ恐怖のオーラみたいなものはもう無い。厄介な老人の登場という感じだった。
その厄介な老人は、今回、完全に木っ端微塵になった。
その厄介な老人、暗黒皇帝に最後のトドメを刺したのは、その皇帝の孫レイだった。カイロ・レンもそのトドメに参戦したが、彼もまた皇帝の育てていた新たな暗黒卿である。ダークサイドの宗主は、いずれも自分の身内によって倒されたのだから、ダークサイド側の自滅とも言える。これがとても暗示的だと感じた。
ダークサイドはダークサイド故に自ら滅んで行く。それがSW神話で語られたメタファーであると読み取った。
かつて、日本では「フォース」を「理力」と訳していた。銀河にフォースの安定がもたらされるということは、理法が通り、道理が引っ込まなくなる世の中になるということだと考えるとわかりやすい。
武器を埋め、和をもたらすレイ
戦いが終わって、レンは自らの手元に来ていた2本の剣、ライトセーバーを地に埋める。
ライトセーバーとは「善の守護者」の意味だが、善の防衛の為の武力すらもう必要ない時代が到来したことを示すシーンと受け止めた。核の抑止による見せかけの平和などではなく、より根源的な平和。
SWは令和の始めの年に言霊の国日本にやってきて、「レイが和をもたらす」というクライマックスを持って物語を終えた。
そして、レイはスカイウォーカーになった。
https://note.com/miniminicar/m/m4cf2efa8ea2d
JJ良くここまで、、
まとめてくれました!
8で失われた過去作のレガシーを見事に復活させてくれたその手腕にただ、ただ感服しました。
8の内容を絶妙に薄めながら、スカイウォーカーサーガを綺麗に終わらせてくれました。
監督に感謝しかありません。
往年のスターウォーズファンですが、大変良かったと思います!
スターウォーズの完結作という事なので、当然賛否両論起こりますが、EP4をリアルタイムに観た世代ですが、三部作以外で久しぶりスターウォーズらしくワクワク楽しめた作品でした!
こんなもんですか?
全く面白くありませんでした。この自称シリーズ完結篇。EP8のツケを払わされたことは理解できますが、最初から最後まで行き当たりバッタリ感に満ち溢れています。キチンと練って作ったモノを出すべきでしょう。ゴチャゴチャ見せているだけ、これが練った中身ですか? EP7〜9はスケジュール優先かつ、担当監督?の感性優先?。シークエルというよりは、船頭多くして船、山に登るをガチでやったシリーズの様ですね。迷走。数年前の、スペインの教会のキリストの壁画修復を依頼したら別の画になった、というニュースを思い出しましたよ。アレと同じ。上書きされた別物です。出来が悪過ぎ。過去のシリーズに付け加えるのは権利を持った方の勝手ですが、歴史的名画の横に素人の絵を並べる行為と同じですよ。笑われることを狙っているなら別ですが。
これで終わりですかね
スターウォーズ新3部作のラスト観ました。
終わり方が微妙という人もいたけど、個人的にはいいんじゃない?と思ってます。
ずっと気になってたレイの正体、パルパティーンの孫だったとは…ちょっと予想と違いましたね。
オビワンの血縁か、他のジェダイマスターの子か、ルークの隠し子とか色々考えてたんですが違いました笑
スカイウォーカーの夜明けということで、今作でスカイウォーカー血縁者が一人もいなくなります。
スノークはパルパティーンなんじゃないの?と7を観た時から思ってたので、そこはあまり驚きませんでした。
やっぱりか!という感じ。
でもまさかクローンだとは。
そして相変わらず強すぎますね。クローン体で身体の不自由がなければ、ライトセーバーで戦ってたらレイは勝てなかったんじゃないかなと思います。
観ていて思ったのですが、スカイウォーカーはジェダイ、パルパティーンはシスの体現者?でいいのかな。だったのではと。
最後にレイがスカイウォーカーの名を語りますが、そこはパルパティーンの孫であったレイがレイ・スカイウォーカーとなることで物語の終わり、フォースの善と悪の戦いに終止符が打たれたのだなと感じましたね。
面白い最後だったです。
終わった…堪能した…
(以下、スターウォーズをSWと省略しています)
1978年夏、スクリーンの左上隅から現れた宇宙船が、スクリーンを覆い尽くし、それでもなお船の全貌を見通せない...多くの人に言い尽くされたことかも知れないが、「巨大」ということをこんなにストレートに伝えてくれる映画は初めての経験だった。自分はもとより、多くの人か、冒頭のこの描写だけでSW4にやられたのではないだろうか。その上、めくるめく宇宙活劇のラスト。若きルーク絶対絶命のまさにその瞬間、「十分に稼がせてもらった。ここでさらば」と先ほど冷たく別れたはずのハンソロが、「ホッホーイ」という掛け声とともに上空から急降下で現れる! いや、18歳の少年に、それ、反則ですって。もう、誰でもハンソロのファンになってしまいますがな。さすが、宇宙西部劇って言われるだけのことはある!(俺の中では、誉め言葉)
「今後、1年半に一作ずつ作るSW9作が、完結するのは、SF映画の金字塔『2001年宇宙の旅』の舞台である2001年!」今となっては誰が言ったのかもよくわからないこのコメントは、待つことを含めてSWの楽しさとなり、そうして過ごした3作の充実の後、まさかの公開スピードダウン。1983年のSW6から、待つこと16年、1999年公開のSW1は、当初の予想とは大きく異なり、6歳の息子と観ることになった。親子二代でツボにはまった経歴は、再び楽しかった。
こんなSWとのつきあいも、とうとう最終回。SW9を観ました。
感想は、最後にオーソドックスなSWを観た、かな。さらに、ルークはヨーダに習った通りにXウィングを水中から引き揚げるし、SW1のポッドレースを彷彿させるカーチェイスもあるし、諦めかけた危機一髪で昔の彼女が救いにくるのはSW4でのハンソロばりだし、最後は、全ての始まりだった砂の惑星タトゥイーン、と歴史の長いファンには、なかなかたまらないシーンのオンパレード。
自分は楽しかったし、SW8からよくぞここまで持ち直した、と感心もしきり。
若き時代を盛り上げてくれたシリーズ4-6、父親としてみてきた2005年までのシリーズ1-3、そしてまた10年の時を経て俺の壮年時代をを楽しませてくれた2015年からのこのシリーズ7-9。自分が勝手に想像していた話とはやや違う方向に流れ、もはや以前ほど熱狂することもなくなったものの、SWと聞くとやはり血が騒ぐ。今回のSW9を見る直前に書き始めたこのレビュー。冒頭部分を書いてるうちに、18歳だった頃のように、胸がドキドキして来たばかりか、目頭が熱くなってきたのは、やはり俺もフリークのひとりなんだろう。
ああ、終わった。俺の一つの青春よ、さようなら。
観たのが夜時間ということもあってか、客の年齢層は高かった。寂しい気持ちもするが、「スカイウォーカーの夜明け」は「SWの落陽」だったように思えた。
自分が想像していたのとは少し違ったが、9作作り上げてくれたこと。そして、それを全て観たこと。いずれもちょっとした感動だなあ。このシリーズを始めてくれて、ほんとにありがとう、ジョージルーカス!
さあ、これからみんなのレビューを、たっぷり堪能してこよっと!
-----2020/1/12追記------
自分だったら…勝手な想像。今回SW完結なので、自分が感じてきたことを書いてみよう。
ルーク(4-6)は最初からいい子。いい子がライトサイドで修行。SWの最初のシリーズとして、この展開はよかった。いい子が修行して育つ姿、仲間ができていく喜び、そういう「希望」が4-6の真骨頂だった。
父アナキン(1-3)は、1でのポッドレースが秀逸、一気に引き込まれた。アナキンはジェダイとして順調に成長した後、ライトサイドからダークサイドへ転落。しかし最後の最後には、親子の愛に従う(SW6)。
アナキンがダークサイドに落ちるきっかけは、"ジェダイには、男女の愛は許さない" というわけのわからないルールのせいだった(カソリックの牧師か?)。ジェダイはその後全滅し、ルークの頃にはほぼいないので、この(意味がわからない)ルールも無事に消滅していたようだ。
自分が思い描いていた最後のシリーズの主人公は、以下の通り。主人公は、ルークは知らずに済んだ、"ダークサイドの誘惑" に負けてダークサイドにいったん落ちるが、克服してライトサイドに帰る。その経緯の中で、主人公は、ライトサイド、ダークサイドが、決して二者択一ではないことに気づく。両者は常に対立しているように見えるが、実はお互いに切磋琢磨しながら、人類をより高い領域に引き上げる役割を持っていた、といった感じのストーリー。アナキンは、親子の愛でダークサイドを「ぬけた」が、7-9の主人公は、ダークサイドとライトサイドの「統合」を実現し大団円となる。
...まあ、こんな流れは、誰でも考えつくし、実際にSW9も、フォースの統合がなされている。ただ、7-9の話の流れでは、「統合したと言っても、これじゃ、やっつけだ」と言われても仕方ないところ。
7-9の主人公には3作でこんな流れを見せてほしい。
⑦ルーク同様に、主人公が、仲間とフォースを得て共和国を再興する姿。
⑧主人公は、共和国をさらに安定させるため、フォースの道を究め、全体も個々も含めた幸せといった「理想だが辿り着けなそうな姿」を求め続ける。ところがその結果、熱心だからこその、「何らかの理由」でダークサイドに陥る姿とその恐ろしさ。(残念ながら、自分の頭では「何らかの理由」を具体的に描くことは、できていない。ただ、陥る決め手は、是非とも、亡きはずのベイダーからの、主人公を認める言葉と誘いであってほしい。ラストで、このベイダーは、実はシス側によるなりすましだったと判明する、とかあったら面白くないかな)
⑨ダークサイド支配で安定している宇宙だが、主人公のかっての友人たちは、レジスタンス活動を細々と続けている。そこに自由を求める若者たちが集まってくる。彼等と主人公の対決、そして「何らかの形」での解決・昇華・大団円。(これも残念ながら、自分の頭では「何らかの形」を具体的に描くことは、今回もできなかった。ただ、きっかけは、アナキン、ヨーダ、オビワン、若きルーク(年齢を重ねたルークは、俺にはなんかはまらないんだよなぁ…)からの語りかけであってほしい。4のレイアのようにR2D2が投影してくれたら、俺は泣くな)
ああ、こんな話をいつか観ることができたら楽しいだろうなあ。自分じゃ作ることはできないってこともわかった。思いつかないんだもん… やっぱ、映画作ってる人たちって、すごいわ。そんなことを考えながら、眠ることにします。おやすみなさい…
-------2020/1/15追記
俺の中での各登場人物の立ち位置を備忘のために記す。
<ルーク>
言わずと知れた4-6の主人公!
彼の成長物語こそが4-6の真骨頂。ただ、自分の中でのルークはそこまで。フォースを身につけだが、ヨーダやオビワンを凌ぐまでには至らず(あくまで個人の感想ね)…だから7-9でのマスタールーク?にはめちゃくちゃ違和感。マークハミルの歳のとり方も、失礼ながらマスターではないでしょ、と思ってる。ダークサイドに落ちたらぴったりという風貌と感じてる。4-6の成功の陰に、オビワン=アレックギネスの登用があると思う。オビワンが威厳を、ヨーダが超人性を体現した。ルークじゃ…マークハミルの良さは無垢であり、若さだったと思う。
<ハンソロ>
自分の中で4-6のヒーローはなんといっても彼!主人公ではないが、主人公を食う助演。彼無くして、SW 4-6シリーズの爽快さと人情味は、なかった!
ルークの若さと無垢に対応するように、彼の(オビワンの威厳とはまた違う)大人=人生経験から来るしたたかさ、がうまく演じられたから、壮大な4の人情劇が完成したんだと思う。
こんな風に感じている自分なので、「若きハンソロ」は、傑作。逆に、のめり込み過ぎているのか、あの作品への批判がピンと来ない。
7-9でも、もちろんハンソロを観たいと思った。ただ、 4-6の頃同様に、法律の境目のような所を生きている彼なのか、はたまた180度転換して、共和国の精神的支柱となっている彼なのか、その点を7-9のハンソロは中途半端にしか描けなかったので、魅力を出せなかった感じはする。
<レイア>
彼女は… 姫、なんだろうな。ルークに助けを求めることで、ストーリーを開始する。(時代を感じるなあ、女性が助けを求め、男性が助ける、か。ま、あの頃は、それが当たり前と思っていたので、大目に見てください)
闘いにも参加する彼女を見て「わあ、かっこいい!」と惚れる。あらためて見れば、顔は皆が言う通りなので、アクションする姫、という存在に惚れてたんだろうな。
そういう点で、7-9で共和国を率いていることに違和感はない。
父と子の対立という4-6の構図に対応させて、7-9で母と子の対立という構図を作ったことも面白い。ただ、演技力豊かに悩むベンの姿が、(比較的単純な)冒険活劇を期待して来る俺たち観客に、どう写ったか。このあたりが、7-9の評価が、映画の重みや演技力を評価する批評家と、冒険活劇とちょっとした感動を期待する観客での評価差に現れているように思う。どっちも正しい。俺は、SWはファンが言うほど深遠な作品ではないと思っている。活劇に、ちょっとした人情噺がくっついているからこそ、その部分が際立って印象的に感じられるのだと思う。そして、それこそがSWの魅力なんだと思う。
<アナキン(ダースベイダー)>
3で誕生し、4-6を、冷徹なる悪役として取り仕切った、偉大なる存在。彼の圧倒的な強さ(強く見える外観・物腰・声あってこそのSW!
それだけの存在だからこそ、何故どのように彼が誕生したのか、だけを知る目的で、1-3という3作も観続けて、それに納得したのだ。
彼が偉大すぎた故に、それに匹敵する存在を作り出せなかった7-9は厳しかったと感じる。無理言うなって話だけどね。
幼き彼は、快活そのもの。若き彼は、熱心・情熱。それだからこその転落。そこには、なんか納得できる流れがあった。
しかし、前にも書いたが、愛は御法度というルールは一体なんだったのだろう?あはは。(それがあるから、このストーリーが成り立っているんだけれどね)
<パドメ>
SWシリーズ唯一の美人(私見です。ごめんなさい、他の女性陣)
だから、彼女とアナキンの恋はすんなり入ってきた。(この意見、セクハラだな)
<オビワン>
4-6では、ジェダイの威厳と落ち着きを若きルークに伝え、7-9では、アナキンと共に冒険活劇の中心を担う、といった大活躍。実は、もう一人の主人公だったんじゃないか、と今になって思うくらい重要な人物!
オビワン、ヨーダという、成熟し安定した(落ち着きのある)、深慮なるジェダイマスター達と、アナキンやルークという、未熟で発展途上な、活動的な(変化したがりな)ジェダイ未満達という関係も、SWシリーズの魅力なのだろうな。若き俺たちは、若いからこそ、未熟なルークの成長に、自分を重ねたのだろう。それでいて、憧れるのはハンソロなわけだ。
終わりに
7-9では、SWがルークとレイアの物語として描かれているけれど、自分の中ではそうではないんだと思う。まあ、マークハミルの歳のとり方が自分のイメージに合わなかったってだけかもしれない。別の俳優使っていたら、また全然違ったこと言ってるかも。
(ずるいけど、観客の特権だから…)
おしまい。
虚無
特に何も残りませんな。
映像は凄かったんでしょうが
見終わって何もないっす。
最終決戦感もないっす。
以上でいいかな?
しかし弱点のンタマぶらさげてる戦艦ってなんなの(^^;)帝国ってあんなゴミだったっけ?
遅れてくるやつらとか相変わらずの展開ばかりだった気がします。
ヤツがまさか消えるとは思わなかった。
まぁあんな寝ぼけた面に主人公されてもそれはそれで困るけど。
まったく迷惑なヤローだった。
新三部作をやる意味は?
7は過去作からの同窓会、8はダラダラと無駄なシーンだらけで敵から逃げるだけの回、9はめちゃくちゃになった8からの軌道修正。
ストーリーとして見ても、そもそも作る意味があったのか疑問に思う。
それなら6で綺麗に終わったままで良かったなー。新キャラクターそれぞれに対しても愛着が沸かないままだったし、全体的に特に盛り上がらない3部作だったと思う。
スターウォーズはただのSFじゃない!!
スターウォーズ、スカイウォーカーシリーズの最後を飾るのに素晴らしい出来映えの映画です!
映像がキレイなのはもちろんのこと、迫力がものすごいので、絶対に映画館で観るべき映画です。小さい画面ではもったいない!
一部、脚本にはダメ出しをしているレビューを見かけますが、これ以上おもしろい納得できる脚本が果たして書けるのか?と思ってしまいます。それくらいおもしろいです!
終わってしまうのが惜しいくらい最後の最後まで楽しめました。スターウォーズ最高!!!
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