「J.J.エイブラムスに感謝」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け ジムニストさんの映画レビュー(感想・評価)
J.J.エイブラムスに感謝
スカイウォーカー家の物語が終わりました。
批判的なコメントが多いですが、私は素直に楽しめました。
監督も言っていますが、それぞれに思い入れの強いスター・ウォーズですから、全員が納得するような完結編なんて簡単にできるはずがありません。
特にフォースの解釈についての批判が多いと思います。ミディクロリアンによって受け継がれる潜在能力を武士道的な鍛錬によってのみ習得できる崇高な超能力から、魔法使いが使いこなせる魔法的なものになってしまいました。ファンの怒りはよく理解できます。確かにepisode 8の宇宙遊泳、テレパシーによる会話、今回の創傷治癒、物質移動などフォースの新たな力には驚きましたが、そもそもスター・ウォーズはSF的なおとぎ話だったはず。ルーカスのスター・ウォースでも科学的な矛盾点をあげたらきりがありません。宇宙船の中の重力はどうなっているのか?エネルギー源はどうなっているのか?あんな生物が生存できるのか?などなど。でもいいんです。昔々、どこかの銀河でのおとぎ話なんですから。
ディズニー色が強くなったものの、子供からオールドファンまでのお客さんに見てもらうにはこれもありかなと私は思います。私は、監督の苦悩を想像しながら鑑賞しました。
批判が多いけど、みなさんだったらこんな難題をどうやって終わらせますか?どうやって監督しますか?ものすごいストレス、プレッシャーだと思います。
それなりの着地点に持っていって終わらせてくれたJ.J.エイブラムス監督に感謝しかありません。
最後に、邦題は疑問です。ラストシーンは夜明けというより夕暮れに見えました。
Rise of Skywalkerを日本語にするのは難しいですね。
アナタの見解は、パルパティーンを共和国議会議長に推薦するのと同じことです
やがてアナタは銀河帝国の圧政に苦しむことになります
『スターウォーズ』が
どういう物語だったのか
JJのしたこと、発言が何をもたらしたのか
よく考え直すことを薦めます