「偉大なスペースオペラの完結にお疲れ様でした。ありがとうと言いたいです♪」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
偉大なスペースオペラの完結にお疲れ様でした。ありがとうと言いたいです♪
今年度の大本命でエンターテイメント映画の横綱「スター・ウォーズ:サーガ」の最終章「スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け」を丸の内ピカデリーのドルビーシネマで鑑賞しました。
で、感想はと言うと、普通に面白いのは面白い。
あのオープニングロールとスター・ウォーズ:メインテーマが流れたらそれだけで胸アツでワクワクが止まらない。
ジョン・ウィリアムズが手掛ける壮大な曲は映画を観る度に様々な作品でワクワクさせてくれただけに感慨深くなります。
ライトセーバーでの立ち回りも迫力があるし、Xウイングやタイファイターとの空中戦も迫力十分。特にスター・デストロイヤーの艦隊でのシーンは圧巻。
ラストでレイが自らレイ・スカイウォーカーと名乗る朝焼けのシーンはグッと来る物があります。
レイを演じるデイジー・リドリーが強く頼れる美しいヒロインに成長しているのが確かに感じられるのも良い♪
ラストに近づくにつれ、万感の思いが沸き立ち、いろんな時代の思いにスター・ウォーズがあった事が胸を熱くする。
スター・ウォーズと言う作品だけで期待感が半端なく、安心感もあって、“あ~大作映画を観ているなぁ”と言う思いに浸れます。
ですが、今作のシークエル・トリロジーと呼ばれる続三部作のエピソードⅦとⅧが些か難しい設定となり、老若男女に楽しめる作品とは言い難く、マニア向けになってる感は否めないです。
いろんな風呂敷を広げ過ぎたのを上手くまとめた感じではありますが、王道たる本筋が不明確な感じもして、期待値はクリアはしてもなかなか難しい。特にカイロ・レンの悩み過ぎる所にストーリーのブレを感じなくもないです。
過去作のエピソードⅣ~Ⅵの旧三部作は王道のSF作品でどうしても比べてしまいがちになりますが、この辺りは11月に公開された「ターミネーター ニュー・フェイト」がターミネーター2と比べられるのと似ているかも知れません。
それでも偉大な作品の続編として、メガホンを取ったJ・J・エイブラムス監督はよくまとめたと思います。
ジョージ・ルーカスの手を離れ、ディズニー傘下に入った時点で商業的になるのは致し方無しで、ジョージ・ルーカス以外が作る事でどうやってもいろんな意見は出ると思うし、批判的な感想も出るでしょう。
どう転ばしても全員が納得の作品にはならないと思うし、それこそジョージ・ルーカスが製作総指揮をしない限り不満は出るでしょう。
そう考えたら、今回の締め方は偉大なスカイウォーカー一族のストーリーの完結としては十分に及第点かとは思います。
また、ネタバレになりますが、同時に皇帝パルパティーンの野望の物語でもあります。
ストーリー的にもこれ以上難しくは出来ないし、明瞭簡潔にもし難い。エピソードⅦからのツケと言えばそこまでですが、スカイウォーカー一族とパルパティーンの長き闘いにレイと言うキャラクターが上手く使う事を考えた上での結果かと思いますので、個人的にはそんなに駄目ではなくベターチョイス。悪く言うと無難。
この落とし方が評価が分かれるかと思います。
ただ、それでもツッコミ所はある訳で、レイの苦悩は分かっても主人公としての圧倒感は些か薄く感じるし、カイロ・レンの心境も含めての立場も分かり難いし薄い。
2人の主人公としての割合を均等にした結果、物足りなさが感じます。
またフォースの力が超能力を越えた物凄い物になってるのは正直どうかなと。
レイとカイロ・レンの血統を考えたら最強のフォースの使い手になるのは分かるけど、これをやってしまうとちょっと興醒め。
予告編で見たレイの折り畳み式赤いライトセーバーの件も特に思った以上の含みも意味も無し。
個人的にはこれ、結構な肩透かしに感じました。
ルークにハン・ソロ、レイアも登場し、おまけにランド・カルリジアンも登場したのは嬉しい♪
でも、いっその事、ヨーダやオビ=ワン・ケノービ
もちょっとでも出して欲しかったかな。
そうする事でレイが最後のジェダイ戦士で最強のフォース使いと言う印象が強くなると思うのですがどうでしょうか?
あと、ラストにレイが手にした黄色いライトセーバーもいきなりの登場でちょっと意味深にし過ぎかなと。
新キャラのゾーリはもっと活躍しても良かったかな。今作ではキャプテン・ファズマが出なかったのがちょっと残念なので、ゾーリがファズマ的な感じなら…と期待しました。
ハックス将軍の正体も割りとあっさり出して、ラストも割りとあっさり。
エピソードⅨ以降の新たなシリーズも製作が決まっているらしく、様々なスピンオフも決定していて、多分鑑賞する度に“こうではないんだけどなぁ…”と言う思いをする事もあるかとは思います。
それでもスター・ウォーズと同じ時を過ごしてきたと言う思いは強いし、見届けなければならないと言う使命感があります。それ以上にこのスカイウォーカーの夜明けを鑑賞出来た事は嬉しい。
1977年のエピソードⅣの公開から数えて42年。
いろんな思い出があり、子供の頃にはコカ・コーラの瓶の王冠の裏のスター・ウォーズシリーズを集めたり、マクドナルドとのタイアップのスター・ウォーズのキャラクターが印刷されたカップを洗って使ったりしてたのも良い思い出です。
ともあれ、This is 映画!を観たと言う感じは流石で、あとは評価が分かれるのはそれぞれの好みかと思いますが、観ない事には始まらない作品で在る事は確かです。
とりあえずは長きに渡る偉大なスペースオペラの完結にお疲れ様でした。ありがとう。と言いたい気持ちです♪
琥珀さん
コメントありがとうございます。
また、お褒め頂いて光栄です。
映画はそれぞれの思い出と感想が見た人の数だけあるかと思いますが、自分の感想もあくまでも一意見に過ぎないんですが、それでもそう言って頂けるととても嬉しく思います♪
また、お暇がありましたら、覗きに来て下さいね♪
巫女雷男さん
コメントありがとうございます。
スター・ウォーズと言えばペプシコーラってイメージありますよね♪
スター・ウォーズの王冠セットがオークションで高値で出ててビックリしましたw
またお時間がありましたら、覗きに来て下さいね♪
巫女雷男さん
コメントありがとうございます♪
コカ・コーラシリーズの王冠の裏のスター・ウォーズシリーズを沢山集めたくて、コーラの炭酸は子供にはキツかったので、ファンタをいっぱい飲んでたのは良い思い出です♪
今はいろんなタイアップがあったりしますが、ちょっとあざとく狙い過ぎたのばかりで、あまり手を出そうとは思わないですね。
また良ければ、覗きに来て下さいね♪
terumin31さん
コメントありがとうございます♪
またお褒め頂き光栄です。
スカイウォーカー伝説の最後であれば、ヨーダもオビ=ワン・ケノービも見たいですよねw
ベタであるかと思いますが出てもよかったかなと思います。
また良ければ覗きに来て下さいね♪