「前作は何だったのかってくらい」スター・ウォーズ　スカイウォーカーの夜明け　映画鑑賞1000作さんの映画レビュー（感想・評価）

酷かった前作(EP8)から、完璧ではないがスターウォーズ路線に戻した感があった。戦闘シーンの充実、馴染みあるスターウォーズらしい音楽の多用、懐かしき面々と場所、らしさある台詞回し、ファルコンのアンテナ戻しまで...エンド作ゆえのファンサービスだらけの本作。ビックリ展開(レイの生い立ちや、潜入スパイの意外性、等)もそこそこあり、まあ楽しめた。

新キャラも出たが、前作と違い、EP7からの主要キャラになんらかの関わりがある人物ばかりで、しかも出しゃばってない感じ。前作は、誰コイツで突然出てきて、出しゃばりっぱなしで主要キャラが目立たない。しかも、スターウォーズにはおよそ不似合いな東洋系残念顔女がさらに台無しにしてた(今回も出てたが控えめ)。ローグワンみたいな外伝じゃないんだから、主要キャラが常に目立たないと。それがスターウォーズ本筋シリーズ。

なかなか良かった本作だが、悪夢作からの必死の戻しなのは解るが、あまりにも展開が早く強引な持って行き方で、作品としての重厚感が無い。カジュアル過ぎ、そこが残念。

長く続いたスカイウォーカー家スターウォーズは大円幕。全作をリアルタイムに劇場で観たので、感慨深い。
ちなみに、私的に好きな順番は、EP4、5、3、6、7、9、2、1、8の順。皆、それぞれ色んな考えがあって良いし、時間経って評価が変わっても良い。それがスターウォーズ。