「うまくまとめてくれたと思う。」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 五代 雄介さんの映画レビュー(感想・評価)
うまくまとめてくれたと思う。
今回のTROSで、とりあえずスカイウォーカー一家の
物語は、終わりになるわけだが、見終わってのとりあえずの感想は『ありがとうスターウォーズ』だった。
もちろん、旧3部作と違うところや、フォースに対して
「うーん」となる部分も見られたが、エイブラムス監督はうまくまとめてくれたと思う。だからこそやっぱり、
TLJはもっと良くできたんじゃないかと思ってしまった。
この映画にはファンには叫びたくなるくらいエモいシーンや、旧3部作などに被せたシーンがあって非常に
作り込まれていると感じた。
レイのダークサイドの幻影のシーンも、ルークのダースベイダーの幻影との戦いとかぶせられていたし、
前回ライアンジョンソンが潰した、『イヤな予感がしてきた』もしっかり入っていた。
なにより、旧3部作の敵である、皇帝を最終的に倒すというのが良かった。なんで生きてるんだよ、急に出てくるなと思った人をいたかもしれないが、私的にはラスボス的な感じで好きだった。フォースライトニングも見れたし、
あとはレイが先人のジェダイたちに呼びかけるシーン、
映画版には初登場のアソーカとエズラ、ケイナンらの
声が入っていてとてもびっくりしたと同時に嬉しかった。だがこの戦いには参加してないのかとちょっと悲しくなった。まぁ出てきたからいいんだけどね。
一番のお気に入りはやっぱりラストシーン、タトゥイーンでレイが「レイ・スカイウォーカー」と名乗り、
2つの太陽がドーン、そしてフォースのテーマ、
涙が溢れてた。
ルークとレイアが初期の格好してたのも良かった。
まぁまとめるとエイブラムス監督はスターウォーズファンの好きな要素を多少無理やり詰め込んでくれたわけで、TLJの失態もどうでも良くなるくらい良かったです。音楽も最高でした。
あと3回はみたいですね。
改めて『ありがとうスターウォーズ』