「悪夢からの夜明け」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
悪夢からの夜明け
JJエイブラムスが、悪夢のような前作から、みごと、スター・ウォーズに夜明けをもたらしてくれました!
ep7では、過去の4〜6をあまりに意識しすぎており、驚きのない良作、といったイメージだったので、JJが再び今作の監督を急遽、担当することになったと知ったときには、とても心配でした。ましてや、あのep8を踏まえての続編づくりですから、不安に思わないではいられません。
しかし、今作は、前作の悪い部分をうまい具合になかったことにしつつ、かなり綺麗にまとめあげられていたと思います。意味のない冒険はせず、影の薄かった主要人物たちそれぞれに見せ場を設け、脇役は脇に追いやり、過去の盟友には敬意を払い、随所にディズニーチックな笑いを織り交ぜながらも、最後には、ファンの予想を裏切りつつ叶えるといった荒業まで披露してくれていました。
正直、ジェダイらしい殺陣のシーンがもっと見たかったとか、あの設定は完全に抹消してほしかったとか、いろいろ物足りなく思う部分はありますが、あの悪夢を経なければならないという制約を鑑みれば、充分に立て直してくれていたのではないでしょうか。
今回の三部作は、いろいろと波紋を呼ぶ出来だったと思います。しかし、最後の最後にはこうして、希望を捨てずにいてよかった! と思えるものが観られて、ホッとしましたし、とても感動しました。
改めて、JJエイブラムス監督、本当にありがとうございました。そして、前作の尻拭い、本当に、本当に、お疲れさまでした。
今回の三部作は、そこに重点が置かれた作りになっていたように、自分には感じました。
ジェダイとは何か、フォースとは何か。
そこに、血筋という、一種の呪いのようなエッセンスを混ぜ合わせた作りだったのではないか、と。
ただ、SWにそれほど思い入れのない自分からすると、今回の「血よりも大事なものがある」という考えには、腑に落ちるというか、共感できる部分が大きかったです。
アナキンには、クワイ=ガンとオビ=ワンが、ルークには、オビ=ワンとヨーダが、そして、レイにはルーク(はすこし微妙ですが)とレイアがいたように、ジェダイには、師匠と弟子という繋がり、絆がありました。
ほろろさんへ
お久しぶりです。またこうしてSWで語れること、嬉しく思います。
たしかに、今回でスカイウォーカーの血は完全に絶えてしまい、彼らの血筋の物語には幕がおりてしまいました。「SWは彼らの血筋の話」という認識が強いファンからすると、今回の終わりかたには、思うところがあるのでしょうね。
ユージーンさん
お久しぶりです
私も今日見てきました!
なんでしょう、、僕は今回はすごいやりきれなきい思いでいっぱいです。アナキン・スカイウォーカーの血脈は完全に途切れてしまい
アナキンを陥れたパルパティーンの孫がスカイウォーカーを名乗る
というすごくやるせない展開でした、、アナキンに固執しすぎなのですかね、、、