劇場公開日 2019年12月20日

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「風呂敷、無事回収」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 幸ぴこさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0風呂敷、無事回収

2019年12月20日
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鑑賞方法:映画館

ありがとう、スカイウォーカー。
ありがとうレイ。
ありがとうベン。

正直、8は駄作だった。
レイアの宇宙てのひら浮遊とか、
ルークがわざわざ魂飛ばして完全燃焼とかつっこみどころばっかりで大嫌いだった。
4・5・6と最高の出来なのに、CGがこれだけ進化した今なぜこんな酷い続きに・・・?と思い、『スカイウォーカーの夜明け』はこんなんならもう早く終わってくれ、幕を閉じてくれというそんな思いで朝イチ劇場に観に来た。
その思いを斜め上からぶった切ってくれた気がする。

9は非常にシンプルだ。

レイの苦悩と、自分を知る事への恐怖の対峙を支える人々の存在。
カイロ・レンの怒りと、父親への捨てられない思い。ベンがハン・ソロパパに赦された後はもう、なんというか普通の「優しいお兄ちゃん」なんすよ、その姿が。黒いトップス着て普通に街中に居そうな佇まいなんだもの。それだけでもう、彼が解き放たれたようで泣けてきちゃったですもん。
パルパティーンと向き合うレイ。ベンが近くに来てくれているとわかった時のふとした表情の緩み。ここも泣けちゃう。
最後の最後に笑い合う二人。涙止まらん。

出生を知り自身への恐怖を深めるレイに血よりも強いものがある、レイアは知っていてレイを信じてくれていた事をルークが教えるシーン。結局は様々な親子大戦争であったスターウォーズ シリーズの全てのキャラクターの救いになるシーンだった。

これだけ長くさまざまな時代を経てやっと完成した本作、終わり良ければ全て良しと言っていいかわからんけども、私は最高の大団円が観れたと感じている。

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幸ぴこ