「スカイウォーカー」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
スカイウォーカー
スターウォーズシリーズは映画の中でもかなり上位にくる好きなシリーズ。
三部作のラスト、スカイウォーカーの物語としても最終章という事で満を持して観てきました。
観終えた直後は満足感もありつつ、終わってしまったなという少し寂しさも残る、そんな気持ちになりました。
レイの三部作は殺陣は少し見劣りするんですがフォースの表現が豊かで力強く描かれているのが印象的でした。
今回も傷を癒したり飛び立つ船を引き止めたりパルパティーンの稲妻だったりアニメ版に近いフォースの描写は嬉しかったですね。
物語としてはちょっとご都合主義に見えちゃう部分もあったので端折らず描いて欲しかったなと思う点もあったんですが総じては満足感はありました。
正直、前半はこれでラストなの?なんか平坦な物語で盛り上がりに欠けるなと思ってたんですが後半に一気に爆発したなという感じです。
ルークやソロ、レイアにまた会えたことは嬉しかったですね。
キャリー・フィッシャーが亡くなっていたのでレイアの出番は少ないのかと思っていましたが物語の核になる存在で、ベンへの呼びかけも、名を呼ぶというたった一言なんですが、それ故に残り少ない命を灯してフォースを振り絞り語りかけたんだろうなと、その一言が重くしんみりとしてしまいました。
レイアが言葉少なだった分、ソロ語ってくれた様に思います。
ルークがXウィングを引き上げたシーンではヨーダの姿こそありませんでしたが、惑星ダゴバでの修行の日々。
ルークが投げやりになってる時に「やるか、やらないかだ」と諭すヨーダ、そんな二人の姿を重ねてみていた人も多いのではないでしょうか。
ルーク自身も思い出してたんじゃないかな、、、
終盤の艦隊戦。
ローグワンの時に、艦隊戦で皆が一斉にワープアウトしてきたシーンはとても印象深かったんですが、今回はそれを上回る圧倒的な数、しかも民間の戦闘機達。
あのシーンは痺れました。
説得に駆け回ってるカルリジアン達の姿も少し見たかったです。
パルパティーンとレイとの戦いは、声だけでなく歴代のジェダイが霊体として総出でレイを支えるようなシーンも見たかったかな。
最後、レイがファミリーネームを訊かれた時に『スカイウォーカーの夜明け』というぐらいだから、そう名乗るのだとは思ったけど、仮にパルパティーンと名乗ったとしても、それはそれで自分の境遇を乗り越えてジェダイとなったという感じもして良かったかなと思いました。
血は途絶えたけどレイがスカイウォーカーの名を引き継いでくれたから再びこの名は銀河に轟くことでしょう。
できれば、これからも観続けたいサーガ。
目先の楽しみは、ユアン・マクレガーのオビワンスピンオフかな。
May the Force be with you.