「41年待っていた終幕に感謝しかないです。」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け よねさんの映画レビュー(感想・評価)
41年待っていた終幕に感謝しかないです。
あらすじは以下。
・・・まさか生きていたとは。
以上です。以下はガン無視して各自シネコンへ行って下さい。
正直言うと傑作とは言い難いです。EP8で排除したダサいワイプが復活してるし、意外な展開ではありますがEP8やEP5ほどのサプライズはない。結構攻めたグロテスクな描写もありますが物語自体はディズニー傘下ではこれが限界かと感じるような抑制が効いたある意味地味なもの。映像美も『インターステラー』や「エイリアン:コヴェナント』といった近年のSF大作の世界観に似ていて突き抜けた個性が感じられない。近作では余りフィーチャーされなかった異形のエイリアン達が大量に出てきたのは嬉しいですが、どの造形も作り物くさい。戦闘シーンが少なくてそれほどテンションが上がらない。3Dで鑑賞しているのに効果が余り感じられない。しかしこれはあくまでEP9、個人的には父に泣きついて無理矢理連れていってもらったEP4から41年間私を魅了し続けたサーガの最終編。少年が大人になり、親となり、その子供が独立し、年老いた私は独りここでその終幕を待っている。そこに静かに訪れたエンディングは、色んな過ちを犯しながらもどうにかこうにか生きてきたこの人生が唯一無二の、かけがえのないものであることを教えてくれたかのような感慨を伴い、最後のセリフにどんと背中を押されて涙がとめどなく流れました。
こんな素晴らしい物語を作ってくれてありがとうございました。
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