「どうにか頑張った! JJサンキューな!」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
どうにか頑張った! JJサンキューな!
正直に言うとノレなかった、中盤まで。このまま終わってしまうのか… そう感じてました。
しかし終盤で追い上げ、ラストはグッと心に響きました。これはJJに礼を言わねば。
EP7は楽しみEP8はガッカリし、日に日に「どうして8はあんなことに…」と怒りに近い感情をつのらせていた私(特に8監督とそれにゴーサイン出したディズニーに)
なので9は「J・J・エイブラムス監督頼みますよ!」という気持ちで臨んだですよ。
序盤は「…これ何の話だっけ?」みたいな気持ちに。妙な装置とか小刀とか探す件は、惑星を破壊できる相手にそんなミニマムな事やってる場合か?と(これは8の時も思った)。あとチューイの件とかツッコミどころ多数。脚本が粗い印象は否めない。
パルパティーンが早々に正体明かして話進めるのも、早く進めないと尺が足りなくなるからでしょう。(それを考えると8もJJが撮ってればと…)
しかし、海上でのカイロ・レンとのチャンバラ! こういうのがSWの楽しみであり見所。そして驚きのハン・ソロの姿が! 想像であってもあれは嬉しかった!
終盤もツッコミ所がないわけではないが十分に盛り上げてくれたと思いました。(もう少し遅かったら私の心が死んでいた)
ラストのレイのシークエンス。EP9のタイトルの意味がわかる。ここ素晴らしい! 血族の話であったSWが魂の継承の話となった。EP7・8・9はカイロ・レンの苦悩のシリーズだと考えていたのですが、9は堂々たるレイの話でした。デイジー・リドリー良かった。
8で混乱しどうなることかと思ったシリーズですが、JJが大風呂敷を畳んでくれました。そんな心境です。