プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード

劇場公開日:

プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード

解説

モーツァルトがプラハで名作オペラ「ドン・ジョヴァンニ」を初演したという史実から着想を得て、プラハの上流階級を舞台に繰り広げられる、愛と嫉妬と陰謀にまみれた三角関係を描く。1878年、プラハではオペラ「フィガロの結婚」の話題で持ちきりとなっており、楽曲を担当したモーツァルトにも注目が集まっていた。上流階級の名士たちから新作の依頼を受けたモーツァルトはプラハの地にやってきたモーツァルトは、「フィガロの結婚」のケルビーノ役に抜擢されたオペラ歌手のスザンナと出会い、彼女の美貌に魅了される。スザンナもモーツァルトが妻帯者と知りながら、彼の才能に惹かれていく。急接近する2人の前に猟色家と噂されるサロカ男爵が現れる。主人公モーツァルト役を「ダンケルク」のアナイリン・バーナードが演じ、スザンナ役を「高慢と偏見とゾンビ」のモーフィッド・クラーク、サロカ男爵役を「ハイ・ライズ」のジェームズ・ピュアフォイがそれぞれ演じる。

2016年製作/103分/G/チェコ・イギリス合作
原題または英題:Interlude in Prague
配給:熱帯美術館
劇場公開日:2017年12月2日

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(C)TRIO IN PRAGUE 2016

映画レビュー

4.0お元気な頃のウォルフィー

2024年9月20日
Androidアプリから投稿

大沢たかおさんにちょっと似てる俳優さん。大きな目が印象的なモーツァルトです。 ギョロ目と 大きな鼻です。 時おり「肖像画」にゾッとするほど似ている表情を見せてくれました。 映画は少々期待外れで星を減らしましたが、映画を観たあとに聴いたカーラジオからの「クラリネット協奏曲イ長調」。その馥郁さと多幸感には、もはや星など付けられません。 先の名作、あの「アマデウス」を超えるのは矢張り至難の業だったのでしょう。テンポが冗長ですし、脇役たちがどうにもならない大根だったのは残念。 「アマデウス」においては、モーツァルト本人は、軽薄にして度を超えた能天気さで物語を撹乱。後半では迫りくる自らの死と戦いながらの楽曲制作。彼は蒼白の、死相の出た形相でペンを握っていた。モーツァルトの最期の日々は、鬼気迫る演技だった。 他方こちらは、いまだ壮健で 作曲の仕事にも、社交にも、そして恋にも、乗りに乗っていた頃の“安定期"のモーツァルトです。 欧州中からの名声の誉をバックにして、創作と、旅行と、恋愛に邁進していた頃の彼です。 だから物語の進行もゆっくりで慌てていませんし、スリルも無い。モーツァルト本人についての見どころが希薄。 そこが、僕が星を減らした理由です。 けれども、 そんなモーツァルトであっても、我々が忘れてはいけないのは 上り調子でいまや絶高潮の彼も、実はたった35歳という耳を疑う早い死を迎えた人間だったということ。つまりプラハの「ドン・ジョバンニ初演」の後 4年で没したということですね。 もっとたくさん生きて、恋も、そして“鞘当て"もしていてもらいたかった。 けれどこんなに短くとも、これほどたくさんの天上の音楽を遺し、充実の人生を送ったところが、彼の天才であることの証でしょうね・・ モーツァルト 35歳 シューベルト 31歳 フォスター 35歳 メンデルスゾーン 38歳 滝廉太郎 24歳 本作、プラハの街や王宮での撮影です。やはりその街の空気や絢爛豪華な室内、そしてオペラ歌唱の音響を存分に楽しむためには、やはり劇場・映画館での鑑賞がベターかと思われます。 脚本と監督の采配が力足らずだったのですね、 せめては主人公だけでも、もっともっと突出して魅力的な人物として描かれていれば、観客側としては良かったのですが、 邦題を改題するならば 「サロカ男爵とモーツァルト」か。 とにかく男爵のキャラクターが最強過ぎ。 それ以外の全員が平均的で目立たず、凡庸な物語の運びで残念でした。 俳優、特にモーツァルト役が男爵には負けており、音楽にも追いついていない気がする。 エンドタイトルに流れるのは Laudate Dominium ラウダーテ ドミニウム K.339

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きりん

4.0プラハでのドン・ジョバンニ初演の史実に恋愛要素・三角関係を足して、まあ楽しめた

2022年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
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Kazu Ann

4.0アマデウスへのリスペクト

2022年1月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

アマデウスのリスペクトだと思う。ドン・ジョヴァンニをアマデウスとは別の解釈をしていると見た。見ていて、アマデウスと比べてもあらゆる点で遜色はないと見るが、一点だけ劣る点がある。アマデウスの後に撮られた映画だと言う事だ。つまり、アマデウスのあらゆる点から比べて 同等であっても、優れているとは言い切れないと言う事だと思う。でも、選曲も良かった良かったし、ストーリー展開も良かったかなぁ。ちょっと、こじつけだけれども。女性から見たら、多分腹立たしいと思うし。

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When I am 75♥️

3.5酔いしれた

2019年12月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

モーツァルトの曲が好きな人は楽しめるかな。

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medy

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