殺人者の記憶法のレビュー・感想・評価
全53件中、41~53件目を表示
予想外の展開にやらました!
殺人鬼が殺人鬼を追う異色のサスペンス。主人公の殺人者が認知症と言うのは、ありそうで無かったとても面白い設定。現在と記憶の場面を行ったり来たりしながらテンポ良く話が進みますが、主人公の記憶の確からしさに疑問符が付いた途端、筋を追っている観衆も何が本当か分からなくなり混乱に陥いること請け合いです。監督さんの術中に見事に嵌ってしまいました。脱帽です。
ソルギョング様に捧げる
タイトルなし(ネタバレ)
主人公がアルツハイマーで記憶が定かではなく、小説などではよくあるいわゆる「信用できない語り手」ものだけど、連続殺人犯であるって部分はハッキリしちゃってるのが斬新。前半はテンポよくぐいぐい話が進んで何度も話がひっくり返り、面白かったが、クライマックスの格闘が長くてダレてしまった感があった。しかし、オチは個人的にはけっこう好き。それにしても娘さんは可哀想。
娘のために
もどかしさの新たな手法
陰惨すぎて趣味に合わないかな
連続殺人鬼だった…という過去を持つ田舎町の獣医が、自身が認知症になったことで、周辺に新たに起きる連続殺人事件と自分の事件の過去に向き合う。男の一人娘が殺人に巻き込まれるのではないか…という不安を抱える一方、記憶ができないために日々の出来事を録音、パソコンの日記に残し続けても、記憶と現実の境界があいまいになっていく。そこに今起きている殺人事件の謎解きが絡む。
よくできた映画だと思う。今の日本でこんな映画は作らない、作れないでしょう。
毎度のことながら、韓国人俳優のアクションは肉体を使ったものも、車やガンファイト(本作ではほとんどないが)でも、日本のそれよりずっと迫力がある。
兵隊に行って、人殺しの訓練をスタッフや役者が実際にしてきているんだから、日本人はその点まったくかなわないだろう。
ただ、やはり叙情性、人間の心の部分の描き方が雑だ。
この映画も、主人公が殺人鬼になったきっかけはしっかり描いているものの、殺人を重ねた過去への説明が不足し、自分の娘に新たな殺人鬼の手が伸びる恐怖にどう向き合うのか、という点の描写がわかりにくい。
韓国映画初心者には結構しんどいか、逆に想像を超える良作と思うか…評価は二分されるんじゃないかな。
韓国映画を知らない人には見てもらいたい、と言いたいが、陰惨な内容は他人に勧めたいとは思わない。かなり厳しい評価とした。
もう一つかな…。
アルツハイマー患者の殺人者
竹林
本当の罰とは?
認知症になった人殺し。超観たいに決まってる! 恐ろしいのは罪を暴かれることより娘のことを忘れて殺してしまうこと。なんという悩み… 偶然出会ったもう一人の人殺し。いや、本当に奴は人殺しか?あの殺人は自分がやったのでは?記憶がなくなり自分が信用できなくなる。どんな理由があっても殺人は殺人。繰り返される「罰を受けるぞ」という台詞。本当の罰とは?認知症が進み最後に覚えていることとは?メメントを思い出した。
時に笑える痴呆症エンターテイメント
「殺人者の記憶法」の試写会に行ってきたー
*
面白かったなぁ
観る前は、重くて暗い話なのかと思っていたけ
いざ観たら、時折わらえるところもあって楽しめる作品だった
なにせ、主人公が痴呆症だから記憶があちこちに飛んでいくのだけれど、
逆にそれは何でもあり!ということであって
次にどんな展開を見せるのかわからないということでもある
正気のソル・ギョングは恐ろしい反面、記憶をなくしたソルのギョングにはユーモアがある
ソル・ギョングはそんな多面性のある痴呆症患者をとても事前ににやってのける
こんなに痴呆症患者を主人公にして、サスペンス色がありながら、魅せるエンターテイメント作品になっている映画はなかなかない
なぜ、彼は連続殺人犯になり
なぜ、痴呆症になったのか
その理由を考えてると切なくなる作品でもあった
全53件中、41~53件目を表示