劇場公開日 2018年7月27日

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「ネイティブアメリカンの闇」ウインド・リバー バニラさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ネイティブアメリカンの闇

2019年7月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

アイヌ民族と同じく、ネイティブアメリカンについては更に無知な自分がこの映画でその世界を垣間見ただけでも、とてつもなく悲しい。
少数民族は無くなってよいのか?そんなはずはないのに、消えていくのを待ってるかのように黙って見ている現在。
終わりのほうで父親が、教えてくれる人が居ないから自分でやった、という死化粧。
なんと貴重なものが消えていっているのか。
この映画は決して社会派ではないが、私の印象に残る場面だ。

事件の捜査の仕方は、保護居住区ゆえの不利な制約が多いが、その代わり、罰し方は胸がすっとする。
殺人事件で、一人しか殺してないから死刑に出来ない、前例無いし、とか言ってる日本の裁判がアホらしくなる。

バニラ