「【極寒のネイティブアメリカン保留地で起こった事件を苛烈に描く。「ボーダーライン」「最後の追跡者」で現代アメリカの暗部を描いて来たテイラー・シェリダン渾身の一作でもある。】」ウインド・リバー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【極寒のネイティブアメリカン保留地で起こった事件を苛烈に描く。「ボーダーライン」「最後の追跡者」で現代アメリカの暗部を描いて来たテイラー・シェリダン渾身の一作でもある。】
天から見放されたような土地に強制移住させられたネイティブアメリカンの境遇をベースに、様々な謎を提示しながら、この苛烈な物語は描かれる。
白い世界で行われる数々の行為は夢か幻か。
<テイラー・シェリダンは、現代アメリカに巣食う数々の問題
・メキシコ移民問題
・アメリカ西部、貧困層が抱える問題
・アメリカ先住民族問題
を過去の「ボーダーライン」「最後の追跡者」で描いてきたが、それを下地にブレる事無く、アメリカの暗部を抉り出した作品。
彼の優れた脚本の魅力が全面的に表れている作品でもある。
<2018年7月27日 酷暑日に映画館でセカンド上映にて鑑賞。
ヒンヤリした気持ちで映画館を後にした作品。>
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