「2020年代の日本映画界を牽引する」デイアンドナイト 空猫さんの映画レビュー(感想・評価)
2020年代の日本映画界を牽引する
のではないかという期待が湧いてくるような、新時代のドアが開く音が聞こえるような、ブレイクスルー的意義のある作品に思えました。
テーマの描き方や構成については、出来上がったものを初めて観た目には正直つっこみたくなるところがいくつもあるのですが、それは観る者の自由であって。それを上回る、作り手さんたちの挑戦心、意欲、熱意が感じられました。
早くもこの作り手さんたちの次作を観たい、2020年代の日本映画界を引っ張っていくのではないでしょうか?!
と、通ぶってますが、違うんです、難しい事言わずに、正直本作がもうちょっとチューニングされたりブラッシュアップされたら本当に傑作になったと思うからです。
おそらくビックバジェットではないところ、大きな絵作りをしているのを観ることに喜びを感じました。
テーマについて、根本的な共通認識を持てないまま唐突に浮かんできた命題のように感じられて違和感があったのですが、見終わる頃にはすごく考えさせられて自分なりの答えめいたことも思うことができたりして、映画体験としては上質だと思います。
なによりも強調したいのはキャストの絶妙な実在感。雰囲気があって良かったし、なにより阿部進之介があんなに素敵だとは聞いてなかった…音楽もよかった!
おススメです!
2019.2.3 2回目鑑賞 追記
2回目鑑賞で、作品の世界に入りやすくなったせいか没頭できました。細部へのこだわりを楽しむことができました。でも季節はやっぱりあまりわからない…笑
星を上方修正します。
コメントする