最初に父が殺されたのレビュー・感想・評価
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知ってはいたが映像で見えるとリアルですね
以前カンボジア人と付き合っていたこともあり、多分普通の人よりはカンボジアに関する歴史や記事やネット記事をたくさん読んだ。プノンペンとシェムリアップに3回行きました。と言う程度の知識を持って、映画を見ました。彼女はベトナム人を嫌っていましたが、ベトナム戦争が終わった75年以降、ベトナムとカンボジアの間で戦争みたいなことがあったと。そして中国毛沢東の影響を強烈に受けたポル・ポトが共産主義を強引に導入しようとして、文化大学名と同じく、余計なものは抹殺していた。都会の角辺から田舎の方や下方政策中国など全く同じくなるほどねーだ。知識としては知っていたことを映画とは言え作り物とは言え映像でこうやって見ると感心するところがままたくさんありました。以上は音声入力したのでちょっとおかしいところがありますが…
実話
子供の視点から描かれていて、戸惑い、悲しみ、でもその中でも生きようとする本能のようなものが伝わってきた。過去の明るいシーンとの対比、地雷のシーンなどセリフは少ないが、気持ちが伝わってきた。
今の中高年以上の方々の笑顔の裏に、辛い国の過去が重なる。
クメールルージュ、ポルポトの恐怖政治
アメリカ資本主義に対抗するべく生まれた、共産主義、その力が増すと、恐ろしい社会が、、、財産没収、強制郎等、はては大量虐殺、、、しかも同じ民族同士で行われた悲劇である。ナチスのホロコーストも、ドイツ人指示に従い、同胞を殺し続けたユダヤ人がいた。
同じ時代を生きているものとして、学ぶことは必要だと考えさせられた。
子どもの頃の感覚を思い出した
子ども目線からの戦争がリアルに感じられ、子どもの頃の感覚が思い起こされました。
何が起こっているのかはわからないが、その場に適応しようと必死になる子どもたちの純粋さと、その子ども達が成長し大人になると苦しむのであろうトラウマを経験させられていく様子がとても悲しい映画でした。
クメールルージュにポルポト政権、カンボジアは重い歴史を背負った国です。
多くの人に観ていただきたい映画です。
映画人の務め
個人評価:3.8
少女の一人称の目線で描かれている為、社会的な情報量は少ないが、当時の恐怖、悲惨さ、子供にまで平等に降り注ぐ悪が、リアルに描かれている。
映画としてはストレートな表現も多く、良作とは言えないかもしれない。しかし、当時のカンボジアで起きた悲惨な事実を、映画として記録に残し、人々が決して忘れない事実として歴史に刻む。
スピルバーグがシンドラーのリストでそうした様に、映画人の務めを果たしていると感じる。
本作でUNHCR特使である務めをしっかりと果たし、作品を通し世界の人々の意識をしっかり引き上げる事が出来ていると感じる。
アンジーの作品を私は支持する。
主人公に感情移入できなかった
アンジェリーナ・ジョリーのようなわかりやすい「ビッチ」は攻撃しやすいので否定的になりたくはなかったのだが、やはりこの人のヒューマニズムはお金持ちから見たヒューマニティなのかなあと感じた。「無力な小さい子供にとって戦争とはこういうものだ」ということを表現したかったのではと思うが、山の手のお嬢様だった主人公が「辛い、悲しい」と言っているのを観て逆に引いてしまった。灰色の殺伐とした生活の中で主人公の少女は、原理共産主義のクメール・ルージュに取り上げられた赤いドレスやお化粧をする母親に思いを馳せるのだが、そもそもクメール・ルージュが頑なにそういうものを否定するのは、少女の一家のような「金持ち」だけが富を独占し、大多数の国民はそれを持っていなかったからじゃないか、という風に見える。だから、平和な生活を懐かしんでばかりの少女より、贅沢を諦めてでも戦おうとする、二十歳にも満たないクメール・ルージュの女子兵士の方が、色んなものを捨てて、色んな痛みを感じてきたのではないかと、そちらに感情移入してしまった。
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